2006年10月の運用成績は以下の通りとなりました。 10月iFundパフォーマンス:+2.24% 10月TOPIXパフォーマンス:+0.42% 10月TOPIXアウトパフォーム:+1.82% 10月JASDAQパフォーマンス:-0.88% 10月JASDAQアウトパフォーム:+3.12%
2006年iFund通算パフォーマンス:-16.79% 2006年TOPIX通算パフォーマンス:-1.96% 2006年JASDAQ通算パフォーマンス:-32.03%※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています(グラフは2005年1月からの累計)。※個別銘柄ポートフォリオ ※今月の売買買付: 4333 東邦システムサイエンス 2735 ワッツ(買い増し) 3376 オンリー(買い増し) 9696 ウィザス(買い増し) 売却: 2773 ミューチュアル 4241 アテクト 7859 アルメディオ 9644 タナベ経営 7481 尾家産業 7548 サンクスジャパン(一部売却) 今月は先月・今月に新規に買い付けた銘柄の決算が順調だったため、久々にTOPIXとJASDAQをアウトパフォームしました。TOPIXをちゃんとアウトパフォームしたのは今年初めてです(2月と5月にTOPIX±0になっただけ)。 先月に引き続き、買付基準に合わないものの売却を進めました。また、下方修正した銘柄(アテクト・尾家産業)は傷が拡がる前にさっさと見切りをつけて売却しています。お陰でかなりCPが大きくなっているのですが、なかなかいい銘柄が見つかず、フルインベストに出来ません。とりあえず来月の中間決算が出揃うまでは様子見かなぁと思ってます。 さて、9月の運用成績のエントリで、 KAPPAさんの本 とほぼ同じ買付基準でPFを組むことを考えていると書きましたが、それに加えてもうひと工夫したスクリーニングを考え中です。原則的にはEV/EBIT・PER・PBRや収益性でスクリーニングを掛けてその中から有望そうな銘柄をピックアップして買付ける方針ですが、四季報独自の業績予想をスクリーニングに組み込んで、前号比減額予想が出ている銘柄を排除して株価下落リスクの少ない銘柄から選択するか、前号比増額予想銘柄の中から今期業績進捗率のチェックなどで本当に増益になりそうな銘柄を探すことでパフォーマンスを向上させることができないかなぁなどど、いろいろ模索中です。 個別銘柄の定性分析は諦めているので、四季報スクリーニングのみで出来る限り機械的に銘柄を選択し、なおかつそこそこのリターンが得られれば言うことないのですが・・・。
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やっと『証券分析』読み終わりました。 引き続きコレはと思う部分をメモ。 第31章 損益計算書の分析 (収益力だけを重視する誤り)現在ではその会社の収益力だけを見て普通株に投資することが一般的な慣行になったが、企業の実体と投資基準の間には大きな隔たりがある。-中略-経験豊富な投資家の目から見ると、損益計算書にはバランスシートよりも多くの記述ミスや恣意的な推定値が盛り込まれていることである。
第37章 過去の決算数字 (数量的分析は質的分析で補完)企業の決算数字を分析する場合には、次のような証券分析の重要な原則を念頭に置くべきである。「企業の数量的データは、それが質的分析の結果によって裏付けされている場合に限り有効である。」
第39章 普通株の株価収益率 (正確な評価基準など存在しない)証券アナリストは特定の普通株の「適切な価値」について一般的な原則など示すべきではない。そのようなものは実際には存在しないからである。-中略-当期利益が常に変化していることを考えれば、それをベースに普通株を評価するというその考え方自体がおかしいことになる。10倍とか15倍などというPERは基本的には恣意的な基準でしかないのである。
(普通株の投資)PERは必要条件ではあっても絶対条件ではない。その会社の財務力、経営陣の能力、業績見通しなどにも十分に目を配る必要がある。-中略-普通株が、①保守的な投資家のおカネを投資するだけの十分な価値がある、②将来の業績見通しが明るい-という2つの条件を満たすならば、その銘柄は将来的に値上がりする可能性はかなり高い。
39章ではグレアムのPERに関する考え方が掘り下げられて記述されており、興味深い内容でした。引用はしていませんが、グレアムは普通株を投資目的で購入する場合のPERの最高値を16倍と設定しています。また、その場合のPERは最低でも過去5年間、できれば7~10年間の平均収益から計算すべきとしており、16倍という数値についても、「その会社の将来の収益が過去の水準を上回るという見通しがある場合しか受け入れられないかもしれない」とも述べています。
一部の機能が「 Yahooファイナンス」より便利で、Yahooファイナンスと共に愛用していた「 livedoor FINANCE」の運営が年内(12月15日)で終了するようです。 「livedoor FINANCE」では、ポートフォリオ登録銘柄の開示情報やニュースをメールで通知してくれるサービスを行っており、いちいち TDnetや企業のIRページをチェックしなくても、登録している会社の開示情報が出た時点で自動的にメールが届くのでとても重宝していました。今年の初め頃から「livedoor FINANCE」からのメール配信が滞るようになったのですが、それでもポートフォリオ画面で持株の開示情報を一括チェックできるので、ずっと「livedoor FINANCE」を使い続けていました。かなり便利なサービスだったので、運営終了は残念です・・・。 ということで、livedoorの他に特定の会社の開示情報発表をメールで通知してくれるようなサービスがないか探してみました。 で、見つけたのがここ(↓)。 http://post.tokyoipo.com/visitor/news/ 「TokyoIPO」というサイトの開示速報サービスです。メインはIPO情報を有料で配信するサイトのようですが、開示速報メールは無料のようです。 会員登録を行い、開示速報をメール通知してほしい銘柄を登録しておくと、開示が出たらすぐにメールが届くようです。実際に会員登録して持株を登録してみましたが、まだ開示情報がないので実際にちゃんとメールが配信されるかどうか確認できていません。 ←(追記:1件目のメールが来ました!開示から1分後でした。)ただ、ログイン後のトップページで登録銘柄の最新開示情報(過去7日間分)がチェックできるので、万が一メール配信が滞っても、数日に一回ログインして登録銘柄の開示情報の有無を確認すれば問題は無さそうです。また、登録した銘柄の過去の開示情報を会社ごとに約一年分チェックできます。 ものぐさな私にはぴったりなこのサービス、なかなか使えそうです。さようならlivedoor!(まだ livedoorの株主ですが・・・。)
ETFについて、興味深い記事(コラム?)を見つけました。 http://japan.internet.com/column/busnews/20061013/6.htmlhttp://japan.internet.com/busnews/20061020/6.html 特に興味を引いたのはこれらの部分。 ETF は最近になって登場したものではない。何年もの間、展開されてきた。しかし現在、金融市場の本質を変えてしまうかもしれないほどの急成長を遂げている。現在250以上の ETF があるが、2、3年後には数千になっているだろう。
ヘッジファンドでは、奇をてらった戦略が必要だ。米国の商品先物取引委員会の報告によると、9月5日現在、天然ガスの先物取引とオプションのオープンポジションのうち、46%が単純にロングかショートではなく、スプレッド取引だという。ショートもオプションも可能な ETF には、多額のヘッジファンド資金が集ってくるほどの魅力がある。
Baraban 氏によると、ヘッジファンドはすでに米国株取引の30%以上を占めているという。その数字は50%ほどだという人もいる。 米国ではこのようなファンドは規制されていない。その理由は、ひょっとしたらヘッジファンドの責任者が共和党および民主党の強力な寄付者であるためかもしれない。
1978年から1989年までカリフォルニアの Baraban Securities の CEO を務めていた Harvey Baraban 氏は、 ETF が成長しているのは、ヘッジファンドや他の大型のトレーダーが数百や数千単位の株式を同時に取引できるためだという。
State Street Global Advisors の報告によると、 ETF の所有資産は米国で3,580億米ドル、ヨーロッパで760億米ドルにのぼる。この数字は、より多くのファンドが作られるようになり、投資家が ETF についてもっと知るようになれば、確実に増えるだろう。
これらのファンドは、オプションやレバレッジで取引可能なため、新生の投資運用を注意深く見守り、規制しないと、財政崩壊の可能性がある。株価の暴落の危機が差し迫っているわけではないが、通常市場が大きくなりすぎているかどうかは、投資家が傷を負うまでわからないことが多い。
私の頭の中では「ETF=信託手数料が安いインデックスファンド」というイメージがあったのですが、どうも違うような気がしてきました。日本のように日経225やTOPIX、一部の業種の指数に連動するようなETFが十数種類しかないのであれば「ETF=信託手数料が安いインデックスファンド」と単純に考えていいのかもしれませんが、ETFの種類が膨大で、かつ様々な方法で売買できるのであれば、ETFは限りなく個別株(証券・コモディティ)に近く、なおかつ膨大な資金も簡単に吸収できる金融商品と捉えるべきなのかもしれません。となれば、上の記事の通りETF自体が投機の対象となっても不自然ではないと思います。 仮にこのコラムの最後に書かれていることが実際に起こった場合、「インデックス」でさえ膨大な資金の短期的な投機対象になってしまうと考えられるのでしょうか・・・。その場合、インデックスを買って放置するという戦略は成り立たなくなってしまうような気がします。
2chの ひろゆき氏のブログの引用から引用です。 メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。 その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、 「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、 漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、漁師は、 「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、 女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、 歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。 「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、 きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、 漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。 お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。 その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。 そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。 自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。 その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、 ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。 きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。 「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」 「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」 「それからどうなるの」 「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」 と旅行者はにんまりと笑い、 「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」 「それで?」 「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、 日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、 子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、 歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
これを読んで、う~ん・・・と考え込んでしまったのですが、このエントリに対するコメントに、このようなものがありました。 そのメキシコ人の漁師が現在やっているのんびりした生活と アメリカ人旅行者がアドバイスした生き方の末の大成功後の、のんびりした生活。
似ているようでいて、実は似て非なる生活だと思う。 20年後に成功者から引退した後ののんびりした生活では、 「今日は魚が取れないかもしれない」 という不安を感じなくて済むからだ。
このお話の中で、アメリカ人が求めているのは将来的に経済的自由を手に入れてハッピーリタイアすること。一方のメキシコ人は有り余るおカネ(経済的自由)はないけれど今はとりあえずハッピー。但し将来はどうなるかわからない。魚がまったく獲れなくなる日がくるかもしれない(そんな日はこないかもしれない)。 完全な経済的自由がシアワセを得るための絶対条件であれば、将来のシアワセを得るためにアメリカ人の勧めるとおりに生きるのが一番いいのでしょうが、メキシコ人的価値観も捨てがたいものがあるような気がします。今シアワセなんだし。 将来得られるおカネの価値はDCF法なんかで現在価値がわかる(ことになってます)が、将来得られるであろうシアワセの現在価値の求め方はわかりません(その前にシアワセが何か定義しないとダメですが)。とりあえず経済的に不足がないことをシアワセとした場合、今のシアワセと将来のシアワセの価値はどうやって比較したらいいんでしょう。シアワセ(ここではお経済的に不足がないこととして)になる前に死んじゃう可能性もあるので、将来のシアワセは割引率を使って現在価値に引きなおすってことになるのでしょうか。てことは、将来のシアワセ度1<現在のシアワセ度1ってことになるのかな??? なんだか意味がわからない文章になってしまいました・・・。
