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貸株サービスの利用をやめました

 私は保有している株式をすべてSBI証券の特定口座に入れています。今年7月からSBI証券でも貸株サービスが開始されたので、あまり深く考えずに「新興市場株で1%も金利がつくならラッキー」くらいの気持ちでこの貸株サービスを利用していたのですが、リーマン・ブラザーズ破綻のニュースを見て、果たしてこのまま証券会社(とその貸出先)に、私の大切な金融資産を預けてしまっていいのか考え直してみました。

 SBI証券の貸株サービスに関する「重要事項」をきちんと読んでみると、貸株サービスを利用するということはSBI証券に無担保でお金を貸すようなもので、貸株サービスを利用する場合の最大のリスクは、直接の貸出先になる証券会社の信用度にあるということがわかります。

・当社(借入者)の信用リスク
貸株サービスご利用にあたり当社と締結いただく契約は「消費貸借契約」であり、無担保契約になります。したがいまして、お客様は当社が倒産した場合などの信用リスクを負うことになります。
・当社(借入者)からの貸出先に対する信用リスク
貸出先に万一のことがあり、株券が返却されない場合、当社があらかじめ貸出先から確保している担保で株券を調達し、お客様が貸出していた株券をすべて返却いたしますが、その場合でも返却が難しい場合には、基本契約書に定められた遅延損害金としてお客様にお支払をすることになります。その場合には、株主として得られる権利(株主優待、議決権等)に相当する内容は、その保証対象とはなりませんので、予めご了承ください。
・投資者保護基金の対象とはなりません
お客様が貸出す株券は通常の保護預りとは異なり、証券会社が自社の資産とお客様の資産を区別して管理する分別保管の対象とはなりません。したがいまして、当社が倒産した場合などに投資者保護基金による保護の対象とはなりません。


 そこで、SBIホールディングスの社債の利回りと格付を調べてみると、こんな感じになってました。2005年から2006年にかけて発行された無担保社債の利率が1.23~2.08、また、格付はJCRR&Iともに"BBB"となっています。格付"BBB"の定義を詳しく見てみると、「債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来債務履行の確実性が低下する可能性がある」(JCR)、「信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。」(R&I)となっています。

 多少乱暴に、SBI証券の貸株サービスを利用することと、SBIホールディングスの無担保社債を買うことをほぼ同義と考えてみると、利回りでは無担保社債のほうが若干有利で、しかも格付は"BBB"(どこまで当てになるのかわかりませんが)ということで、どう考えても貸株サービスが私にとって有利な取引とは思えません。

 また、SBI証券は多少強い風が吹けばすぐに飛んでしまいそうなディスカウント・ブローカーに過ぎないでしょうし、SBIホールディングスについても、その子会社が提供する金融サービスはいくつか利用していますが、少なくとも自分が投資しようと思えるほど魅力的な会社ではないように思います(ちょっと失礼な言い草かもしれませんが・・・)。

 この貸株サービスというもの、あまり神経質に考える必要はないのかもしれませんが、万が一ということ(というか、アメリカでは大手投資銀行が簡単に破綻しているということ)もありますし、金融機関としてのSBIグループに特段の信用を置いているわけでもないので、念のために貸株サービスの利用は停止しておくことにしました。
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[ 2008/09/22 18:37 ] 投資 | TB(0) | CM(12)

こんにちは。
私も同様にマネックス証券の貸株サービスの利用を止めました。
やばそうになったら、その時に止めればいいでしょうと、安易に考えていましたが、リーマンやAIGの急転直下っぷりを見てしまうとちょっとそれは無理だと感じてしまったもので。。。
[ 2008/09/22 19:34 ] [ 編集 ]

結構、リスクが高いものなのですね。

今回の記事を読んで、初めて、貸株サービスの詳細を知りました。結構、リスクが高いものなんだな、というのが率直な感想です。

僕は「よく分からないものには投資しない。」のルールに則り、貸株サービスは利用していませんでした。
[ 2008/09/22 21:28 ] [ 編集 ]

>じゅん@さん
こんばんは。じゅん@さんのブログはこっそり拝読させていただいておりました。コメントありがとうございます。

貸株って、冷静に考えると怖いですよね。今のアメリカの状況を見ていると、いくら金利がもらえるとは言え、自分の財産を信用できない人に預けることに、どうも抵抗を感じるようになりました。

