『グーグル - Google 既存のビジネスを破壊する』を読了。
前回読んだ『ウェブ進化論』が、インターネットの将来における光の部分に焦点を当てた本であるとすれば、この本はネットにおける闇(Googleもしくはそれに代わるネット上の権力の登場)を描いています。
前半部分では、実際に起こった事例をもとに、Googleによってもたらされた既存のビジネスの破壊と再生を描きつつ、Googleがいかにネットの世界を牛耳っていったのかが描かれており、後半部分ではGoogle(的なもの)が権力と結びつく、もしくは自身が権力となることによってもたらされる可能性がある新しい「権力システム」の到来を予想しています。
思えば私自身も数年前から何か調べるときにはGoogleを利用しており、気付けはGoogleがブラウザのデフォルト画面になっていました。今ではGoogleのTOP PageをカスタマイズしてNewsをチェックしているし、Google AdSenseを利用して広告収入を得て(ほんの僅かな金額ですが)、このブログをGoogle Sitemapに登録しています。便利だから自然にそうなったのですが、よくよく考えてみれば私のネット上の情報はほとんどGoogleに提供してしまっています(しかも自分から)。よくよく考えると恐ろしいことかもしれません。
なんだか最近Web2.0やGoogle(的なもの)に興味が移ってきて、普段チェックしているブログも投資関係のブログに加えてWeb2.0に関するブログが増えてきました。
次はこの2冊を読もうと思っています。
でもさすがに本代を使いすぎて金欠なので、図書館で借りることにしました。ただいま予約で順番待中。
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) 佐々木 俊尚 文藝春秋 2006-04売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools ★★★★★★★☆☆☆よし!!今日も更新です(笑)今日は、初めて一人で営業に行ってきました。
[2006/05/26 00:31]
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