最近PFの見直しによる銘柄入れ替えで売買回数が増えてきているので、約定履歴をCSVに吐き出して、過去の取引回数と売買手数料を振り返ってみました。結果は以下の通りでした。 2005年(株式投資を始めた5月23日から年末までの約7ヶ月) 売買回数は40回。 売買手数料の総額は2005年末時点の運用資産の約0.85%。 2006年(年初から10月12日約定分までの約10ヵ月半) 売買回数は55回。 売買手数料の総額は2006年9月末時点の運用資産の約0.57%。 約定履歴の明細を見てみると、まだまだ無駄な売買が多いかなぁという印象です。ただし、2006年下半期はE*トレードの売買手数料が10万円以下の取引で無料となったので、分割して売買することで手数料を無料にできる場合は同一銘柄を2~3回に分けて売買を行っています。また、私が株式投資を始めた当初のE*トレードの売買手数料が735円~だったことを考えると、今年に入ってからの売買手数料の相次ぐ値下げはかなりインパクトがありました。 ついでに、投資信託の信託報酬と私の個別株売買の手数料を比較してみると、インデックス系の投資信託の信託報酬が0.5%前後、アクティブ系の投資信託の信託報酬が1.0~1.5%となっているので、年率で見ると、おそらくインデックスファンドより確実に高く、アクティブファンドより少し安いくらいの売買手数料がかかっている、ということになりそうです。さすがにETFの信託手数料(0.1~0.2%)には勝てないでしょうが、年間の売買手数料が運用資産の0.5%程度に収まれば理想的かなぁと思います。ついでにインデックスをアウトパフォームできれば理想的です(笑。 一般的な個人投資家の年間売買手数料って、運用資産の何%くらいなんでしょう。すごく気になります。
またまたニュースネタ。 (東京新聞より引用) 株式譲渡益 軽減税率は延長せず 政府・与党は十三日、来年末で優遇期限が切れる株式譲渡益への課税について、延長しないことを前提に二〇〇七年度税制改正論議を進める方針を固めた。金融庁や証券業界が個人投資家の拡大のため延長を求めていたが、株式市場の好況などから優遇を続ける理由は失われたと判断した。 株式譲渡益、配当に対する税率は、本来の20%から10%へと軽減されている。譲渡益への優遇課税は〇七年十二月末に、配当は〇八年三月末にそれぞれ期限を迎える。 いずれも〇三年、株式市場の活況化やデフレ対策の一環として導入された。当時は平均株価が八〇〇〇円を割り込むなど低迷していた株式市場が、現在は一万六〇〇〇円を大きく超える水準まで回復した。さらに個人投資家の割合も、増勢傾向が定着している。また「格差社会」が問題とされる中、預貯金の利子への税率20%よりも低い税率で、株式投資を優遇し続けるのは困難との見方も背景にある。 ただ配当課税については、個人投資家の株式の長期保有化を進める観点から、経済界には軽減延長を求める声が強い。年末に向けて本格的な調整が行われそうだ。
やはりインカムゲイン・キャピタルゲインの優遇税率延長はなさそうですね。一時期延長論がニュースでちょこちょこと出ていたので淡い期待を抱いていたのですが・・・。残念です。まぁ、税率のことをあれこれ言う前に、株式投資で利益を出す方が先なんですが。 最近かなりの含み損を確定したので、年初来の確定益はとっくに相殺されて、確定損益はかなりマイナスになってます。税金対策と言えば聞こえはいいですが、要は株式投資を初めて以来まったく確定益を出していないわけで、情けない限りです。
ネタ元。 http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061014AT2M1400J14102006.html(NIKKEI NETより引用) ジャスダック、ナスダックと提携で覚書締結 【ニューヨーク=藤田和明】ジャスダック証券取引所と米ナスダック市場を運営するナスダック・ストック・マーケットは13日、提携関係を結ぶことで覚書を交わしたと発表した。上場企業の誘致における協力関係や、上場商品の相互上場などについて今後本格協議に入る。
中国などアジアの上場候補企業を互いに紹介し合うなど上場誘致活動で協力。ナスダック総合株価指数に連動する上場株式投資信託(ETF)と金融商品をジャスダックに上場させることや、預託証券の形で相互上場を認めることなどを検討する。人材交流も進める。
ジャスダックは新興企業を得意とする株式市場としてアジアの中核市場を目指している。ナスダック側も多様な上場企業の取り込みや、自社商品の供給先の拡大など国際展開を急いでおり、双方の狙いが一致した。
ジャスダックでナスダックに上場しているETFが買えるようになるってことのようですが、ドル建てETFをどうやってジャスダックに上場させるんでしょう?まさかドル建てでそのまま上場するんでしょうか?う~む、よくわかりません・・・。どちらにしても、これが実現すれば、使っている証券会社に関係なく海外ETFが買えちゃうわけで、なかなか便利になりそうです。 また、こんな ニュースもあるわけで、日本のマーケットで米国、欧州、中国、その他新興国の上場証券が買えるようになるのなら、 東証なんてさっさと海外の取引所に飲み込まれちゃってもいいんじゃないかなぁなんて思ったり。東証の社長は、「アジアを代表する証券取引所として、我々の競争相手は世界の取引所であり、競争の中で負けているわけにはいかない」なんて仰ってますが、ライブドア事件ごときで システムダウンしちゃったり、mixi上場で張り切ってるような取引所が「世界の取引所」に到底勝てるとは思えません。東証でもドコでもいいんですが、近い将来日本にあるマーケットで世界中の上場証券が普通に買えるような時代が来たら楽しそうです。 ところで、 TOCOM Index上場の話はどうなってるんでしょう?最近 いい感じで下落してるんですが・・・(まだまだ下がるかもしれません)。
