2008年7月の運用成績は以下の通りとなりました。
7月iFundパフォーマンス:+1.61%
7月TOPIXパフォーマンス:-1.25%
7月TOPIXアウトパフォーム:+2.86%
7月JASDAQパフォーマンス:-1.92%
7月JASDAQアウトパフォーム:+3.53%
2008年iFund通算パフォーマンス:-6.84%
2008年TOPIX通算パフォーマンス:-11.66%
2008年JASDAQ通算パフォーマンス:-17.21%※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。
(下のグラフは2005年1月からの累計)
個別銘柄ポートフォリオ
今月の売買なし
今月もTOPIX、JASDAQに勝利。これで3ヶ月連続勝利です。年初来のパフォーマンスもTOPIX、JASDAQをアウトパフォームしています。この調子でいってくれれば年末には今年のパフォーマンスはプラスになってくれるかもしれません。とはいえ、まだまだ先行き不透明な相場環境が続きそうなので、年末までに大幅に株価が下落する可能性もあると思われます。いろいろ考えたところで先のことはわからないので、あまり考えずに今のポジションを守っていこうかと思っています。
個別銘柄については、今月も売買なし。持株の半期決算、四半期開示が何銘柄か出ましたが、それほど悪い内容ではなかったので、このままホールドの方向で考えています。今月も何度かスクリーニングをやってみたところ、大型優良株で割安になってきた銘柄が散見されるので、保有している新興・小型株の中で業績が地味な銘柄と入れ替えることも検討しているのですが、なかなか買付候補銘柄の財務諸表のチェックをする時間がないので、PFをほったらかしにしているのが現状です。
昨日のエントリでも書いたのですが、最近個別株投資を続ける気力が萎えてきています。子育てが忙しかったり、職場復帰してまだ間もないので帰宅後疲れて何も考える気がしないことも、個別株投資に力を入れられない原因となっています。もし今国内株のバリュー系ETFが上場されたら、即そちらへ乗り換えてしまいそうな感じです。そしたら気持ち的にも楽だろうなぁ・・・(笑。
あと、今月ちょっと気になったニュースがありました。四季報CD-ROMの
リニューアル延期です。次号では新しいスクリーニングがいろいろできるかなぁと楽しみにしていたのですが、仕方ないですね。まぁスクリーニングしても詳細に銘柄分析をする暇がないのでいいんですけど。
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ダイアモンドオンラインのこのインタビューが面白かったのですが、いろいろ考えさせられることもありました。
橘玲インタビュー 投資の可能性と不可能性 (ダイアモンドオンライン) ガツンと響いたのはここ。
橘 どのような論理体系も自らの正しさを証明できないこと(不完全性定理)を“論理的”に証明したのがクルト・ゲーデルで、人類史に画期をなす業績となりました。私は不可知論が決定論より正しいと信じており、それがETFやインデックスファンドを好む理由です。インデックス投資は、誰も未来を知ることはできないという不可知論の投資法で、コスト率やパフォーマンス以前に、思想的に優れているのです。
「思想的に優れてる」って言われるとねぇ。思想的にも、経済合理性に基づいても、正しいのがインデックス投資ですか、そうですか・・・。って感じです。私が主戦場にしている日本の小型・新興株市場は相変わらず死に体のままだし、私のPFもパっとしないパフォーマンスが続いているので、この記事に限らず、インデックス系ブロガーの皆さんの合理的な考え方のエントリなんかを読むと、個別株投資をやる気力が萎えるんですよね・・・。
橘 思想的に正しい、というのはそういうことです。それでもこの投資法が少数派なのは、たぶん、正しすぎて面白くないからでしょう。
Ito 割安株への投資(バリュー投資)は常にインデックスに勝てるわけではないが、過去のデータによると長期的にはインデックスをアウトパフォームしています。それでもこの投資法が少数派なのは、たぶん、統計的には正しくても下げ相場に耐えられないからでしょう。
と、自分に言い聞かせてひらすら我慢、我慢。
少し前に、「これ以上(銀行)口座を増やさない方針にしています」と書いたにもかかわらず、
住信SBIネット銀行に口座を開いてしまいました。SBI証券経由で簡単に口座開設できて、面倒な書類のやり取りも必要ないということで、適当にクリックを繰り返しているうちにあっという間に口座開設できてしまいました。
で、数日間この口座を使ってみた感想ですが、SBI証券をメインで使っている人にはかなり便利な銀行口座です。口座開設時に「預り金自動スィープサービス」を申し込んでおけば、証券口座の現金(MRF)を勝手に住信SBIネット銀行の口座(SBIハイブリッド預金)に移してくれます。SBI証券のMRFの利回りは直近で0.382%、それに対してSBIハイブリッド預金の金利は0.450%なので、キャッシュポジションがそこそこある方は預り金自動スィープサービスでSBIハイブリッド預金に資金を移してしまうほうが有利です。ついでに、SBIハイブリッド預金の口座残高が自動的にSBI証券の買付け余力に反映されるので、いちいち資金を証券口座に移す必要もありません。これらのサービスの詳細については、
