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久々に『
銀河英雄伝説』本編全編を読了。確か初めて読んだのは高校時代だったと思います。その後も学生時代に何度か読み返した記憶がありますが、今回は10年ぶりくらいに読み返してみました。
初めて読んだときは毎巻ワクワクしながら読んだのですが、さすがに年をとったせいか、文章や台詞の陳腐さが多少引っかかって、若い頃に読んだ時のような感動は少なかったです。とは言え、やはりストーリーは面白く、追加で外伝全巻も購入。著者の田中芳樹氏は最近中国の歴史物を多く書いており、そのうちの何冊かは読んだことがあるのですが、一番面白いのはやはりこの作品かなぁと思います。(2/16追記:文庫版が再刊されています)
次に読んだのはこれ。
どうしてもハードカバーのエッセイを定価で購入するのはもったいない気がするので図書館で借りてきました。テレビ東京の「
カンブリア宮殿」内の
ミクロの決死件の元ネタになったエッセイだそうです。「カンブリア宮殿」は毎週ほぼ欠かさず観ており、ミクロの決死件も結構楽しみにしているコーナーだったので、この本もスムーズに入り込めました。個人レベルのくだらない質問や愚痴に村上龍がちゃんと回答していることに少し感動してしまいました。
面白かった質問と回答をいくつかご紹介。
Q:20代のデイトレーダーが300万円を数億円に増やしてた、なんて記事を読むと、コツコツ働くのがバカらしくなります。
A:(前略)そもそも、デイトレーダーがラクにお金をもうけている、というのは正しくないです。金融機関を辞めてデイトレーダーになった人も多いし、他人には無い金融・経済・歴史などの情報や知識、それに直感力が必要な世界です。いろいろ考えたらコツコツ働くほうが合理的だという人のほうが圧倒的に多い。
デイトレーダーの多くは、自己資金に上乗せする形で「レバレッジ」という呼び方の方法を使って何十倍の額の信用取引をしている。だから何億円も儲かる人も出てくるわけだけど、逆に思わぬ経済変動があったりして、ちょっと思惑を外れると巨額の借金ができることになる。それだけのリスクをとっているのだから、ストレスが大きいと聞きます。
そういったことを考えると、コツコツ働くことをバカバカしく感じるのはそれこそバカバカしいと思うんです。
Q:わたしだけに限らず、職場にはうつっぽいひとが増えているような気がします。このまま仕事を続けてもいいものか、悩んでいます。
A:(前略)もしプチうつというのが増えているなら、やはり仕事や会社の人間関係に問題があるから、「ここはちょっと休みなさい」ということであったり、もう1回周囲を見渡したり、将来のことを考えたりして、会社でいまのままやっていいのかどうかを考えさせる方向にその人を導いていると考えることができます。(中略)さっさと辞めることも含めて、考えた方がいいと思います。
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