『証券分析』読書メモの続き。 第29章 普通株の分析-配当 配当率は単純な事実で分析の必要はないと思われるが、それが本当に意味するものを正しく理解するのはかなり難しい。(中略)適切な配当政策とは何かという点についても、経営陣と株主の基本的な考え方には大きな違いがある。このため普通株を保有する目的についても、①市場性ある有価証券を保有する、②その会社の利益権を持つ-というまったく異なる2つの考え方に基づいている。
(配当収入を目的とした普通株の投資)最近までの配当収入は普通株投資の大きな目的だった。その理由は、企業の主な目的が株主に配当を支払うという単純な論理に基づいている。
(配当しない政策)株主に配当という形で現在の利益を分配しない経営政策には、①財務力(運転資本)の強化、②生産能力の向上、③過大資本の是正-といったメリットがある。(中略)しかし、いわゆるそうした「保守的な配当政策」を株主が本当に無条件で納得しているというのは実はウソであり、現実は不承不承ながら受け入れざるを得ないというのが実像であろう。一般投資家が明日の利益より今日の配当を望むのは当然である。
(利益再投資の是非) ●大前提-会社にとって利益になることはすべて株主の利益にもなる ●小前提-利益を配当として株主に分配する代わりに社内に留保すれば会社の利益になる ●結論-利益を配当として払うのをやめれば、結果的には株主の利益になる この三段論法の間違いが大前提にあることは明らかであろう。「会社にとって利益になることはすべてオーナー(株主)の利益にもなる」といえるのは、その利益が社内に留保されるときに株主の犠牲が条件にならない場合だけである。株主に分配されない利益が会社内に留保されれば、その会社の財務力は強くなるかもしれないが、それがオーナーの利益となるかどうかというのは本当はまったく別問題である。 例えば、1株当たりの利益が10ドルで7ドルの配当をしている企業の場合、差額の3ドルを毎年利益剰余金として留保すれば、その株式価値は数年後に大きく上昇するはずである。しかし実際には、その株式価値の上昇率は年3%の複利率よりはるかに小さいのである。その逆に、3ドルを配当に回して7ドルを社内に留保するとすれば、状況はいっそうはっきりするだろう。つまり大幅な利益の積み増しが株式価値の上昇をもたらすのは間違いないが、その上昇率が年7%の複利率になることなどまずあり得ないだろう。このように、利益の大半を再投資利益として社内に留保することの問題点は明らかである。
利益の再投資と配当の関係については、『 バフェットからの手紙 』や『 株式投資の未来 』でも同じような内容が書かれていたように思います。利益を配当せず再投資することが認められるのは、投下資本に見合ったリターンにより、企業価値(株式価値)をさらに向上させることが出来る場合のみということになります。しかし、多くの企業は収益力を維持するために利益を再投資し、(理論的には)最終的に資本コストと収益率が等しくなるまで企業間の競争が続きます。もっとひどい場合、収益率が資本コストを下回ることさえあり得ると考えられます。 安定した配当を行えない企業は収益力の維持に常に追加資本の投下が必要である(利益の再投資による企業価値の向上無し)か、過剰競争により収益率が資本コストを下回り、企業価値が漸減していると考えられます。強大な参入障壁や競争優位性がある企業には上記の考え方は当てはまらないと思いますが、原則的には無配の企業への投資は慎重に行うほうがいいように感じます。
『証券分析』読書メモ。 第5章 証券の分類 新しい(証券)分類の提案。 I.投資適格の債券・優先株 II.投機的な債券・優先株 A.転換社債など B.二流の上位証券 III.普通株
「第2部 確定利付き証券」、「第3部 投機的な性質を持つ上位証券」については、上記I・II(債権と優先株)についての分析が主な内容で、あまり興味がもてなかったのでメモは省略。じっくり読めばグレアムの”安全域”の考え方がよくわかるかもしれません。
「第4部 普通株の投資理論」 第27章 普通株の投資 普通株の分析の歴史について。戦前(第一次世界大戦前)は、確実に継続して支払われる配当、安定した収益実績、十分な有形資産による裏付けなどの要素により投資が行われた。戦後から1929年をピークとする株式ブーム期(大恐慌まで)にかけての新しい時代には「普通株の価値はすべて将来の収益によって決まる」ようになった。このような戦後の考え方は、戦前には”投機”とされていた。 この「新しい時代の理論」により、PER10倍の公共事業株がPER35倍で売られていても、株価が高すぎるのではなく、投資家の価値の基準が変わったと考えられた。このため、株式の価格の上限が失われてしまった。こうした「素晴らしい投資理論」に従い、多くの人々が株式市場になだれ込んだ。 このような新しい理論の立役者となったのは投資信託であった。従来の投資信託は、不況期の安いときに株を買い好況期に高値で売る、多くの分野と国に分散投資する、過小評価された銘柄を探し出しそれに投資するといった投資原則を持っていた。しかし、多くの投資信託が強気相場のなかで設立されたため、投資信託は調査と分析を行わなくなり、「上向きの収益トレンドを描く有望株」を値段を問わずに買うようになった。しかし、「収益トレンド」をベースとした株式の価値は完全に恣意的なもので、論理的な根拠はなにもない。
