さて、やっとのことで(ほぼ)読み終わった司馬遼太郎の長編のお勧めベスト5を発表~。
1位 『菜の花の沖』商人(かつ船乗)が主人公ってのがいいです。お金儲け万歳!
・・・というのは冗談で。
司馬遼の長編と言えば、主人公が悲劇的かつカッコよい死に方をするのが常(?)ですが、この作品の主人公、高田屋嘉兵衛はちゃんと天寿を全うしております。
また舞台がいわゆる幕末でも戦国時代でもない江戸末期ってのも通好みかも。
2位 『坂の上の雲』こちらも上に同じく、舞台は幕末でもなく戦国時代でもなく明治。
明治時代については、歴史の教科書で習った程度の知識しかなかったので、私にとっては新鮮でした。
日露戦争ってのは、明治維新の一つの終着点だったんですね。
また、同時にその後の愚かな歴史の始まりでもあったと。
3位 『関ケ原』&『城塞』ちょっと反則ですが、2作セットで3位です。
石田三成も島左近も後藤又兵衛も真田幸村もカッコいいのですが、両作を通じての裏主人公ともいえる家康の悪者っぷりが秀逸です。
4位 『竜馬がゆく』説明不要の名作でしょう。
若いうちに読んどきましょう。
5位 『花神』&『峠』またまた反則ですが、2作セットで5位です。
大村益次郎と河井継之助の極端な性格と才能が素敵です。
『竜馬がゆく』を卒業したら是非この2作を読みましょう。
ああ、かなり「司馬史観」に侵されてる感じ・・・。
- 関連記事
-
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://quai62.blog15.fc2.com/tb.php/61-39c0f0b2
関ヶ原
政治的駆け引きから決死の戦闘まで。東西両軍を通して関ヶ原合戦を描く長編
[2005/07/20 21:51]
URL
司馬遼太郎を読む
城塞
大坂冬の陣、夏の陣を軸に、戦争に至る過程から落城までを描いた長編
[2005/07/20 21:51]
URL
司馬遼太郎を読む
最近久しぶりに「坂の上の雲」を読んでるんだ。
ども!今回はKazooがネットにしばらくつなげなくなったため、オレもちょっとポップアート的なことを書こうかなあって思ってます。 あ、そうそう!またまたLivedoor Rankingで82位になったよ!皆さんのおかげだね。ありがとう! さて、オレはKazo...
[2005/12/14 21:55]
URL
音楽業界をぶっ飛ばせ!!