街に出る用事があったので、久々に書店に立ち寄りました。学生時代は便意を我慢しながら(本屋で立ち読みしていると何故かうんこをしたくなります)数時間書店をうろうろしていたなぁなどと思い出しつつ、書店をぐるっと廻ってどんな本が置いてあるのかチェックしてみました。 一回りして気付いたのですが、少し前(かなり前?)は書店のかなり目立つ場所に株式投資関連の書籍がたくさん平積みされていたのに、今は端のほうに少しだけしか平積みされていませんでした。世間ではもう株式投資ブームは終わっちゃったということでしょうか?そうであればよい傾向になりつつあるのかなぁと思ったります。 他ににもいろいろ。 ・相互リンクさせて頂いている「 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の 水瀬さんが登場している『 ダイヤモンド ZAi (ザイ) 2007年 06月号 』を立ち読み。橘玲氏、藤沢数希氏(『 なぜ投資のプロはサルに負けるのか? 』の著者)と並んで載っていました。スゴイです。で、水瀬さんのポートフォリオのリターンもチェック。結構儲かってるんだなぁなどどと下世話な感想を抱いてしまいました。それにしてもあの似顔絵、本物の水瀬さんに似ているのでしょうか? ・日経新書の『 株式用語辞典 』の第10版が出ていました。この本の9版を持っているのですが、意外と知らない株式用語が多いので、ちょっと手にとってペラペラと読んでみるとなかなか面白いです。次にAmazonで何かの本を買うときについでに注文しようかと考えています。 ・読んでみたいなぁと思っていた小説『 ロング・グッドバイ 』を発見。で、意外な厚さにビックリ。かなり厚くて重いです。手軽に読めると思ってたんですが、なかなか手ごわそうです。 ・北方謙三は相変わらず中国モノを書いてるのですね。1冊も読んだことありませんが。 ・『~の品格』って新書が多い。 ・最近の若い作家の小説を全然チェックしてない。 ・G.W.初日なのにスーツを着た人がビジネス書を立ち読みしてた。ご苦労様です・・・。 たまに書店を覗いてみるとなかなか楽しいです。
スポンサーサイト
2007年4月の運用成績は以下の通りとなりました。 4月iFundパフォーマンス:-2.19% 4月TOPIXパフォーマンス:-0.74% 4月TOPIXアンダーパフォーム:-1.45% 4月JASDAQパフォーマンス:-4.84% 4月JASDAQアウトパフォーム:+2.65%
2007年iFund通算パフォーマンス:2.31% 2007年TOPIX通算パフォーマンス:1.19% 2007年JASDAQ通算パフォーマンス:-6.08%※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています。 (下のグラフは2005年1月からの累計) ※個別銘柄ポートフォリオ ※今月の売買売却: なし 買付: 9430 NECモバイリング(新規) PF構成全銘柄買い増し 今月も小型・新興株の軟調な株価に引きずられるようにマイナスパフォーマンスでした。JASDAQに勝ってTOPIXに負けるいつものパターンです・・・。今月はかなり多額の資金を追加投入し、運用資金が以前の数倍に膨れ上がりました。が、その追加資金で買付けた分は今月の下げで若干の含み損になってます。安いときに買えたと喜ぶべきなんでしょうが、買っていきなり含み損は気持ち的に嫌な感じです。投資資金が大きくなると数%の上げ下げで含み損益がかなり金額になるので、早くこの運用金額に慣れないとダメだなぁと感じています。 個別銘柄については、NECモバイリングを新規買い付け、以前から持っていた銘柄も追加資金で買い増ししています。これで、各銘柄の保有比率は6~7%の範囲内に揃いました。運用金額が大きくなったので、今後は一銘柄の保有比率は最大7%にしようかと考えています(今までは最大10%)。このルールで行けば、大体14~15銘柄でPFを構成することになります。 今月は3月決算銘柄で業績修正が何社かあり、いずれも予想通り上方修正だったのですが(NECモバイリング、プロトなど)、いまいちインパクトの無い上方修正でした。当然株価もほとんど動かず。というか下がってます・・・。こんな地合ではどうにもならんようです。 今後はしばらく資金の追加もないし、投資にかける時間もそれほど取れなさそうなので、しばらくの間は各銘柄で業績に大きな変動が無い限りこの状態でPFを維持していくことになりそうです。