第28章 普通株の投資基準 「妥当な株価」に関する基準は普通株の投資理論にとって不可欠なものである。新しい時代の理論の大きな欠陥は明確な基準がないことである。過去から現在の業績に基づく基準を適用しなければ株価に上限がなくなり、株式投資は”投機”に変質する。たとえこうした基準が不合理であったとしても、数量的基準を無視して株価にまったく上限がない状態よりははるかにましである。 普通株の投資原則は保険会社のアプローチにかなり似ている。保険会社は、個別のケースでは支払保険料が受取保険料をかなり上回ることもあるが、保険業界全体としてはちゃんと利益が出ている。普通株の投資においても、将来の見通しを慎重に判断し、個別銘柄の予想外のリスクを平均化するために分散投資を心がけるべきである。 投資家が株式の本質的価値に目を向けると言っても、それは株価にまったく無関心であるという意味ではない。時価が購入価格を十分に正当化している場合に限ってその株式は魅力的である。また、インカムゲイン・キャピタルゲインの増大が期待できる場合はその株式を継続して保有してよいが、株式の価値が低下したり、株価がその価値を正当化できない水準にまで上昇した場合は迷うことなく売却すべきである。 1927~33年の株式市場の大変動が普通株の合理的な投資という考え方に大きな打撃を与えた。多くの投資家が株式投機のほうに足を踏み外さないで、投資スタンスをしっかりと保つことが出来るかどうか確信はもてない。しかし、今後普通株の安全な基準を確立する可能性について、悲観的には考えていない。1927~33年のような激しい乱高下は相場の歴史上でも異常な事態である。
次に続きます(多分)。
  については、無料ブログを読むくらいで、教材等は購入したことがなかったのですが、今回は書籍が出版されるということで買って読んでみました。 内容としては、バリュー投資の基本をさらっとなぞったような感じで、すでに何冊かのバリュー投資系の個人投資家が出している本を読んだ人にとっては多少物足りない内容かもしれません。 財務諸表の基本の基本(Lesson2)、PER・PBRなどの指標についての説明(Lesson3)、資産バリュー株(Lesson4)、収益バリュー株(Lesson5)について、リスクとリターンについて(Lesson6)、メンタルコントロールについて(Lesson7)と、基本は一通り押さえていますが、あまり突っ込んだ内容も書かれていません。入門書としてはいいでしょうが、これだけ読むだけでは不十分な感じがします。が、1,500円という値段を考えればこんなもんでしょうか。 いい加減この手の本は買うのを控えようと思うのですが、出版されると思わず買ってしまいます・・・。 さて、『証券分析』はいまだに読み終えられません。最近やっと債券・優先株等の部分(第6章~第26章)を読み終え、普通株に関する部分(第27章以降)を読み始めています。長いトンネルを抜けてやっと本題に入ったような感じですが、まだ半分・・・。じっくり味わいながら読み進めようと思っています。
金曜日(10/6)、月に一回の通院。この1ヶ月はすごく調子が良く、デパスの量もだいぶ減ってきました。SSRI 2錠/日でも充分いけそうな感じです。 医師にその旨話すと、「良かったね」と・・・。でも調子が良い原因は医師にも私にもわからないまま。まぁ調子いいからいいんですけどね。 ということで、引き続き、 SSRI(デプロメール) 2錠/日 抗不安剤(デパス) 2錠/日+しんどいとき随時を服用で様子見です。
最終回です。 11月7日(10日目) 朝9:30、皆がネパールに向けて出発した。
 (↑出発直前に撮影) みな行ってしまった。部屋に帰って、妙に寂しく感じた。1週間程度の付き合いだったのに、随分親しくなったものだ。 銀行へ行きT/Cを換金し、バスターミナルでゴルムド行きの切符を購入し、バルコルで土産を買う。午前中でほとんどの用事が済んでしまった。バナクショー・ホテルのカイラス・レストランで親子丼を食べる。美味しかった。 1人で時間を過ごすのが久しぶりで、少し時間を持て余し気味だ。つまりヒマ。仕方ないので、シャワーを浴びてまたバルコルへ行く。無駄なお金を使ってしまった。ラサ滞在10日目。そして明日はゴルムドへ向け出発。 夕方、部屋に男が1人やってきた。スウェーデンから来たらしい。わかりやすい英語で話してくれたので、いろいろ話ができた。どうも、僕は本当に寂しかったようだ。
