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『投資の科学』

 『投資の科学』読み終わりました。実用的かどうかは別として面白い内容の本でした。
投資の科学 あなたが知らないマーケットの不思議な振る舞い投資の科学 あなたが知らないマーケットの不思議な振る舞い
川口 有一郎 早稲田大学大学院応用ファイナンス研究会

日経BP社 2007-02-22
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 30篇の短いエッセイからなっており、前から読んでも後ろから読んでも、真ん中から読んでも面白いです。ただ、投資以外の様々な分野の専門的研究に関する知識と投資を結びつけて書かれているエッセイなので、内容が難しい(奥深い?)ように思います。この本を読んだからといって、そのまま今の投資のリターンに結びつくとは思えないのですが(そういう意味で実用性があるかどうかわかりません)、内容はとても興味深いので一読の価値はあると思います。

 私のお気に入りは、25章「確立と経験-投資におけるファットテールについて」です。ここでは標準的なファイナンス理論に良く出てくる正規分布という概念でマーケットを捉えることの限界について書かれています。この本によれば、「実際のマーケットでは、正規分布が示す確立よりもかなり頻繁に極端な価値の変動が起きている(ファットテール)」とのこと。すなわち、標準的なファイナンス理論では説明できない例外的な出来事が、実際のマーケットでは起こりえるということになります。マーケットを完全に理論的に把握することはできないという考え方に基づけば、もしかしたら個人がマーケットに打ち勝つ可能性はあるのかもしれません。

 また、この本の第4部で何度かでてくる「群集」や「集団の能力」については以前紹介した「みんなの意見」は案外正しい』に詳しく書かれており、こちらを読むともっと理解が進むと思います。個人的には、「合理的な個人の判断により形成される市場は合理的」というより、「非合理的な個人の間違った判断が相殺されて市場が合理的になる」という考え方のほうがが理に適っているように思っています。
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[ 2007/08/11 14:21 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(4)

投資の科学

面白そうですね。
図書館で予約してみようかなっと。
[ 2007/08/11 17:34 ] [ 編集 ]

>水瀬さん
結構高度な内容のエッセイもあり、理解できない部分もありますが、読んでおいて損は無い本だと思いますよ。

この本を読んでいろんな考え方があるんだなぁと感心してしまいました。
[ 2007/08/11 23:40 ] [ 編集 ]

この本は今年、読んでみた投資本の中でベスト10には入りそうな一冊です。
ほ~んと実用性があるかどうかわからないけれど一読の価値はありますね?
あまりない切り口の投資本です。
[ 2007/08/12 06:35 ] [ 編集 ]

>とよぴ~さん
今年はいい投資本が少ないように思うのですが、気のせいでしょうか?

私もこの本は今年読んだ投資本の中で一番気に入ってます。
[ 2007/08/12 10:17 ] [ 編集 ]

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