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『戦艦大和ノ最期』

最近書いてなかった本ネタです。
ずっと読もうと思って図書館に予約を入れていた本を、先週やっと借りることができました。

『戦艦大和ノ最期』 吉田満著 講談社文芸文庫
戦艦大和ノ最期戦艦大和ノ最期
吉田 満

講談社 1994-08
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学徒出陣で戦艦大和の最後の特攻出撃に参加し、生還した著者が終戦直後に文語体で書いた、大和最後の出撃から沈没、生還までの記録です。

特攻作戦のため、片道分だけの燃料を積んで出撃した大和の船室で、兵学校出身の仕官と学徒出陣の仕官が、「ただ、国のために死ぬこと」、「それだけでは納得できない、自分が死ぬことの意味とは何か?」という内容で論戦する場面があります。この場面での臼淵大尉の台詞をそのまま引用します。

「進歩ノナイ者ハ決シテ勝タナイ 負ケテ目ザメルコトガ最上ノ道ダ 日本ハ進歩トイウコトヲ軽ンジ過ギタ 私的ナ潔癖ヤ徳義二コダワッテ、本当ノ進歩ヲ忘レテイタ 敗レテ目覚メル、ソレ以外二ドウシテ日本ガ救ワレルカ 今目覚メズシテイツ救ワレルカ 俺タチハソノ先導ニナルノダ 日本ノ新生二サキガケテ散ル マサニ本望ジャナイカ」



死ぬとわかって出撃した将来有望な学生たちが、自身の死を直視した上で客観的な視点でこれだけのことを考え、なおかつ自分の責務を淡々と果たしつつ戦死していく姿が、逆説的に戦争の悲惨さを物語っている気がします。
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[ 2005/05/30 00:00 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

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