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2月の運用成績

 2008年2月の運用成績は以下の通りとなりました。

2月iFundパフォーマンス:+3.86%
2月TOPIXパフォーマンス:-1.64%
2月TOPIXアウトパフォーム:+5.50%
2月JASDAQパフォーマンス:+3.85%
2月JASDAQアウトパフォーム:+0.01%

2008年iFund通算パフォーマンス:-10.56%
2008年TOPIX通算パフォーマンス:-10.26%
2008年JASDAQ通算パフォーマンス:-9.91%

※上記パフォーマンは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。
(下のグラフは2005年1月からの累計)

0802.png


個別銘柄ポートフォリオ
pf0802.png


今月の売買
なし

 今月は久々にTOPIXに大勝、そしてJASDAQには辛勝しました。これで今年の通算成績はTOPIXとほぼ互角になっています。ただ、アメリカではバーナンキ氏が物騒な発言をされているようで、来月はまた苦しい展開になるかもしれません。

 今月も先月に続いて売買無し、決算・四半期開示が出ている銘柄もいくつかありましたが、特に問題なく、ホールドを続けています。というか、ストックオプション行使のためにキャッシュをすべて吐き出したので何もできないのが現状です。来月四季報が出たら多少の銘柄入れ替えも考えようかと思っています。

 最近荒れた相場が続いていますが、個人的にはあまり市場に振り回されないようになってきていると感じています。多少の含み損を抱えても、今のところは冷静な判断ができていると(自分では)思っています。2005年の上昇相場から株式投資に参入しましたが、最近になってやっと精神的に余裕を持って市場に向き合えるようになってきたような気がしています。
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[ 2008/02/29 23:00 ] 月次運用成績 | TB(0) | CM(0)

バフェットの言葉

 先日録画した「ゲイツとバフェット」を見ました。日本語の吹き替えのせいか、ビル・ゲイツは真面目な青年、バフェットはおどけたおっちゃん、といった印象を受けました。

 ゲイツもバフェットもいい事を言っているのですが、人生の経験の差か、バフェットが話し上手なのか、バフェットの発言の方が心に残りました。単に私がゲイツよりバフェットの方が好きだという理由からそう感じるのかもしれませんが。

 バフェットの発言で印象に残ったものをいくつか・・・。

「意見やアドバイスを誰に求めるかのか?」という質問に対して、

「鏡を見るよ。これは本当の話。」


さすが、かっこいいです(笑。
また、その後このように述べています。

「決断を下すときに内閣を集めなければならないなら、私は投資をする資格はないと考えています。誰も責任を取らない大人数から生まれた判断は優れたものにはならないからです。」


 
もう一つは、「今までの人生で、ビジネス以外の最大の成功を教えてください」という質問に対する回答。

「成功についてひとつ話をしましょう。私と同じくらいの歳で多くの人に愛されている人に尋ねると、全員が例外なく人生は成功だったと言います。年をとったとき愛してくれる人が必ずそばにいる人たちです。家族や仕事仲間などね。それはとても幸せな人生だと思います。

 一方、大富豪で自分の名前のついた学校があり、晩餐会の主賓になるような人も知っています。ところが実際は誰もその人の事を気に留めていないのです。もちろん本人もその事に気付いています。そうなると、人生のすべてが虚しくなってしまいますね。長者番付に載っていても、そういう仲間に入ってしまう人がいます。誰とは言いませんが・・・。

 ごく普通の仕事をしていたり、境遇は恵まれていなかったりしても、周りから愛されている人は大きな成功を感じているものです。そういうひとを私はたくさん見てきたんです。」



 この回答については、ゲイツがこの番組で繰り返し述べていた、ゲイツの今後の生き方とも大きく関係してきそうです。ゲイツは後半生を慈善活動に重点を置くと述べており、バフェットもその考えに賛同しています。

 水瀬さんのブログでも話題になっていましたが、早期リタイアなども含めた経済的成功のあとの生き方について、この上記のバフェットの発言や今後のゲイツの慈善活動は何らかのヒントになるのではと思っています。

[ 2008/02/27 20:49 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『ウェブ時代をゆく』

 前に読んだ『ウェブ進化論』が面白かったので、こちらも読んでみました。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
梅田 望夫

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 いろいろ示唆に富んだ面白い本でしたが、今の社会を「幕末から明治への変化」になぞらえるのはちょっと違うような気がしました。著者と私のウェブに関する経験はまったく違うでしょうから、ウェブの最先端では急激な変化が起こっているのかもしれませんが、私の身の回りではまだまだ「リアル社会」の力が強く働いているように感じます。ただ、何十年後にはもしかしたら現在は大きな時代の変化の始まりだったと評価されるのかもしれません。そういう意味では「産業革命の黎明期」といった比喩のほうが正しそうです。

 また、本書で触れられている「学習の高速道路」という考え方には非常に共感を覚えます。実際私もこの数年間、ブログを書くことやネット上で色々な投資家さんのブログを見ることで、普通の勉強では得られなかったであろうレベルの金融リテラシーを身に付けたと思っていますし、それは今こうやってブログを書きながら、まだまだもっと前に進むことも可能だと感じています。

 この他にも「ウェブ時代」を生きる上でのいろいろな生き方、考え方などが色々なモデルとして示されていますが、正直今の私にはまだピンとこない部分も多かったです(考え方は面白かったですが)。ただ、このブログを続けていくこと、ネット上に自分の分身を育てていくことは、長い目で見れば損なことではなさそうです。

