2009年2月の運用成績は以下の通りとなりました。

※上記パフォーマンスは、「売買手数料込み、税引後配当は再投資、資金追加時はパフォーマンスを修正、譲渡益税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。
2005年1月からの累計
個別銘柄ポートフォリオ
今月の売買なし
今月もTOPIX、JASDAQともにアウトパフォームしたものの、運用成績自体はマイナス・・・。キャッシュポジションも少しあるし、四季報スクリーニングもやってるんですが、主要企業の本決算発表と来期業績の見通しが明らかになるのを待って動くつもりなので、今のところやることがありません。
個別銘柄については、今月持株の決算がいくつか出ていましたが、特に問題はなかったのでホールドです。ポートフォリオの中で、保有比率が比較的高い銘柄(創通とプロト)について、一部売却してキャッシュ比率を上げてもいいかなと思っているのですが、保有比率が少し高いという以外に売却理由が無いので、今のところ放置しています。
今月は投資本を何冊か読んだくらいで特に何もしておらず、ブログの更新も滞っていました。確定申告も問題なく終わったし、還付金も無事に入金されていたので、今月のイベントはすべて消化済となっています。もうちょっとまめにブログの更新をしたいと思っているのですが(四季報スクリーニング条件式の改良ネタなど)、仕事と育児に時間を取られ、子供が寝た後も体調維持のための早寝しているので、ブログ巡回をしたり買い溜めしている本を少しずつ読んだりしているとブログを更新する時間がありません。
ということで、来月も更新頻度は低くなりそうですが、面白い本を読んだり、何か面白い出来事でもあれば、ぼちぼちとエントリを書いていこうと思っています。
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『
バフェットの株主総会
』を読み終える前にこちらを先に読了。
著者は
JMMにも寄稿している菊地正俊氏。前著『
外国人投資家
』がいろいろ勉強になったので、これも読んでみました。内容は以下の目次の通り。
はじめに 株式市場の歴史的急落は何を物語るか
CHANGE1 資源・食料価格の高騰が家計を直撃した
CHANGE2 資源価格の上昇で誰が得をしたのか
CHANGE3 食料価格の高騰は誰が引き起こしたのか
CHANGE4 日本株は誰が保有し、誰が売買しているのか
CHANGE5 銀行や保険会社に預けられた資金はどこへ行くのか
CHANGE6 国債残高と年金財政は持続可能か
CHANGE7 日本の不動産市場は下落に転じたのか
マクロなおカネの流れについてあまり知識の無い私には勉強になる内容でした。著者の主観的な意見は少なく、データに基づいた事実が淡々と書かれており、ちょっと退屈な部分もありますが、これくらいの基本的な知識は身につけておいたほうがいいのかなといった感じです。なるほどね~と思う部分はたくさんありましたが、この本を読んで投資方針を変えるということは無いと思います。
表題の山崎さんの新著を読了。
タイトルの通り超簡単です。冒頭に結論が書かれていて、実に単純明快。生活資金やアセットアロケーションについていろいろ薀蓄のある人はともかくとして、それらにあまり強いこだわりが無いなら、この通りの運用方法でまったく問題ないのではないかと思います。第二章でこの運用方法についての理論的な説明がなされていますが、めんどくさいことを考えたくない人は読み飛ばしてもなんら問題はなさそうです。
また、オマケと思われる第三章が意外に面白かったです。おカネに関する山崎氏の意見が強くにじみ出ており、他のマネー本などであれば経済合理性から否定されることの多い住宅の購入やギャンブルなどについて、単純に結論を出してしまうのではなく、柔軟な考え方をしていらっしゃるようです。住宅ローンを抱えつつ個別株投資をするという、運用・マネー本の基本から大きく外れている私のような立場からすると、こういう考え方も有りなんだと思えて少し安心できます。
この本の結論とその結論に至る根拠は明快で、おカネに対する姿勢も「仰るとおり!」と思うのですが、私自身がこの本の通りにおカネを使うかどうかと言われると、まったく違う選択してしまっています。どうも私の場合、正しい理論に従って正しい運用を行うことよりも、自分のおカネは自分の好きなように使いたいという気持ちが私自身が思っている以上に強いようです。
今読んでいる本はこれです。なかなか面白い。
久々のバフェット本です。