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友人のお薦め小説、読了しました。小説を読むのは久しぶりです。
浅田次郎といえば、『鉄道員』の作者というくらいしか関心がなく、歴史小説を書いていることも知りませんでした。この小説は中国・清朝末期を舞台にした歴史小説で、
Wikiによれば「著者の最高傑作」と言われているようです。私は大学時代に東洋史を専攻していたのですが、清末の歴史には疎く、登場人物についても名前を知っているくらいでその事跡を詳しく知らなかったのですが、それでも楽しく読めました。やっぱり面白い小説はいいですね~。久々に本で夜更かししました。
冒頭の科挙のシーンが、どこかで読んだことのある内容だなぁと思ったのですが、巻末に参考文献の一覧が載っており、どうやら出典は
宮崎市定先生(東洋史を勉強していれば、おそらく宮崎市定先生の本は一通り読まされることになると思います)の『科挙』だったようです。参考文献の中には他にも読んでみようかと思う本が何冊かあったのですが、他にたくさん未読書があるので止めておきました。ちなみに、作中では柴少佐が戊辰戦争の会津での戦いを経験しているように書かれていますが、
柴五郎の自伝によればそれは間違いだったと思います。
ともあれ内容はとても面白く、特に
西太后のひととなりについては、悪く書かれることが多いので、この小説の西太后像は新鮮でした。他にも色々と感想はあるのですが、とりあえず読んでみぃといった感じでしょうか。続編もあるようなので、そちらにも興味があります。
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読みましたか。
わたしは、物語の誰かの主観に入って小説を読むタイプ。
それは主人公とは限らないのですが、これは、「春児」になってました。
Itoさんは、知識を得る(学習?)ように小説も読むのね。
おもしろい。
読み終わりました。ありがとう。
僕も普通の小説ならそれなりに登場人物に感情移入して読みますよ。でも、歴史小説だけは、昔からのクセで時代背景やら登場人物の事跡を勉強するように読んでしまいます。
早速『中原の虹』の1巻を図書館から借りてきました。面白そうなら2巻以降を買ってみようかなと思ってます。
こんばんは~
先日はブログへのコメント、ありがとうございました。
私は王逸(今、手元に本がないので、確認できませんが)が好きです。
この小説を読むと、絶望の中からも、フツフツと希望が湧いてくる感じがします。
浅田次郎の『プリズンホテル』は、サクッと読める、漫画のようですが、これも好きです。
ちなみに私は、登場人物、しかも脇役に恋をするタイプです(((^_^;)
>ヌマさん
こんにちは。
王逸、登場するシーンは少ないですけど、カッコイイですよね。僕も渋い脇役系は結構好きです。
『プリズンホテル』、図書館で探してみます~!
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