2007年7月の運用成績は以下の通りとなりました。 7月iFundパフォーマンス:-2.08% 7月TOPIXパフォーマンス:-3.87% 7月TOPIXアウトパフォーム:+1.79% 7月JASDAQパフォーマンス:-6.07% 7月JASDAQアウトパフォーム:+3.99%
2007年iFund通算パフォーマンス:+1.70% 2007年TOPIX通算パフォーマンス:+1.49% 2007年JASDAQ通算パフォーマンス:-10.52%※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。 (下のグラフは2005年1月からの累計) 個別銘柄ポートフォリオ ※今月の売買売却銘柄: なし 買付銘柄: 2773 ミューチュアル 7843 幻冬舎 月末の株価下落に引きずられ、今月のパフォーマンスはまたマイナスに転落・・・。TOPIXとJASDAQ Indexを両方アウトパフォームできたのが唯一の救いでしょうか。今月で今年の通算パフォーマンスはTOPIXとほぼ同じになっています。こんな結果ならTOPIX連動ETFだけ買っとけばそれでええやん。と思うのですが頑張って個別株投資を続けます。 さて、今月は幻冬舎とミューチュアルを買付。幻冬舎は前々から興味があり、そろそろ買ってもいいくらいまで下がったかなと思い買付けたのですが、そこからまたズルズル下がってます。ミューチュアルは2回目のエントリ。過去に一度損切りしたのですが、今期業績が良さそうなことと、もう少しPFの構成銘柄を増やしたかったことから買い付けました。 それにしても不調が続きます。焦って売買しても状況は改善しなさそうなので、しばらくは何もせず我慢の時期が続きそうです。
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本田直之氏の”レバレッジ”シリーズ、いろいろなブログで評判になっているようなので、とりあえず一冊読んでみました。 私はダラダラと時間を過ごすことが多く(この何年かは体調が良くないこともありますが・・・)、きちんとスケジュールを組んで物事を計画的に進めるのがあまり得意ではありません。この本を読んで、自分がいかに時間を浪費しているのか思い知らされました。 時間のマネジメント方法として参考になりそうだったのは時間の天引き(勉強などの自己投資に必要な時間を予めスケジュールに組み込んでおく)や、ある目標を定めてそこから逆算したスケジュールを作ること、ルーティンワークを徹底的に最適化するための時間を作り、時間節約の複利効果を得る、などでしょうか。 この本の通りに時間をマネジメントすれば、徹底的なスケジューリングと自己管理で時間の無駄使いを一切無くすことができそうですが、今の私が一番必要としているのは人生や仕事、キャリアなどの確固たる目標であるようにも感じます。目標がなければ時間投資で生み出した時間も何に使うか定まらない訳で、何の目的もなく、ただ時間だけを管理してもあまり意味はなさそうです。 この本で印象に残ったのは、これからの知識労働の世界は労働時間の長短ではなく使った時間に対する成果のみが評価されるという言葉でした。ここら辺については他のレバレッジシリーズで詳しく書かれていそうなので、他の2冊もおいおい読んでみようと思っています。
以前の記事で紹介した『 心の病は食事で治す (PHP新書) 』を読んでから、パニック障害に効きそうなサプリを色々飲んでます。約1ヶ月半飲み続けていますが、それなりに効果がでています。7月に入ってからはほぼパニック発作が無くなり、毎日のように感じていた不安感や倦怠感も解消しつつあります。 自分で作ったサプリの処方箋は以下の通り(1日当たり)。 ・アミノ酸プロテイン 30g (トリプトファン・フェニルアラニン・チロシン等) ・マルチビタミン&ミネラル 適量 (ビタミンB群・カルシウム・マグネシウム等) ・ギャバ 1,000mg ・イノシトール 2,000mg ・ナイアシンアミド 2,000mg ・グリシン 1,000mg ・タウリン 1,000mg いずれのサプリメントも質のいいモノや栄養素の含有量の多いモノは日本では売っていないようなので、ネットで検索して米国から取り寄せています。ほとんどのサプリは” サプリンクス・ビタミン・ストア”というショップで入手しています。 6月初旬頃から少しずつ上記のサプリを揃えて、数週間かけてサプリの種類と量を増やしながら飲んでいます。初めの頃は米国産サプリの大きな錠剤やカプセルが飲みにくかったり下痢になったりして大変でしたが、1ヶ月で身体も慣れてきて大量のサプリを飲めるようになってきました。ちょっと心配なのは大量のサプリを摂ることの副作用ですが、今のところは大丈夫なようなので、しばらくはこの量を飲み続けて様子を見てみようと思っています。 また、今日東京のクリニックで糖負荷検査という血液検査を受けてきました。本を読んだりネットで調べたりしたところ、 低血糖症によって起こる様々な症状とパニック障害の症状がとても似ているので、もしかしたらメンタルな理由ではなくフィジカルな理由でパニック発作や不安・倦怠感などが出ているのかもと思い、検査を受けてみることにしました。 低血糖症の検査(糖負荷検査)を行ってくれる医療施設が東京にしかないため、わざわざ始発の新幹線で東京まで検査を受けに行く事となり、多少交通費と検査料がかかりましたが、これで身体の不調の原因がはっきりわかればいいかなと考えています。 追記(2010年4月):現在は上記のような治療は行っておらず、効果についても否定的です。精神科・心療内科にかかって、薬物療法と充分な休息による治療を行う方が良いと考えています。
