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『投資家から「自立する」投資家へ』

図書館から借りてきた、『投資家から「自立する」投資家へ-企業の真のPERを知り、それに打ち勝つ自分をつくる』を読了。
投資家から「自立する」投資家へ~企業の真のPERを知り、それに打ち勝つ自分をつくる~投資家から「自立する」投資家へ~企業の真のPERを知り、それに打ち勝つ自分をつくる~
山本 潤

パンローリング 2003-12-20
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最近お小遣い不足で、5000円以上の本は出来るだけ図書館で借りるようにしています。

内容を要約してみましょう。

・PERの"E"は往々にして企業に操作された虚構の数字である。これを暴くためには決算書から本当の財務状況を把握する必要がある。

・PERの"P"は上記"E"の変化に連動するが、"E"の変化や景気循環により、"E"以上にドラスティックな動きをする。

・"U(自分自身)"について。人は必ず失敗する。誰も株価が下がると思って株を買うわけではないが、実際は多くの場合、株価は下落するものであり、誰も失敗は避けられない。だからリスク管理が大切である。

・リスク管理では、「損切りは早く、利食いは遅く」、「不人気株(割安株?)を買う」ことが重要。

・投資家として自立するための条件
 ①「損を受け入れる」「人のせいにしない」という主体性を身に付ける。
 ②リスク管理の基本を学ぶ
 ③リスク管理を実現できるシステムの提供
 ④投資手法(手法は無数にあり、もっとも重要ではない)
 ⑤これらを継続できる環境を作る

といったところでしょうか。

個人的な感想としては、リスク管理(どれだけのリターンを期待し、どれくらいのリスクなら許容できるのか?)について述べられた部分が一番参考になりました。
「損切りやその銘柄からの撤退のルールを定めているか」、「損切り・撤退後の銘柄の入れ替えはどうするのか」、「どういう基準で売り買いするのか」。これらの、自分の資産を守る最低限のルール(システム)を持たなければ、いつかは市場から退場を迫られることになってしまいます(これがマネーマネジメントになるのかな?)。
私自身、株価が下がった場合の損切りのルールすら定めていない状態ですので、今後株価の下落局面でどう動くのかまだ何も考えていませんでした(つまり買いの基準ばっかり考えてた)。今後は売りのルールを明確にし、投資方針に加えようと思っております。

備忘録:具体的なリスク管理手法

・総資産に対する1回の投資の割合の決定
たとえば1回の投資に使用する資金は総資産の10%以内にするなど(分散投資)。

・逆指値での損切りラインの決定
たとえば10%下落で自動的に売却し、10%以上の損失を防ぐ。

・トレイリング・ストップ(株価の上昇に伴い、損切りラインも自動的に切り上げていく)
たとえば、1000円で購入した銘柄の初期の損切りラインは900円(10%下落で損切りとする)。株価が1100円に上昇した場合の損切りラインは990円とし、株価が1200円に上昇した場合は損切りラインを1080円とする。

・R/R指数(リスクとリターンの関係をはっきりさせる)
リターン(上値余地)/リスク(最大損失額)が少なくとも3倍以上ある銘柄に投資すべき。
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[ 2005/07/31 12:37 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(2)

quaiさん。訪問者もどりましたよ~。よかったです。ありがとう^^体調どうですか?夏バテしないように無理せずお仕事頑張ってくださいね~^^
[ 2005/07/31 20:30 ] [ 編集 ]

そうみたいですね~(さっきちょっと覗きました)。よかつたよかつた。最近は調子良くて順調です。って言ってもちゃんと薬飲んで無理してないからでしょうけどね・・・。ホント夏バテには気をつけましょ!
[ 2005/07/31 21:35 ] [ 編集 ]

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