2009年8月の運用成績は以下の通りとなりました。  ※上記パフォーマンスは、「売買手数料込み、税引後配当は再投資、資金追加時はパフォーマンスを修正、譲渡益税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。 2005年1月からの累計 個別銘柄ポートフォリオ 今月の売買9384 内外トランスライン 売却 今月はインデックスにボロ負け。年初来のパフォーマンスもTOPIXに追いつかれつつあります。今月マイナスになった要因は一部の保有株の業績悪化による株価下落なのですが、インデックスに負けた理由についてはそれ以外にも何らかの原因があるのかもしれません(無いのかもしれません)。8月までで、対TOPIX5勝3敗。凡人投資家の成績としてはまぁこんなものなのかなと考えています。 個別銘柄については、1Q決算で東邦システムサイエンスが大幅な業績下方修正を出しています。その他保有株の四半期決算については概ね問題なしと判断していますが、内外トランスラインについては2Q決算時点での業績の進捗率の低さから、下期に挽回するのは難しいと判断し、一旦売却することとしました。内外トランスの売却でキャッシュポジションが20%を超えています。現在のキャッシュ比率は今までで一番高いのですが、すぐに買いたいと思うものがないので、しばらく何も買わず様子を見ようと思っています。 昨日の選挙では民主党が圧勝したわけですが、9月以降の株式市場はどうなるのでしょう。思い出すのは2005年9月11日の自民党圧勝以降のミニバブルなのですが、今回は株価が上がる気配はなさそうです。ちなみに私は小選挙区は白票、比例は「みんなの党」に入れたのですが、近畿ブロックにおけるみんなの党の候補者の小選挙区得票率が10%以下だったので、みんなの党の近畿ブロック比例議席は他党に流れてしまいました。私の一票は無駄になってしまったようですorz。
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この数ヶ月で読んだうつ関連の本で内容が良かったもの(私の主観ですが)を紹介します。 まずはこれ。著者はダイヤモンド・オンラインで「 8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解」という連載を行っている泉谷閑示氏。この連載も読み応えがある内容なので、先にこの連載を読んで、内容に共感できたら下記の本を読んでみるのもいいかもしれません。 内容を乱暴に要約すると、「頭(理屈)」よりも「心=身体(直感)」に重きを置いて生きるべし。って感じでしょうか。常々「何々しなければならない」、「何々でなければならない」と考えてしまう人にとっては、今現在を大切にすること、心や身体の声に耳を傾けることの大切さがわかる本です。 次はこれ。この本の著者も過去にダイヤモンド・オンラインに「 『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー」という連載があります。こちらも何かと参考になることが多い記事なので、一読をお勧めします。で、この連載の内容をまとめて発展させたような構成になっているのがこの本。 この本は先に紹介した本と違い、実用的な内容になっています。うつ発病前もしくは、うつ病の回復過程で、仕事や日常生活とどう折り合いを付けていくか調整している人などに向いていそうです。仕事についてどのように有休をとり残業を減らすか、ストレスの解消方法、医者や薬との上手い付き合い方、休職または失業した場合の経済的な問題についてなど、うつ病もしくはうつ病予備軍の人のための具体的な解決策が書かれており、自分の過去の経験と照らし合わせても参考になる内容が多いように感じました。 また、『ツレうつ』が文庫化されて買いやすくなっています。うつ病についてあまり知識がない方はまずこれがお勧めです。
表題の本、買うかどうか迷った挙句、図書館で借りてきました。 結論から言うと、バフェットの名前だけでこの本を買う必要は無いと思います。バフェットとゲイツの対談は10数ページしかないですし、そこで語られている話もゲイツが提唱する「創造的資本主義」という概念についての話ばかりでそれほど興味深いものでは無かったです(私にとっては)。 内容が気になる方は本屋で立ち読みでもされるといいんじゃないかと思います。ゲイツやバフェットに関するページ数はとても少ないので、すぐに読めちゃいます。