最近体調がよくなってきたので、書棚に溜め込んでいる投信関連の本を少しずつ消化しています。しばらくは書籍紹介のエントリが続きそうです。今回読んだのはこれ。 この本を読むまでビル・ミラーって人はほとんど知りませんでした。内容については、著者のジャネット・ロウの文章が良くないのか、翻訳が良くないのか、主旨がはっきりしない(具体的なミラーの投資手法がわかりにくい)内容でした。まぁ、私の理解力が至らないだけのような気もしますが・・・。 理解できた範囲で要約すると、ビル・ミラーの投資手法の特徴は、バリュー投資家と言われているミラーの投資手法が古典的なバリューアプローチから随分と離れていること、ハイテク銘柄などの価値評価に積極的に取り組んでいること、バフェットと同じく事業の定性分析を徹底的に行うことである程度の集中投資を行っていることでしょうか。 特に徹底した定性分析(特にハイテク銘柄)については、持てる限りの情報と経験を総動員してかなりの実績を上げているようです。ここら辺については長期間運用ビジネスに携わっていることで得られるアドバンテージが大きいように感じられますので、一般の個人投資家が真似をできるような手法では無いように思います。 ジャネット・ロウの書き方が悪いのか私の読み方が甘いのか良くわかりませんが、最後まで本の主旨がよくわからない本で私の評価はあまり高くありません。ヤフオクかブックオフ送りになりそうな本です。 引き続き『投資の科学」を読んでいます。こちらは多少内容が難しい(翻訳の文章がわかりにくい?)ものの、かなり刺激的な内容です。
妻が図書館から借りてきた本を横取りして読んでみました。始めはちょっと胡散臭そうな感じがしたのですが、読んでみると結構よい内容でした。 全文ほぼ対話形式になっており、読みやすい本だと思います。人間関係に関するスキルをいくら高めても、自分自身が「箱」に入ってしまっては(自己正当化が常態化してしまっては)何の意味もないですよ、ってなことが切々と述べられています。書かれていることは非常に論理的でわかりやすいのですが、「箱」から出るのは簡単ではなさそうです。 私自身を振り返ってみると、ずいぶん昔から「箱」に入っており、永年に渡ってかなり巧妙な自己正当化を行っているように思えます。他者を肯定しているようで、実は何も認めていなくて、そんな自分を否定しているようで、本当のところはそんな自分を全然変える気がないというような、何だかややこしい感じです。時々、家族・友人・同僚に対して、自分との間に薄い防壁のようなものを作ってしまっているようにも感じています。 この性格のクセはなかなか直せそうにありませんが、少なくともちょっとおかしいかなとは気付き始めたので、何とかしてみよう。といった感じです。一方で、コミュニケーションってのは本一冊読んだくらいで上手くいくような簡単なものではないとも感じています。
『半島を出よ』を読んだ影響があったわけではないのですが、前々から気になっていた 幻冬舎(7843)を買ってみました。 買付資金捻出のため、JSC(3822)を売却。こちらは買付時から上場したばかりの会社ということで今期の業績予想に不安を感じていたのでこの機会に売却しました。 幻冬舎については、EV/EBIT4倍台、今期予想PER10倍台、PBR1.1倍、配当利回り1.5%と各指標で見てもそこそこ割安なラインまで売られているようです。直近の自社株買いも株価が安くなりすぎているというサインと考えています。 有報をチラッと読んでみましたが、出版事業でのヒット作の有無で多少業績がぶれそうなくらいで、他には業績変動の大きなリスクは無さそうです。 現在は前期業績の悪さから一時的に売られているだけのように思いますので、長期的には1年ほど前の60万~100万のレンジまで値を戻すのではないかと考えています。
最近小説や健康本ばかり読んでいて、投資関連の本はほとんど読んでません。投資の勉強や四季報スクリーニング・銘柄発掘に費やす時間がすっかり減ってしまい、ブログを書くのも億劫になりつつあります。こういうときのほうが成績が良かったりするのが皮肉ですが・・・。 ということで、久しぶりに読んだ小説の感想でも書いてみます。 この本は2005年に発刊されてすぐに読んだのですが、最近急に読みたくなり、約2年ぶりに本棚から取り出して読んでみました(追記:最近文庫版も出ました)。 当時は村上龍の久々の大作ということで、テンション高めで一気に読んでしまい、あまり細かい部分までちゃんと読んでなかったのですが、今回はゆっくりと読み直し。で思ったのが、一回きりしか登場しない人物が比較的多く、結構無駄な部分が多いということ。この小説は北朝鮮や国内の危機管理体制など、いろいろな取材を行って書かれたようなので、それを無駄にしないように内容を詰め込んだような印象を感じました。特に上巻は半分くらい無くても充分読めるような気がします。 また、改めて気になったのが作中の近未来の日本の姿です。2007年に米国と北朝鮮が核放棄を条件に日本を無視して相互不可侵条約を結んでおり、その後はドルと円の暴落、国債の暴落とインフレ、預金封鎖などによる日本経済の凋落などが描かれています。2007年の今現在、北朝鮮の核放棄は現実のものとなりそうな気配ですし、それ以降の円や国債の暴落は近い将来あってもおかしくないように感じてしまいます。日本経済が破綻することを予想している人は結構多いように感じますが、大半の人はこのままの状態が続くと考えているのではないでしょうか。この想像力の無さがかえって危険なような気もします。 ちなみに、作中では国内の預金封鎖だけでなく日本人の海外資産も凍結されており、国際分散投資で日本が破綻しても大丈夫だと思っている人の大部分も、政府がなりふり構わぬ政策を実行すれば何の意味も無いということになっています。国家って怖いですね・・・。
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