子育ては大変です。 と、のっけから言い訳(苦笑)。帰宅後は、子供がおとなしくしているうちに妻と交代で食事、片付けが終わったあとは子供をあやしたりオムツを替えたりして、9時ごろには子供をお風呂に入れて(お風呂に入れるのは私の仕事)、その後はまた子供をあやしたりオムツを替えたりして ・・・以下繰り返し・・・で、気付いたら寝る時間になってます。うまく寝付いてくれればいいのですが、寝なければ寝るまで抱っこしてあやしたりオムツを替えたり ・・・以下繰り返し・・・。週末はこの繰り返しに掃除・洗濯・買物が加わり、残った時間で平日の疲れを癒すために昼寝したり、撮り溜めしたテレビ番組を見たりしてます。 子供と妻が寝た後にベランダで一服して(abitaさん、禁煙はしてませんよ!)、シャワーを浴びて、そのあとやっとPCを開いてメールをチェックしたり、RSSリーダーで更新されたブログ記事をチェックしたり、売買注文を出したり、楽天で安い紙オムツを探して大量に注文したり(笑)しています。で、疲れてすぐ寝てしまいます。子供の夜泣きにも対応している妻はもっと大変だと思います・・・。 投資関係については日中会社でPFの値動きをチェックし、夜売買注文を出しています。ここ1~2週間で持株の何社かが開示を出してますが、特に問題のある開示はなかったので短信の1ページ目だけ見て終わり。それ以外は何もしてません。寝る前にたまってる投資本を少し読んだりしますが、ほとんど読み進んでいません。新興・小型株はひどく下がってるようですが、目下の悩みは株価より子供をどうあやすかです・・・。 正直、インデックス投資に鞍替えしようかと本気で考えたりしてます。私の個別株投資のパフォーマンスは、子供用に買っているセゾン投信のグローバルバランスファンドに負けている状態ですので(笑。 ということで、ブログの更新もしばらくの間は週1~2回になりそうです。それもネタがあればの話ですが・・・。
角山さんの本、やっと読み終えました。 第一印象は「本がでかくて読みにくいな」でした(笑。本棚に片付けにくいので、単行本サイズであればなぁと思いました。図表が多いので大きいほうが読みやすいのでしょうが。内容は私が今まで読んできた本や勉強してきたことの総復習といった感じでした。内容や引用されている図表が過去に読んだ本で出てきたものが多かった印象があります。しかし、このページ数でこれだけの内容をまとめるのはさすがだなぁと思います。 章を追って自分の決算書や指標、企業価値に関する理解度をはかるにはちょうど良い本だと思います。ということで、内容の振り返ってみましょう。 第一章の「決算の基本」はさすがに問題なし。過去に決算書の読み方に関する本を読んだり、会社で財務に関する研修を受けたお陰でここで引っかかることはありませんでした。第二章の「経営分析」もなんとかクリア。各財務指標は 会社での研修で一通り勉強済でした。問題はそれを投資に生かせているかどうかですが・・・。 第三章の「経営指標」はROEからROICまでは問題なし。EVAについては、『 ビジネスゼミナール 証券分析入門 』を読んだ方なら問題ないと思います。WACC(資本コスト)とROCE(資本利益率)については、過去に 会社でファイナンスの基礎を勉強していたので何とか理解できています。 第四章の「投資指標」については、PER、PBR、EV/EBITDAまですべてOK。角山さんはEV/EBITDAよりEV/EBITを好むようです。わたしもEV/EBIT派。どうもEV/EBITDAは使いにくいと思います。ポール・ソンキンのキャップレートまで紹介されてます。面白かったのはキャップレートやEV/EBITに非常に近いEV/FCF倍率という指標でした。 問題はここから先です。 第五章の「定性分析」。ビジネスモデル分析やファイブフォース分析(これは全然知りませんでした)が紹介されていますが、どうしても私はこれらの分析が主観的に行われているように感じます(偏見でしょうか?)事業を行ったことが無い人間が事業を分析するというのは、どうも私には腑に落ちません。一応読みましたが、この章は今後もあまり参考にしないと思います。下手な定性分析で特定銘柄にバイアスがかかるほうが弊害が大きいと感じます。ただ、この章の最後に出てきた参入障壁と撤退障壁は比較的理解しやすかったです。 第六章「企業価値」といいうことで、簡便な理論株価の算出方法やDCF法が紹介されています。簡便な方法については『 なぜか日本人が知らなかった新しい株の本 』やこの本に書かれている方法で簡単に出せるのでしょうが、本当に株価は企業価値(理論株価)に収斂していくのか検証がほしいところです。DCF法は理論はしっかりしていますが会社の価値がDCF法だけで決まるということがなんとなくしっくりきませんし、DCF法に使われる割引率の設定の問題も引っかかります。定性分析を行うなら数字で計ることのできない企業価値をDCF法にどう組み入れていくのかも考える必要があると思います。 ということで、定性分析とDCF法(理論株価)に対する不信感(というか私が苦手なので嫌いなだけかもしれませんが・・・)を改めて感じてしまいました。KAPPAさん式の定量分析だけで行う手法のほうが、今の私には向いていそうだと改めて感じます。 最後に、この本を予約したときに角山さんから頂いた「マーケットに参加するための8つに心構え」というPDFの小冊子があったのですが、これがなかなか良かったです。数ページの小冊子ですが、私は何回も読み返しています。