前回までの3回のエントリで紹介した条件式をもとに抽出した銘柄は以下の通りです。8月14日の終値及び8月13日までの業績データを利用してスクリーニングしています。  EV/EBITの値が低い(割安)順にソートしています。画面コピーの都合上、上位30社まで。その他の抽出条件は以下の通り。 以下の条件をすべて満たす。 EV/EBIT 8倍以下 PER 15倍以下 PCFR 13倍以下 PBR 5倍以下 SAF2002 100pt以上かつ、下記のいずれかを満たす。 ROIC 10%以上 ROA 7%以上 ROE 15%以上 営業利益率 20%以上 私が現在保有している銘柄は、基本的にこの条件を満たすものとなっています。ただ、買付け時に条件を満たしていても、その後の業績修正などでスクリーニングからもれていく銘柄もあります(最近では4333東邦システムサイエンスなど)。株価が上がってスクリーニングからもれたものについては、素直に売却して利確すればいいのですが、業績修正などでスクリーニングからもれた銘柄についての継続保有の判断はその都度適当に決めています。 ちなみに、比較的短期間で業績が回復しそうなもの(自分の勝手な推測なので当てになりませんが)や、配当が維持される場合などは継続保有しても良いと考えていますが、構造的に短期の業績回復がなさそうな場合、減配した場合、他に有望な銘柄がある場合は売却しています。最近業績の下方修正を行った東邦システムサイエンスについては損切りするかどうかまだ検討中です。 あと、このスクリーニング結果から買い付ける銘柄を選択する作業については、企業秘密です。というか、かなり感覚的な判断で買付けているので論理的に説明できないだけですが(笑。 ということで、私の手の内はすべて晒してしまいました。スクリーニング後の銘柄選択以外は誰でもできます。というか、スクリーニング後の銘柄選択ですべてが決まるのですが。くれぐれも投資はご自身の判断でお願い致します。 最後に宣伝。年間購読で20%offです。
前回までの「 割安製指標」と「 収益性指標」を使ったスクリーニングで銘柄の絞込みを行っているのですが、その他スクリーニング結果に同時に表示させると便利な項目を紹介します。 ・SAF200270.773+(536.4*[連・税金等調整前当期純利益(-1)]+103.6*([連・株主持分(-1)]+[連・株主持分(-2)]-[連・資本金(-1)]-[連・資本金(-2)]-[連・資本剰余金(-1)]-[連・資本剰余金(-2)]))/([連・総資産(-1)]+[連・総資産(-2)])-(236.8*[支払利息割引料(-1)]+39.66*([連・棚卸資産(-1)]+[連・棚卸資産(-2)]))/[連・売上高(-1)]
出典は『 日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方 』の巻末より。条件式は四季報の項目名変更に伴い多少修正しています。なんだかややこしい条件式ですが、詳細は SAF2002のWikipediaの解説を参照して頂くか、 Googleで検索すればなんとなく理解できると思います。この条件式で算出される計算結果は通常のSAF2002値の100倍ですので、財務の健全性については大体100pt程度をめどに良し悪しを判断しています。なお、この条件式は、Ver.5のダウンロードデータ項目だけでは条件式を作成できないので、四季報の通常データを使っています。 ・配当利回り[DL・1株配当(円)(0)]/[DL・週足終値(円)(-1)]*100
ダウンロードデータの最新予想1株配当数値を使うことで、今期予想配当利回りを随時算出できます。 ・配当性向[DL・1株配当(円)(0)]/[DL・1株益(円)(0)]*100
これで無理な配当をしていないかチェックしています。 ・外国人持株比率[外国人持株比率(%)(-1)]-[外国人持株比率(%)(-2)]
直近の外国人持株比率の変化をチェックしています。 ・時価総額[DL・週足時価総額]/100
参考までに時価総額も表示させています。個人的に億単位が見やすいので/100としています。 ・単元価格[DL・週足終値(円)(-1)]*[DL・週次売買単位(株)(-1)]
