機関投資家のバリュー投資系書籍ということで、2冊まとめて読んでみました。
感想は箇条書きで。
・バリュー投資の説明はグレアム、バフェット、ピーター・リンチ本の内容そのまま。
・『ウォール街のランダム・ウォーク』じゃなくて『ウォール街のランダム・ウォーカー』だよ。
↑これは間違いです。1993年版は『ウォール街のランダム・ウォーク』でした。失礼しました。
・持株制度を薦めるのはリスク管理の面で、どうかと思う。
・著者の1日の紹介はいらないと思う。内容がイタ過ぎる。 どうも内容が薄いような気がします。プロの証券アナリストより、優秀な個人投資家の方が勉強熱心なのではないかと疑問を感じました。
次はコレ。
タイトルはかなり怪しげでしたが、『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ』シリーズの安間伸氏ご推奨という事で読んでみました。
感想は箇条書きで。
・健全なB/Sを持つ小型低位株への投資という事で好感。
・IPO、人気株には手を出さないという点に好感。
・売り買いの基準がしっかりしている。
・株式投資を行う上で必要な精神力(胆力)の重要性に触れている。 総合的に見て、『バリュー投資再入門』よりいい内容だと思います。
どちらの本も2~3時間もあれば読めますし、立ち読みでも概要は掴めると思います。あえて買う必要は無かったかなぁと後悔してます・・・。
- 関連記事
-
ハズレに当たっちゃったようですね (^^;
たくさん読んでいれば、そんな事もたまにはありますよ。
ちなみに、ウォール街のランダム・ウォーカーですが、昔の版では、『ウォール街のランダム・ウォーク』という名前で出版されていた版もあるようですよ。
いい加減、『証券分析』読めよ!と自分に対して思うんですが、ついつい軽い本ばっかり読んでしまいます。
「ランダム・ウォーク」と「ランダム・ウォーカー」の件、本の最後にお薦め本一覧に出版年が出ていたのでアマゾンで確認してみたら、
1993年版『ウォール街のランダム・ウォーク』でした。記事訂正しておきます。さすがは水瀬さん!ご指摘ありがとうございます。
あそびにきました。
人気株に手を出さないというのは、私も同感です。
まだまだ、自分での銘柄選びに自信のない私ですが、いつかこんな本を書けるようになってみたいものです。
また、遊びに来ます。
人気株に手を出さないのはいいですが、一向に持株の株価下落が止まりません(笑。 って笑ってる場合ではないんですが、放置するしかないので黙ってフテ寝してます。
今後ともよろしくお願いします!
現役外資証券マンというのに魅かれたので、私もブックオフで300円だったので買っちゃいました。
で、推奨銘柄を自分で調査してみたのですが、正直?でした。
私のレベルじゃわからないのかも知れませんけど、特に割安だと思わなかったんですよね。
利益剰余金の多さを見ろと書いてありますけど、負債多ければ結局同じだろ。とか正直、?な部分が多かった本です。
こんばんは。
推奨銘柄に関しては私も同感です。基本的に
”推奨銘柄”という単語自体に拒否反応を持ってしまうので、この部分は殆ど読み飛ばしでした。
「推奨銘柄」や「この銘柄で儲けた!」って部分で書いてることと、前半で書いてる銘柄選択基準である、キャッシュ・リッチで無借金、豊富な利益剰余金(継続した利益実績)が微妙に矛盾してたりしますしね・・・。
結局は自分でしっかり調査して考えて判断することが大事だと思ってます(と言いつつ色々な投資本に影響されまくってますが・・・)。
コメントの投稿