 最後になりますが、著者は若い人にウェブ・リテラシーを身に付けるべしと言っていますが、私であればウェブ・リテラシーまでいかなくても、ある程度の情報リテラシーを身に付けることと、金融リテラシーをしっかり身に付けることが今後の社会を行きぬく上で必須の要素になるんじゃないかと思っています。

 まだ未読の方は『ウェブ進化論』と『ウェブ時代をゆく』をセットで読むと、内容が頭に入りやすいと思います。

[ 2008/02/24 00:16 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

ゲイツとバフェット

 2月8日にNHK BS1で「ゲイツとバフェット 後輩と語る」という番組が放送されていたようです。

080208_a_01.jpg

バフェット氏の母校であるネブラスカ大学の学生たちから「成功するために身につけなくてはいけない行動は?」「今までの人生の中で受けたアドバイスで最も貴重なものは?」といった処世訓的な質問から、「世界経済のグローバリゼーションがもたらす影響」、「アメリカ経済が抱える課題」、さらには「一日のスケジュール」や「困った時は誰に相談する?」「財布にはいくら入っているの?」といった個人的な内容まで、様々な質問が投げかけられる。

ウィットに富んだ回答で会場全体を笑いに包むシーンなどをおりまぜながら、学生との質疑応答をテンポよく伝える番組。

原題: Buffet and Gates Back to School
制作: NET(アメリカ) 2006年


 あちこちのバリュー投資系サイトでこの番組が感想が書かれていますが、なかなか面白い番組だったようです。2月8日放送分は見逃しましたが、2月15日に再放送があるとのこと。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080208.html
 早速録画予約してます。

 NHKといえば、昨年末に再々放送していた「ハゲタカ」を最近やっと観始めています。まだ3話までしかみていませんが、なかなか見応えのあるドラマです。

[ 2008/02/13 00:28 ] 投資 | TB(0) | CM(2)

『会社は2年で辞めていい』

 山崎元氏の投資関連の本は色々読んでいるのですが、たまには違う本も読んでみようと、図書館から借りてきました。
会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書 (や-3-1))会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書 (や-3-1))
山崎 元

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 一番印象に残ったのは、28歳までに自分の進むべきキャリアを決めて、35歳までにある程度のキャリアを完成させておくべきという指摘でした。私は今年35歳になるのですが、山崎氏の言うようなどんな会社でも通用するようなスキルやキャリアを持っているかというと、相当疑問が残ります。まともな就職活動もせずに今の会社にもぐりこんで、転職経験もなく同じ会社でずっと働いているので、今の私にどれだけの人材価値があるのかまったくわかりません。もしかしたら他の会社ではまったく通用しないかも・・・。

 うろ覚えなのですが、ビジネスパーソンを4階級に分類して自分のキャリア戦略を考えるという部分で、会社の社長もしくは創業期からのメンバーなどで株式公開によって莫大な収入を得るエクイティ階級と、特に優れたスキルやキャリアがあるわけではないサラリーマン階級という2つの階級の比較が面白かったです(他の2つの階級は忘れちゃいました・・・)。目の前で一気に億万長者になった勤め先の幹部を見ているので、実感としてエクイティ階級の収入の凄さは肌で感じています。私も株式公開に伴い、幾らかの分け前にあずかってますが、現状を考えれば私はまだサラリーマン階級なんだろうなぁという感じです。

 できればもっと若いとき(20代前半)に読んでおきたかった本です。また、女性の転職やキャリア構築についても一章を割いているので、女性にもお薦めかもしれません。

[ 2008/02/07 22:35 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

証券優遇税制

 昨年末から2008年以降の証券優遇税制の延長についていろんなニュースを見てたんですが、結局これってどうなったんでしょう?

 「証券税制」「優遇税制」などのキーワードでいろいろググってみたんですが、金融庁のサイトにはこのように書かれています。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/zeisei/index.html

 年末までの報道では、軽減税率が適用される譲渡益の上限なども示されていたと思うのですが、
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29328620071212
金融庁のサイトを見る限りでは、今の軽減税率がそのまま延長されるような感じです。

 どなたか、こうなった経緯やら、今年とそれ以降の優遇税制について詳しくご存知の方はいらっしゃいませんかね・・・。

[ 2008/02/05 23:03 ] 投資 | TB(0) | CM(2)

『バフェットの教訓』

 バフェット本の新刊が出ていたので早速買ってみました。常々バフェットの投資手法は素人には真似できないと思っているのですが、バフェット関連の本が出ると思わず買ってしまいます。
バフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵バフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵
峯村 利哉

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 内容は師匠(バフェット)の言葉に弟子(著者)の註釈が長々と付け加えられているという形式で、『論語』の註釈本に似た雰囲気です。少しバフェットを神格化しすぎているような感じもします。バフェット信者本といった感じでしょうか。"THE TAO OF WARREN BUFFETT"という原題を見ても、いかにもそんな感じがします。弟子の註釈が悪いのか、訳者が悪いのか、なんとなく違和感を感じる部分が多く、取り上げられているバフェットの言葉についても他にもっといい警句があったろうにと思います。

 と、なんだかんだ文句を言いつつ最後まできっちり読みました。一番いいのはこの本を読むより『バフェットからの手紙』を読んでバフェットの生の言葉を聴くことだと思いますが、これを読んだ上で、なにか気の利いたバフェット語録はないかとページをパラパラめくりながら読むにはちょうどいい分量の本かもしれません。

[ 2008/02/04 00:26 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)