これも参考までに表示しています。 ・信用残[DL・買い残(千株)(-1)]-[DL・売り残(千株)(-1)]
ほとんど見てませんが、参考までに。 ・市場、決算期[DL・週足株価採録市場(-1)]、[DL・決算期(0)]
表示すると以外に便利な項目です。 以上、次回まとめを書いて終わりにしとうと思っています。
前回の続きです。次はVer.5用の収益性スクリーニング条件式です。 ・ROIC(([DL・営業利益(0)]*0.58)/([DL・株主持分(-1)]+[DL・有利子負債(-1)]))*100
ROICについては定義がいろいろあるのですが、私は"NOPLAT/(株主資本+有利子負債)"としています。資本調達コストに対する本業の収益率がおおまかに確認できればいいと考えていますので、資本コストがかかっている有利子負債と株主資本の合計値を分母とした税引き後営業利益率がある程度(私の場合10%以上)の数値であれば良しとしています。ちなみに、この条件式では有利子負債ゼロの会社については、ROEと同じ数値が出てしまうのですが、それはそれでいいかと思っています。 ・ROA([DL・経常利益(0)]*0.58)/[DL・総資産(-1)]*100
本来であれば、 [DL・当期利益(0)]/[DL・総資産(-1)]*100
とすべきでしょうが、PERの条件式同様、特別損益を除外した純利益でROAを算出しています。基本的にはROA7%以上を基準にしています。 ・ROE([DL・経常利益(0)]*0.58)/[DL・株主持分(-1)]*100
ROEもROA同様、特別損益を除外して算出しています。ROE15%以上を基準にしています。 ・営業利益率[DL・営業利益(0)]/[DL・売上高(0)]*100
そのままです。会社予想の今期売上高と営業利益を使って、予想営業利益率を算出しています。OR条件で、営業利益率が高い(20%以上)会社があればピックアップするようにしています。 次回は、上記以外にスクリーニング結果画面に同時に表示させると便利な項目などを書いてみようと思います。
前々から書きますといいながら、ずっと放置していた四季報CD-ROM新バージョン(Ver.5)用の新しい条件式を書いてみます。基本的にすべてダウンロードした株価データ・財務データを使うので、最新データのダウンロードが可能な最新版の四季報CD-ROMが必要です。 ・EV/EBIT([DL・週足時価総額]+[DL・有利子負債(-1)]-[DL・現金及び現金同等物(-1)])/[DL・営業利益(0)]
EVは株式時価総額+有利子負債-現預金としています。有利子負債と現預金については、四季報の通常データに該当する項目があるのですが、ダウンロードデータを使うことによって連・単関係なく一括でスクリーニングできて便利なので、こちらを使っています。なお、ダウンロード財務データには現預金に該当する項目がないので、代わりにCFの現金及び現金同等物を使用しています。EBITについては、厳密な定義に従うと条件式がややこしくなる、もしくは条件式が作成できないので、単純に営業利益を使っています。 ・予想PER[DL・週足終値(円)(-1)]/(([DL・経常利益(0)]*0.58)/([DL・最新株数(株)(-1)]/1000000))
本来であれば、PERの条件式は下記の通りとなります。 [DL・週足終値(円)(-1)]/[DL・1株益(円)(0)]
が、特別損益による当期利益のぶれを取り除くために、経常利益x0.58(実効税率42%と仮定)で特別損益を除いて修正したPERを算出しています。 ・予想PCFR[DL・週足終値(円)(-1)]/(([DL・営業利益(0)]*0.58+[減価償却費(-1)])/([DL・最新株数(株)(-1)]/1000000))
予想PCFRは税引き後営業利益に昨年度減価償却費実績を加えた数値を使って算出しています。 ・PBR[DL・週足終値(円)(-1)]/[DL・1株純資産(円)(-1)]
これはそのままです。Ver.5からダウンロードデータで最新の1株純資産を使ってスクリーニングできるようになった上に、連・単関係なくスクリーニング結果が出せるようになったので、大変重宝しています。 次回は収益性指標の条件式について書こうと思っています。
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