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『半島を出よ』

 最近小説や健康本ばかり読んでいて、投資関連の本はほとんど読んでません。投資の勉強や四季報スクリーニング・銘柄発掘に費やす時間がすっかり減ってしまい、ブログを書くのも億劫になりつつあります。こういうときのほうが成績が良かったりするのが皮肉ですが・・・。

 ということで、久しぶりに読んだ小説の感想でも書いてみます。
半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)
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半島を出よ 下 (3) (幻冬舎文庫 む 1-26)半島を出よ 下 (3) (幻冬舎文庫 む 1-26)
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 この本は2005年に発刊されてすぐに読んだのですが、最近急に読みたくなり、約2年ぶりに本棚から取り出して読んでみました(追記:最近文庫版も出ました)。当時は村上龍の久々の大作ということで、テンション高めで一気に読んでしまい、あまり細かい部分までちゃんと読んでなかったのですが、今回はゆっくりと読み直し。で思ったのが、一回きりしか登場しない人物が比較的多く、結構無駄な部分が多いということ。この小説は北朝鮮や国内の危機管理体制など、いろいろな取材を行って書かれたようなので、それを無駄にしないように内容を詰め込んだような印象を感じました。特に上巻は半分くらい無くても充分読めるような気がします。

 また、改めて気になったのが作中の近未来の日本の姿です。2007年に米国と北朝鮮が核放棄を条件に日本を無視して相互不可侵条約を結んでおり、その後はドルと円の暴落、国債の暴落とインフレ、預金封鎖などによる日本経済の凋落などが描かれています。2007年の今現在、北朝鮮の核放棄は現実のものとなりそうな気配ですし、それ以降の円や国債の暴落は近い将来あってもおかしくないように感じてしまいます。日本経済が破綻することを予想している人は結構多いように感じますが、大半の人はこのままの状態が続くと考えているのではないでしょうか。この想像力の無さがかえって危険なような気もします。

 ちなみに、作中では国内の預金封鎖だけでなく日本人の海外資産も凍結されており、国際分散投資で日本が破綻しても大丈夫だと思っている人の大部分も、政府がなりふり構わぬ政策を実行すれば何の意味も無いということになっています。国家って怖いですね・・・。
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[ 2007/07/08 11:41 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

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