最近読んだ本のなかで面白かったものをご紹介します。 1冊目。 勝海舟が晩年に語った幕末維新当時の状況や人物についての口談を集めた本。生々しい話が多く、勝海舟の語り口も面白い良書です。晩年に語ったものを集めているので多少説教じみていたり自慢話が多かったりするような気もしますが(笑。ちなみに、勝海舟の父、勝小吉の自伝『 夢酔独言 』もなんだか無茶苦茶で面白いです。暇なら合わせて読む価値あり。 2冊目。 多少新選組寄りの内容のように感じますが、集められている史料は生き残りの関係者などから集められたもので、限りなく事実に近い内容のようです。先に紹介した本と同じく生々しい話が多く興味深いです。「新撰組」が正しいのか「新選組」が正しのかなんて細かい話まで触れられています。同じ子母沢寛の『 新選組遺聞 』も今読んでいますが、この本と同じく新選組隊士の日常などが紹介されており、こちらもなかなか面白いです。 投資本やビジネス書に読み飽きたら是非読んでみてはいかがでしょうか。特に歴史好きの方にはお勧めです。
以前、 チベットの旅行記を書いたときにチベットに関していろいろ調べているうちに見つけた本です。図書館で借りて読了。 旅行当時からラサ市内外に立つ歩哨や人民解放軍の駐屯地を見たり、最も弾圧が厳しかったと言われるチベット東部(四川省との省境)への外国人立ち入り禁止措置などから、チベットは占領地なんだと感じていましたが、この本でチベットの近代史に関する認識が改まりました。チベット解放軍がCIAの援助を受けていたこと、チベットのゲリラ兵が沖縄で訓練を受けていたことなどはまったく知りませんでした。 若い頃は『 中国の赤い星 』などを読んで人民解放軍は理想的な軍隊だなぁなんて無邪気に感心してましたが(創成期は実際そうだったのかもしれませんが)、中国統一後の周辺地域への侵攻の記述などを見ると、中国人の中華思想の根強さを感じます。 現在のチベットは当時に比べればかなり豊かになっているのでしょうが、肝心のチベット人はそれについてどう考えているのか気になる一冊でした。青蔵鉄道の建設などについては、チベットの中国化を押し進めるものとして苦々しく思っているチベット人が多いのかもしれません。
先日のエントリのコメントで第三世代インデックスという言葉が出てきて、何のことやらさっぱり分からなかったので、ググって調べてみました。 第三世代インデックスという単語で一番初めにヒットしたのが これでした。この解説によると、インデックスは次のように発展しているそうです。 第一世代ダウ・ジョーンズ工業株価平均(米国)、日経平均(日本)など。 比較的少ない銘柄の株価の単純平均で算出される。 (Wikipediaの 株価平均型株価指数の解説) 第二世代S&P 500(米国)、FTSE-100(英国)、TOPIX(日本)など。 第一世代より多くの銘柄で構成。時価総額加重平均により算出。 (Wikipediaの 時価総額加重平均型株価指数の解説) 第一世代インデックスや第二世代インデックスでは、株価単純平均の場合値がさ株の影響が大きいこと、時価総額加重平均の場合浮動株の少ない銘柄で株価変動の歪みが生じるなどの問題があり、これらを解決するために浮動株を調整した株価指数が算出されているようです。ちなみに TOPIXはすでに浮動株調整を行っています。ということで、 第三世代2006年6月30日以降のTOPIX、MSCIなど。 浮動株式数を調整したインデックス。 (Wikipediaの 浮動株基準株価指数の解説) ということになるようです(難しい・・・)。 はじめに取上げた 解説によれば、Russell/Nomura日本株インデックスも浮動株調整が行われており、バリュー/グロース、大型株/小型株などのサブ・インデックス(スタイル別インデックス)も算出されているようです。こうしたサブ・インデックス(スタイル別インデックス)を持つのも第三世代インデックスの特徴であるようです。Googleで”シーゲル ETF”と検索すると、シーゲル博士の理論を基にしたインデックスなどが出てきてなかなか面白いです。 Russell/Nomura日本株インデックスについては、スタイル別のリターンを見てみるとなかなか面白いことになってますが、それはまた次回に。
本日午前00:01、待望の第一子が誕生しました。 4月1日の深夜から陣痛が始まり、4月2日朝、陣痛の間隔が短くなったため入院。そこから10数時間後、23時にやっと子宮口が全開になり分娩が始まりました。陣痛室・分娩室が別れていない病院だったので、私は流れでそのまま分娩に立会うことに。 分娩開始までの時間が長く、2日間ろくに眠れず睡眠不足だったので、途中でパニック発作が出てしまいましたが、いつのまにか持ち直し、気付いたら出産まで立ち会っていました。日付がかわって4月3日になった瞬間、子供が出てきて思わず涙がぼろぼろと・・・。感動したのか嬉しかったのかなんだかよく憶えていませんが、我が子を見た瞬間に衝動的に涙が出てきました。 生まれてきたのは男の子、体重3484kgでちょっと肥えてますがとても元気です。こんな立派な息子を2日間ほとんど寝ずに頑張って生んでくれた妻に感謝し、無事に生まれてきた我が子にも感謝しています。 我が子を初めて抱いた瞬間に感じたのは、その子の体重よりも責任の重さでした。これから先、この子のために何をしてあげられるのか、私はこの子の人生にどんな影響を与えるのか、ひどく考え込んでしまいました。なにはともあれ無事生まれてきたことに感謝して、父親としてできることが何なのかを考えていこうと思っています。
| HOME |
|