こちらを見ていただければすぐに理解できると思います。(補足:MRFと普通預金の利回りについては、「
雄牛と熊と欲豚と」さんの
このエントリが非常に勉強になります。)
以上、SBI証券との連携サービスについて書いてきましたが、普通の銀行口座としてもなかなか使えそうです。まず、住信SBIネット銀行の場合、他行への振込みが月3回まで無料、無料枠を使い切っても、振込み手数料は150円です。私がメインで使っている新生銀行の場合は無料枠が月1回、その後の振込手数料は300円なので、住信SBIネット銀行のほうがかなり有利な条件です。また金利に関しては、新生銀行の「パワー預金」が0.11%~0.35%、それに対して住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」が0.45%ですので、普段の生活資金を置いておく口座としても住信SBIネット銀行のほうが優れているように思います。
今のところ、メインバンクは新生銀行のままにしておこうと考えていますが、生活資金のうち、不要不急の余剰分は住信SBIネット銀行の口座に移してもいいかなかと思っています。ひとつ問題があるとすれば、生活資金をSBIハイブリッド預金口座に入れた場合、自動的に証券口座の買付け余力に反映されてしまうことでしょうか。そうなると、運用資金と生活資金の区別がややこしくなりそうです。
dankogaiさんのブログで、面白そうなサイトを紹介されていたので、早速いろいろ遊んでみました。
ということで、早速作ってみたのが、今年はじめに行った温泉旅行の家族写真。ちょっと粗い感じでイラスト化してみました。この程度ならブログで公開しても大丈夫かなあといった感じです。

次は最近の我が子のお気に入り写真を少しリアル目にイラスト化。ここまで解像度を上げるとほぼ写真と同じ感じです。

ということで、他にもいろんな写真をイラスト化してみたんですが、かなり楽しいです。プライベートな写真も、
このサービスでイラスト化してしまえば、ブログにUPしても問題なさそうです。
少し前に図書館から借りてきて読み終わっていたのですが、読書メモを書くのを忘れてました。ということで、内容を思い出しながら感想を書いてみます。
どこでこの本を知ったのか忘れてしまいましたが、「純金融資産1億円以上の方だけが入会できるプライベート・クラブ」なるものが存在するということに興味があり、読んでみる事にしました。
ちなみに、そのプライベートクラブはここ。→
YUCASEE(ゆかし) 本の内容は、ゆかしに加入している富裕層とは具体的にどんな人々なのか、また、ゆかしではどのようなサービスを提供しているのかなどでした。また、ゆかしの会員では、何代も続く富裕層よりも、インテリッチと呼ばれる、一代で富裕層になった人々が多いという事実が意外でした。もしかしたら、昔からの富裕層はこのようなネットワークに参加しなくても、すでに自前のネットワークをもっており、ゆかしのようなサービスは必要ないということかもしれません。
いずれにしても、近年の情報化社会で一気に富裕層に躍り出た人々(いわゆるインテリッチ)の人生観などが垣間見れて面白い本でした。後半はゆかしのPRばかりで、あまり面白くありませんでしたが、私がいつか純資産1億円を達成したら、入ってみたいなと思わせる内容ではありました。
っていうか、いつになったら純資産1億円なんて達成できるのかわからないんですけどね(笑。
『中原の虹』全4巻読了。
『蒼穹の昴』を読んでいないと面白さ半減です。登場人物の半分くらいは前作から引き続き登場しており、 この作品でも活躍しています。というか、前作の登場人物のその後が本作の大きなウエイトを占めているように思います。『中原の虹』から登場した人物では、
張作霖のキャラクターが際立っていて、実質的な主人公は張作霖のような感じになっています。「鬼でも仏でもねえ。俺様は、張作霖だ」という台詞が印象的です。
この小説の中で、うまい書き方だなぁと感じたのは人称の使い分けでしょうか。大部分は三人称で書かれているのですが、ところどころで主要人物の一人称で物語が語られます。その一人称部分の書き分け方で、登場人物のキャラクターがうまく表現されていて、うまく物語に入り込むことができます。逆に、主人公格の張作霖については、ほとんど一人称では登場しないことが、逆にこの作品の中の張作霖という人物の不思議な魅力につながっているように思えました。
あまり物語の内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので、本作の感想はここまで。次は浅田次郎の別作品を読むか、お気に入りキャラの西太后と張作霖の資料を読むか迷っています。ちょっと調べてみたところ、下記の本が面白そうだなぁと思ったので、とりあえず図書館に予約を入れています。