『無趣味のすすめ』読了。購入せずに図書館から借りてきました。
アマゾンの書評でも書かれていましたが、字がデカイ。厚さと値段の割りに活字量はとても少ないです。ということで、購入するのはちょっともったいないでしょうか。文庫で500円くらいなら買ってもいいですけど。
内容はいつもの村上龍のエッセイとほとんど同じ。なのですが、私は惰性でつい読みたくなってしまいます。面白かったのは、村上龍の村上春樹に関する記述。
わたしはよく村上春樹さんとライバルだと言われる。春樹さんの作品と、海外での高い人気には常に敬意を払っているが、別にライバルとは思わない。春樹さんもたぶん同じ思いだろう。
村上春樹のWikiの記述によると、
村上龍は学生時代、村上春樹の経営する「ピーター・キャット」に通っており、デビュー前からの顔見知りであった。初期には互いのエッセイで頻繁に言及しあっており、1981年には対談集『ウォーク・ドント・ラン』を出版している。以前は猫を譲ったりするような間柄であった。
とのことで2人は古くからの面識があったようですが、現時点で村上春樹が村上龍をどう評価しているのか気になります。2人の対談集も読んでみたくなって
アマゾンで検索したのですが、アホみたいな価格が付いています。
あと、このエッセイ集の中で、バフェットの名前が出てくるくだりがあります。村上龍の最近の活動からすれば、バフェットの名は普通に出てきておかしくないと思うのですが、村上龍の文章でバフェットの名前が出てきたのはこれが初めてのような気がします(すべでの文章に目を通しているわけではないので間違えているかもしれませんが)。
- 関連記事
-