パーシャル・オーナーでこの雑誌が紹介されていて、気になったので読んでみました。
内容的には今まで読んだ本のおさらいと言った部分が多かったです。投資信託の見えにくいコストについて、無駄な保険について、専門家の言うことは立場によって変わるので信じてはいけない、節約の大切さについて、資産運用とローンの返済について、などなど・・・。お金・資産運用に関する知識(金力)による格差社会が生まれるであろうという前提で記事が書かれているのですが、これらを読んでいると橘玲氏の「金融リテラシーが不自由な人たち」という言葉を思い出します。
他に面白かったのはジェイコム株誤発注で有名になったBNF氏のインタビューでした。2006年4月時点の資産は130億円。これだけあったらもう遊んで暮らせるはずですが、本人曰く「もう中毒なんですね。大損でもしない限りやめられない。」とのこと。モチベーションがカネではなくトレードの刺激なんでしょうね・・・。
また、その他にも野村證券や新生銀行、三井住友銀行等の新聞広告の内容をぶった切ったり、マネー誌のすべての推奨(紹介)銘柄のその後3ヶ月間の騰落率を追っかけて順位付けするなど、なかなか面白い内容でした。しかしこの内容では、この雑誌で2度と金融関係の記事は書かれないかもしれません(笑。
他にも竹田和平氏、澤上篤人氏などのインタビューや、意外な人物(某有名スポーツ選手)の資産運用方法の紹介など、かなり盛り沢山な内容でなかなか面白かったです。
最後に。パーシャル・オーナーの角山氏の紹介では、金融関係の広告がまったくないとのことでしたが、確かにその通りでした。広告は一番初めの東京電力の広告2ページだけです。次回vol.2は「東京 土地のグランプリ」という内容で、東京の町の魅力と実力を丁目単位で格付けするそうです。気合入ってますね~。
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投信の管理手数料、10年で14%値上がり
ここのところ、投資信託の「販売手数料」の方は無料化が進んでいると報じられていましたが(関連記事)、残念なことに、「信託報酬」の方は逆に上がっているようです。【NIKKEI NET 2006/6/25より引用】投信の管理手
[2006/06/25 10:52]
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梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー