2007年6月の運用成績は以下の通りとなりました。
6月iFundパフォーマンス:+3.56% 6月TOPIXパフォーマンス:+1.09% 6月TOPIXアウトパフォーム:+2.47% 6月JASDAQパフォーマンス:+1.63% 6月JASDAQアウトパフォーム:+1.93% 2007年iFund通算パフォーマンス:+3.86% 2007年TOPIX通算パフォーマンス:+5.58% 2007年JASDAQ通算パフォーマンス:-4.75% ※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。 (下のグラフは2005年1月からの累計) 個別銘柄ポートフォリオ ※今月の売買 売却銘柄:
なし
買付銘柄:
なし
あちこちのブログで書かれていますが、今月は小型・新興市場株の調子が良かったようです。私のしけもくPFも久しぶりにTOPIX、JASDAQをアウトパフォームしました。今月は配当も少し入ってきているので勝てて当たり前のような気もしますが・・・。
今日で今年も上半期が終了し今年の通算パフォーマンスは+3.86%となりました。マイナスじゃないだけマシって感じでしょうか。凡庸な成績です。マネーマスターのしんさんなどは年初来で30%以上のパフォーマンスを出しているようです。本当にスゴイ。ちなみに、この6月で私が投資を始めてから丸2年になりました。この2年間の通算パフォーマンスは+5.49%。2年やってこれでは才能無いのかなぁと思ってしまいます。
個別銘柄についてもいろいろメモっておこうと思っていましたが、昨日までの出張で疲れてて、体調も悪いので今月のコメントは以上。下半期が終わったところで+10%くらいのパフォーマンスが出せたらなぁと期待してます。
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久しぶりに投資関連の本を読みました。
rennyさんのブログ で紹介されていた本です。
Amazonの書評ではいろいろ書かれているようですが、私は結構いい内容の本だと思いました。投資関連の書籍を何冊か読んでいる方には物足りないかもしれませんが、基本的なことはほとんど押さえられているし、何よりも内容が簡潔にまとまっていて読みやすいです。
私が気に入った部分は仕事と投資を自転車に例えたイメージでした。私の中では自転車の両輪がそれぞれ「仕事」と「投資」というイメージだったのですが、この本では自転車の両輪は「仕事」で、「投資」は補助輪とされています。確かに自分で稼ぎ出すキャッシュフローが無ければ投資もクソもないので、投資についてこまごま考える前に本業の「仕事」できっちり稼ぐことの方が重要なように思います。
また、本文中に年収3億円を稼ぎ出す人と宝くじで3億円当選した人がパーティで同席しても同じレベルの会話は出来ない(うろ覚えですが多分こんな内容)と書かれていましたが、確かにその通りだと思います。充分な資産を持ち、それを維持するのにはそれなりの知識と経験が必要で、それは一発当てて資産を得るだけでは手に入れられるものではないと思います。
同じ出版社から
『35才、サラリーマン夫婦が5000万円の資産をつくる法 』 という本が出版されており、以前読んだときに地味ながらも共感を覚えたのですが、この本も同じように地味ですがまっとうな内容でいい本だと思います。
Russell/Nomura日本株インデックスのデータをいろいろ見てみました。1980年から直近まで25年分以上の大型/小型株、バリュー/グロース株のリターンを確認できてなかなか興味深いです。
まずはバリュー/グロースの比較から。
(画像をクリックすると別ウィンドウで開きます)
Total Market Index(配当込みのトータルリターン)の全銘柄・バリュー銘柄・グロース銘柄の各リターンをグラフ化しました。
この解説 によると、Total Market Indexでは全上場銘柄の時価総額の98%をカバーしているとのことですので、日本市場におけるバリュー/グロース銘柄のリターンの差を確認するには一番よいデータであるように思います。ちなみにバリュー/グロースの区別はPBR(B/S上の資産の含み損益などを調整した修正PBR)を基準にしているようです。
で、結果はバリュー銘柄がグロース銘柄を大幅にアウトパフォームしてます。特に相場全体の上昇局面でバリュー銘柄のリターンが大きく伸びているようです。また、現時点でバブル期を超えるリターンをあげているのはバリュー銘柄だけです。
次は大型/小型株の比較。
Total Market、Top Cap(時価総額の上位50%)、Mid Cap(時価総額の中位35%)、Small Cap(時価総額の下位15%)それぞれのバリュー銘柄のリターンを比較しています。本来は全銘柄の大型/小型株別のリターンを見るべきなんでしょうが、バリュー銘柄にしか興味がないので、バリュー銘柄の中で大/中/小型株のリターンがどうなっているのか見てみました。
大型のバリュー銘柄も小型のバリュー銘柄もリターンにそれほど大きな差はないようです。が、バブル以降のデータを見ると、Top Cap(黄色)のリターンがよい時期とSmall Cap(ピンク色)のリターンがよい時期が数年おきに逆転しているようです。2006年ごろからTop CapのリターンがSmall Capのリターンを上回るようになっており、もしかすると過去の傾向から今後しばらく(数年?)は小型バリュー株のリターンがあまりよくない時期が続くのかもしれません。
少し前からベンチマークについていろいろ考えています。私は中小型バリュー銘柄への分散投資(15~20銘柄)を基本方針にしているのですが、ベンチマークをTOPIXやJASDAQ Indexにしていることに多少疑問を感じています。
KAPPAさんは
Russell/Nomura日本株インデックス をベンチマークとしておられたようですが(最近になって累積/月次リターンの公表を止められたようです)、一口にRussell/Nomura日本株インデックスといってもスタイル別に何種類かのインデックスが設定されているのでどのインデックスをベンチマークとして使うべきか迷ってしまいます。ちなみに1980年1月以降の各スタイル別月次インデックス値は次のURLからダウンロードできます。