11月8~9日(家路1~2日目) (この日記は11月10日に西寧で書かれた)朝9:00、ラサのバスターミナル発。ゴルムド行きの寝台バス(260元)に乗り込む。席は狭く、とてもくつろげない。外国人は僕と、一組のカップルだけだ(注:のちにロシア人カップルと判明)。明るいうちは暖かくて楽だったが、那曲(ナチュー)を過ぎて日が暮れてしまった後がしんどかった。窓は凍り付いてしまい、布団をかぶっても寒い。しかも標高5000m付近を通過するときがちょうど夜中で、息苦しくて眠れなかった。 バスは広い平原や狭い山道、突然現れる雪原を、たまに休憩しながら進み続けた。でも風景を楽しむ余裕なんてない。途中、大平原の真ん中で野糞を初経験。11月9日午後2:30に、やっとゴルムドにたどり着いた。約30時間、ビスケット1箱とミネラルウォーター1.5リットルしか口にしていない。疲れた・・・。 ゴルムドはとても奇妙な街だ。砂漠の真ん中に人工的に造られた街があり、駅前(注:当時はゴルムドまでしか鉄道が開通していませんでした)は広々としているが、ほとんど人影がない。街は大きそうだが、ほとんど車が通っていないし、飲食店も見当たらない。ゴルムドで一泊しようと思っていたが、街が不気味なので通り過ぎることにした。 列車の時刻表をチェックすると、今日出発する列車は無いようだった。切符売り場も開いてない。結局バスターミナルに戻り、午後4:00発の西寧行きの寝台バスに乗ることにした。今度のバスは小型だが小奇麗で、ベッドも少し広く、暖房もしっかりしているので、快適に過ごすことが出来た。明るいうちに走り抜けたどこまでもまっすぐ続く道が印象的だった。夜は疲労と暖房の暖かさで熟睡。 翌11月10日朝9:00、西寧着。ラサ~西寧間48時間のバスの旅。もう二度とヤダだ。風呂入りたい。しんどい。寒い。さよならラサ、さよならゴルムド。
11月10日(家路3日目) 朝9:00西寧着。駅前で下ろされたので、そのまま上海行きの列車の切符を購入。軟臥660元。一番高級な寝台車で帰ることにした。そのあとタクシーで青海師範大学へ向かう。大学内で少し迷ったが、すぐに留学生楼にたどり着けた。留学生は全部で5人。日本人4人、ドイツ人1名らしい。久しぶりにI成に再会(注:彼は以前杭州大学に留学しており、その後転校して青海師範大学に移っていました。当時は携帯など無く、事前に連絡を取ることも出来なかったので、いきなり大学へ押しかけて無理やり探し出しました)。留学生楼の空き部屋を借りる。昼ごはんを食べ、昼寝して、大学前の屋台で晩御飯を食べて、シャワーを浴びる。久しぶりのシャワーで気持ちいい。2回頭を洗っても泡立たない。相当汚かったようだ。I成に夜食のうどんを食べさせてもらう。I成ありがとう!久しぶりに暖かな部屋のまともなベッドで眠る。幸せ。
11月11日(家路4日目) 朝9:30に起きる。よく眠れた。後は上海へ向かうだけだ。I成がお昼ご飯を作ってくれた。日本の米に味噌汁、梅干と玉子焼き。とても美味しい。しかも残ったご飯をおにぎりにして持たせてくれた。ありがとう、I成。ところで、I成と一緒にご飯を作ってくれた女の子(満州族とチベット族のハーフらしい)は誰だろう。友人って言ってたけど・・・。カワイイ女の子だった。 2人に駅まで送ってもらい、上海行きの列車に乗り込む。車内は快適だ。これなら3日くらいすぐに過ぎてしまいそう。ありがとうI成(と友人の女の子)。そして、サヨナラ西寧、サヨナラ西藏。 車内でデカルトの『方法序説 』(ラサで別れ際にK口君から譲り受けた)を読み始める。(ここからしばらく『方法序説』の感想、長いので省略します)少し休憩、おにぎりを食べる。
11月12日(家路5日目) 朝8:30起床。早速『方法序説』の続きを読み始める。「我思う、ゆえに我あり」だってさ。おにぎりを食べる。美味しい。ありがとうI成。AM:10:30西安通過。旅の始まりの場所に帰ってきた。そして明日は上海。昼ごはんはカップ麺とおにぎりと味噌汁。(この後ずっと方法序説の感想、省略します) 西寧を出て24時間以上過ぎた。そろそろヒマになってきた。上海に着くのは明日朝7:45。着いたらまずマクドへ行こう。長い旅も終わりが近づいている。明日で杭州出発からちょうど1ヶ月経つ。杭州の皆はどうしてるかな。明日の夕方には杭州に着く。
11月13日(家路最終日) 朝6:45起床。もうすぐ上海、外の風景はすっかり江南のそれになっている。AM7:45上海着。ついに上海まで帰ってきた。そのまま切符売り場で夕方5:00発の杭州行きの切符を購入。1日都会を堪能しよう。 伊勢丹とジャスコへ買い物へ。残り少ない資金でGショック購入(注:当時、これとナイキのスニーカーがかなり流行ってました)。残り資金ほとんどなくなる。こんな状況で普通買わないだろ、時計なんて。でもまぁいっか、長い旅も終わったし・・・。そのあとシャロン(ジャスコ内の日本食屋)でカツ定食を食べる。 PM5:00上海発。PM8:00杭州着。いろんな人に「おかえり」と言われた。そういえばエリスはどうしてるかな、そろそろパネールに入ってる頃だろうか。
ということで、無事チベットから帰ってくることが出来ました。当時は陸上交通の便が悪かったチベットも、 青蔵鉄道の開通により、北京から48時間、西寧から27時間でラサに行けるようになったようです。97年当時はまだまだ秘境だったチベットも、今後は急速に観光地化が進みそうな感じです。またいつかチベットに行ってみたいと思っていますが、その頃にはチベットもすっかり変わってしまっているかもしれません。
次は温泉編です。 11月5日(8日目) 朝9:00ラサ発。ラサに今年初めて雪が降った。すぐに太陽が出てきて暖かくなってきた。悪路を5~6時間走ってディンクティに到着。山の斜面に寺があり、山頂で鳥葬が行われていることで有名らしいが、神聖な場所らしく、(鳥葬が行われる場所は)見ることが出来なかった。
 (↑ディンクティにて撮影) ディンクティからさらに山奥に向かってほとんど道のない谷間を1時間ほど走る。大きな丘を越えたところで、谷間の一番奥にティドン(注:温泉のある僧院)が見えてきた。スゴイ秘境だ!