ネット証券などにとっては、手数料収入が減りつつある現状では、貸株金利の逆ザヤなどでも利益を捻出する必要があるってことなんでしょうね。コワイコワイ。

>のっぽさん
いやいや、素晴らしい。さすがに賢明な選択をなさっていますね。私なんて何にも考えず、ただ「金利がもらえてラッキー」なんて軽いノリで貸株サービス申し込んでましたから(笑。今になって冷静に考えると恐ろしい限りです。
[ 2008/09/22 22:44 ] [ 編集 ]

貸株サービス、うわさには聞いてましたがそこまで正直調べていませんでした。
ぼくもItoさんと同様、1%も金利がつくなら預けてもいいかなと思っていたんですが。
そういう仕組みだったんですか。
やっぱり自分できちんと考えないとだめですね。
企業分析ばかり楽しんで、そういうところが弱いんですよね~。
[ 2008/09/22 22:47 ] [ 編集 ]

>Meeさん
私もリーマンショックまでは何も考えていませんでしたし、調べもしてませんでした。

美味しい話にはそれなりのリスクがあるってことなんでしょうね。金融の世界は騙し騙されで(自分が勉強不足なだけですが)奥が深いです(笑。
[ 2008/09/22 23:03 ] [ 編集 ]

ありがとうございます

Itoさん、はじめまして。
なんとなく、リスクは知っておきながらも
SBIに貸株やっています。
リスクを再認識しました、預ける資金の制限を決めるなりして、考えなおしたいと思います。
ありがとうございます。
あと、こういう時期こそ、グレアムの教えが役に立ちそうですね。
[ 2008/09/23 01:30 ] [ 編集 ]

おっと。御存知なかったんですね。

このほか、貸株には
(1)貸株料及び貸株対象銘柄に係る配当金相当額は雑所得となり総合課税(分離課税である通常の利子・配当と異なり、給与所得と合算となるので確定申告が必要。また配当控除の対象外)
(2)議決権行使及び優待受取ができなくなる
といったデメリットもあります。

いろいろな観点から検討した上での御利用をお薦めします。
特に特定口座(源泉徴収あり)を利用している方、貸株料や配当金相当額など給与所得以外の収入が20万円を超えると確定申告の必要がありますのでお忘れなく。
[ 2008/09/23 08:07 ] [ 編集 ]

>あつまろさん
はじめまして。こんな状況だから細かいリスクにも敏感になっていますが、本当のところは普段から投資にまつわるリスクについてはもう少しよく考えておいたほうがいいのかなと思ったりしています。

グレアムの投資手法はともかくとして、投資とういう行為についての根本的な考え方は、多分今でも充分通用するのではないかと思っています。


>空色さん
補足ありがとうございます!

貸株料、配当金相当額の確定申告と議決権行使については、一応承知していましたが、個人的にはそれほど大きな問題ではないかなと思って、このエントリでは触れていませんでした。

いずれにしても、貸株サービスの利用についてはメリット・デメリットと、そのリスクをしっかり考える必要がありますね。
[ 2008/09/23 09:46 ] [ 編集 ]

自分もリーマンショックの一報を見て、即断しました。
どっかが破綻するようなら止めようと元々考えていたので、結構躊躇いなく動けました。

何だか最近投資スタンスがメチャクチャなんですが、これだけはまずまずの判断だったかなと思っています。
[ 2008/09/24 19:14 ] [ 編集 ]

>ウーモンさん
やっぱりそうですよね。この状況で証券会社に持株全部預ける度胸はないです・・・。SBI証券、「10/31(金)までキャンペーン金利を延長いたしました。」なんてお知らせ出してますが、ムリムリ。

ところで、私も首相、藤川ゆりに一票。
[ 2008/09/24 22:51 ] [ 編集 ]

こんばんは

うさみみも以前貸し株を検討しましたが、結局パスしてます。
個別株投資すらしないのに、貸した会社の信用リスクを取るのは馬鹿げているというのが結論でした。

メリットが大きいだけに迷ったのですが、それをするならそこの株を買うでしょうというくらいでないとなんて考えたり。

うなずきながらよませていただきました(^^♪
[ 2008/09/25 23:08 ] [ 編集 ]

>うさみみさん
> それをするならそこの株を買うでしょうというくらいでないとなんて考えたり。
そうなんですよ。これこれ。その証券会社の株も買えないのに、その会社の信用リスクまで背負って、たった0.5%前後の利回りではやってられませんよね。
[ 2008/09/25 23:14 ] [ 編集 ]

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