前回の続きです。次はVer.5用の収益性スクリーニング条件式です。
・ROIC(([DL・営業利益(0)]*0.58)/([DL・株主持分(-1)]+[DL・有利子負債(-1)]))*100
ROICについては定義がいろいろあるのですが、私は"NOPLAT/(株主資本+有利子負債)"としています。資本調達コストに対する本業の収益率がおおまかに確認できればいいと考えていますので、資本コストがかかっている有利子負債と株主資本の合計値を分母とした税引き後営業利益率がある程度(私の場合10%以上)の数値であれば良しとしています。ちなみに、この条件式では有利子負債ゼロの会社については、ROEと同じ数値が出てしまうのですが、それはそれでいいかと思っています。
・ROA([DL・経常利益(0)]*0.58)/[DL・総資産(-1)]*100
本来であれば、
[DL・当期利益(0)]/[DL・総資産(-1)]*100
とすべきでしょうが、PERの条件式同様、特別損益を除外した純利益でROAを算出しています。基本的にはROA7%以上を基準にしています。
・ROE([DL・経常利益(0)]*0.58)/[DL・株主持分(-1)]*100
ROEもROA同様、特別損益を除外して算出しています。ROE15%以上を基準にしています。
・営業利益率[DL・営業利益(0)]/[DL・売上高(0)]*100
そのままです。会社予想の今期売上高と営業利益を使って、予想営業利益率を算出しています。OR条件で、営業利益率が高い(20%以上)会社があればピックアップするようにしています。
次回は、上記以外にスクリーニング結果画面に同時に表示させると便利な項目などを書いてみようと思います。
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ん~自分、基準ソックリっす( ´ー`)ノ
ただ自分の場合ROIC10%以上ではなく営業利益率10%以上として縛ってます。
保有会社の微妙な違いはここで出てたんですなぁ。
ピックアップ後は1社1社事業内容・拡張意欲・市況依存度なんかを考えながら決めちょります。
実際、スクリーニング後の頭の悩ませ方が難しいと思ってますね。
ちなみに万年割安株の場合の乗り方はまた別個に考えてやってます。
基本的な基準はKAPPAさんのEBIのパクリなんですけどね(笑。ちょっとした基準の違いでピックアップされる銘柄がかなり変わってきそうなので、スクリーニング派の人の銘柄選択の違いはそこら辺にありそうです。
ナベさんの言うとおり、問題はスクリーニング後の銘柄選びなんですよね。定期的にスクリーニングしていると、万年割安株と株価上昇でスクリーニングからもれていく銘柄の違いがなんとなく見えてきそうなんですが、私にはまだその違いがどこにあるのかなかなかわからないです。
どちらにしても、スクリーニングが万能というわけではないと思っていますので、問題はその先の銘柄選択のセンスだと思ってます。
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