 (↑ティドン到着直前に撮影) ここには電気が来ておらず、宿泊できる施設はひとつ(ひと部屋)しかなかった。ひどく殺風景な部屋にベッドが幾つかとベッド毎に毛布が一枚。他に何もない。他に選択肢はないので、男女6人(注:私・K口君・K藤君・エリスの他に、前日の夜に飛び入り参加してきたロバートとアンナがついてきていました)でその部屋に泊まることにした。僧院の中には1軒だけ売店があり、即席麺や果物などの必要最小限の食料が売っている。 早速温泉に入ってみてビックリ。温泉の周りは石垣に囲まれて、井戸の中にいるような感じだったが、お湯は透明でいい湯加減だった。久しぶりの風呂だったので、すぐに疲れてしまったが、とにかくいい湯だった。
 (↑男湯の様子) 一緒に風呂に入ったロバートが湯当たりしてフラフラしている。彼の彼女(注:アンナ)も同じように湯当たりしている。北欧の人は温泉に弱いのか?面白いカップルだ。 ランドクルーザーの旅は快適で楽しかった。北京ジープだったら大変だったかも・・・。それにしても、こんな山奥に誰が寺なんか作ったんだろう(しかも露天風呂付き)。まぁとにかく温泉万歳!チベット最後の旅がこんな秘湯の旅になるとは思わなかった。 夜中に再び風呂に入る。もう何も言うまい(書くまい)。一生忘れない!絵が貼り付けてあるような星空。ローソクの光で入る露天風呂。そしてチベット。ここに来てよかった。
11月6日(9日目) 夜中に寒さと頭痛で目が覚める(注:ティドンは恐らく標高4000M超で、日没後の部屋の中は極寒でした)。防寒着などなく毛布だけでは寒さを防げないので、風呂に入る。AM4:00に3回目の風呂。辺りは真っ暗でものすごく星がきれいだ。AM8:00再び風呂に入る。AM9:00、出発前にもう一度風呂に入る。これで5回目だ。風呂万歳。 AM10:30ティドン出発。途中で休憩して、そこで馬に乗る。1年ぶりに馬に乗った(注:1年前に内モンゴルに旅行してました)。K藤君落馬する。夕方4:30ラサ着。疲れたけどいい旅だった。運転手もいい人だった。
 (↑休憩中にエリスと記念撮影) そのあと、皆がネパールへ行くための買い物に付き合う。途中で皆と別れてエリスと2人でバルコルをぶらぶらと買い物。楽しい。みんな、明日にはネパールへ向かう。いいパーティーだったと思う。最後に皆で中華料理を食べに行く。帰りに杭州に長距離電話を掛けた。特に変わったことはないらしい。よかった。いよいよ杭州に帰るときが来た。
日記を読むと、当時のことを鮮明に思い出します。ティドンの夜は本当に寒かったです・・・。当時私が持っていた服は薄手のヤッケ(写真に写ってる黄色いやつです)とトレーナーと長袖のTシャツ数枚だけでした。ティドンでは手持ちの服を全部着込んだのですが、それでも夜は寒さで眠れませんでした。この小旅行のあと、皆と別れて寂しくなるだろうと考え、杭州に帰ることにしました(手持ちの資金がなくなりかけてたのもありましたが・・・)。
このエントリを見て頂いた方から、KAPPAさんの『 東大卒医師が教える科学的「株」投資術 』に出てくる 「バリュー系ファクター」と 「財務・収益性ファクター」をどうやって四季報CD-ROMの条件式にしているかについて質問を頂きましたので、ご参考までに私が使っている条件式を書いてみようと思います。「そりゃ違うだろ!」っていう突っ込みは大歓迎ですので、コメントをいただけると嬉しいです。 1.バリュー系ファクター【今期予想PER】 [DL・週足終値(円)(-1)]/(([連・経常利益(0)]*0.58)/([DL・最新株数(株)(-2)]/1000000)) 【フォワードPER】 [DL・週足終値(円)(-1)]/((([連・経常利益(0)]+[連・経常利益(1)])/2*0.58)/([DL・最新株数(株)(-2)]/1000000)) 【今期予想PCFR】 [DL・週足終値(円)(-1)]/(([連・経常利益(0)]*0.58+[減価償却費(-1)])/([DL・最新株数(株)(-2)]/1000000)) 【PBR】 [DL・週足終値(円)(-1)]/([連・株主資本(-1)]/([DL・最新株数(株)(-2)]/1000000)) 【今期予想EV/EBIT】 ([DL・週足終値(円)(-1)]*[DL・最新株数(株)(-2)]/1000000+[連・有利子負債(-1)]-[連・現金預金(-1)]-[連・有価証券(-1)])/[連・営業利益(0)] 【今期予想EV/EBITDA】 ・・・使っていません。 2.財務・収益性ファクター【ROD】 ・・・使っていません。SAF2002値で代用してます。 【ROE】 ([連・経常利益(0)]*0.58)/[連・株主資本(-1)]*100 【ROA】 ([連・経常利益(0)]*0.58)/[連・総資産(-1)]*100 【ROIC】 (([連・営業利益(0)]*0.58)/(([連・流動資産(-1)]-[連・流動負債(-1)])+[連・有形固定資産(-1)]+[連・短期借入金(-1)]))*100 【売上高営業利益率】 [連・営業利益(0)]/[連・売上高(0)]*100 【アクルーアル】 ([連・営業キャッシュフロー(-1)]-([連・当期利益(-1)]-[連・特別利益(-1)]+[連・特別損失(-1)]))/[連・総資産(-2)]*100 実際のスクリーニングでは 【今期予想PER】<15 【フォワードPER】<15 【今期予想PCFR】<12 【今期予想EV/EBIT】<8 を全て満たし(AND条件)、かつ、 【ROE】>20 【ROA】>7 【ROIC】>12 【売上高営業利益率】>15 の何れか(OR条件)を満たす銘柄をスクリーニングしています。アクルーアルには条件を設定せず、数値の表示のみを行っています。
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