http://qr.nomura.co.jp/QR/FRCNRI/indexj.txt これを詳細に見てみると、
Total Market Index Large Cap Index Top Cap Index Mid Cap Index Small Cap Index で区分されており、さらにそれぞれについて、
「全株式」 「グロース」 「バリュー」 に分けてリターンが算出されているので、合計15通りのスタイル別インデックスがあることになります。さらに、それぞれのスタイル別インデックスは配当込みの「トータルリターン」と配当無しの「株価リターン」がそれぞれ算出されているので、ダウンロードしたデータでは30通りのインデックスを見ることが出来ます。
ちなみに30通りのインデックスの中で1980年1月~2007年5月末間のリターンが一番よいのはTotal Market Index(バリュー)の配当込みトータルインデックスとなっています。その他、Top Cap Index(バリュー)、Mid Cap Index(バリュー)、Small Cap Index(バリュー)もなかなか良いリターンが出ているようですので、日本市場でも長期的に見てバリュー銘柄のリターンが高いのは間違いないようです。
少し話が外れてしまいましたが、仮に私の投資方針に一番合いそうなベンチマークを一つ選ぶとすれば、Total Market(バリュー)の配当込みトータルインデックスかSmall Cap Index(バリュー)の配当込みトータルインデックスになりそうです。と、ここまで書いていて、このインデックス(Total Market バリュー)をETFにしてくれれば個別株への投資は必要ないなぁなんて思ってしまいました。
最近、高橋源一郎の本を続けて読んでいます。2冊目はこれ。
意味がよくわからない(ストーリーが有って無いような)お話が多く、うまく感想が書けません。宮沢賢治の作品と同じタイトルの作品なのですが、宮沢賢治を読んだことが無いので読み比べた感想も書けません。でも文章は良かったです。
最近ネット証券をいろいろ調べていたら、なかなか面白そうな会社を見つけました。
日産センチュリー証券 というネット証券です。
手数料は1約定毎に472円、1約定が10万円でも100万円でも472円です(ただし約定日が複数にまたがった場合は472円/日)。1約定で定額といえばひまわり証券ですが、こちらは1約定毎に735円となっており、日産センチュリー証券のほうがかなり安いです。
売買手数料が安い証券といえばイートレード証券、ジョインベスト証券、GMOインターネット証券などがありますが、1約定の金額が50万円~100万円以上で日産センチュリーの方が安くなります。1約定で数百万円の取引を行うのであれば、日産センチュリー証券の方が圧倒的に安くなりそうです(1日で数百万円の約定が出来るかどうかは経験がないのでわかりませんが・・・)。
また、この手数料で逆指値注文も出せるようですし、WEB以外にもクライアント型(要ダウンロード)のシステムもあるようで、なかなか面白そうです。WEBの方の取引デモを見てみましたが、ちょっと画面が寂しい(情報が少ない?)ような感じがしましたが売買するには問題無さそうです。
どなたか日産センチュリー証券に口座を持っている方はいないでしょうか?ぜひ使い心地を聞いてみたいです。
パニック障害(PD)という検索ワードでお越しになる方もいるようですので、最近読んだパニック障害に関する本を何冊かご紹介します。ちなみに、最近読んでいる本はいずれも薬を使わずにパニック傷害から回復するための本ばかりです。
非常に読みやすい本です。パニック障害が起こる仕組みから、パニック発作を起こした場合の対処法、パニック発作と上手く付き合いつつ、少しずつそれを克服する方法が書かれています。あまり突っ込んだ内容ではないのですが、読んでいて「自分は回復できるんだ」と勇気付けられる言葉が多く、繰り返し読むと気持ちが楽になります。最近読んだパニック障害関連の本ではこれが一番お勧めです。私は何度も読み返して、自分は回復できるんだと自分自身に言い聞かせています。
パニック発作が起こる仕組みが詳しく解説されており、薬物療法に頼らずにパニック傷害から回復するプログラムが紹介されています。食事・運動・リラクゼーション・気持ちの切り替え方など、日常生活を変えることでパニック発作を抑える方法が詳しく書かれています。内容が具体的かつ実践的なので実際にいくつかの方法を試してみればパニック発作の症状を改善することができるかもしれません。この本を読んでから考え方が変わって、薬に頼るよりも日常生活を改善することを優先するようにしています。
原題"FROM PANIC TO POWER"と言う通り、パニック障害の不安をもっと積極的に生きていく気持ちへと切り替えるというアクロバティックな発想の転換について書かれています。気持ちを強く持たないと難しそうですが、成功すればパニック傷害をばねにして自分の人生をもっと豊かに出来るかもしれません。
上記3冊はいずれも薬に頼らず、パニック障害が自分自身の不安の悪循環から引き起こされることを直視し、それを認めて受け入れること、その上でパニック障害といかに付き合っていくかについて書かれています。他にも何冊かパニック障害の本を読みましたが、一般的なパニック障害の治療法(薬物療法や行動療法)についての解説が書かれているだけで、薬に頼らない根本的なパニック障害からの回復(薬物療法は再発率が高いといわれています)について書かれている本は少ないようです。また、3冊とも翻訳書であり、パニック障害の治療方法については海外の方が進んでいるようにも思えます。
あともう一冊。
うつ病やパニック障害を引き起こす脳内の神経伝達物質のインバランスや摂るべき栄養素についていろいろ解説されています。食生活を改善する上で参考になりそうな本です。最近この本に書かれている、パニック障害に効くサプリを摂っています。まだ始めたばかりなので、これらのサプリが効くのかどうかはまだわかりませんが・・・。
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