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8月の運用実績

 2006年8月の運用成績は以下の通りとなりました。
0608.png

8月iFundパフォーマンス:+2.70%
8月TOPIXパフォーマンス:+3.97%
8月TOPIXアンダーパフォーム:-1.27%
8月JASDAQパフォーマンス:+2.82%
8月JASDAQアンダーパフォーム:-0.12%

2006年iFund通算パフォーマンス:-15.55%
2006年TOPIX通算パフォーマンス:-0.93%
2006年JASDAQ通算パフォーマンス:-28.27%

※上記パフォーマンスは、「売買時の手数料込み・税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず(現時点ではまだ発生してないので)」という条件で算出しています(グラフは2005年1月からの累計)。

※個別銘柄ポートフォリオ
pf0831.png

※個別銘柄損益
1965 テクノ菱和 -11.43%
2376 サイネックス -8.44%
2773 ミューチュアル -21.27%
2797 セガミメディクス -20.09%
4761 さくらケーシーエス -8.59%
7481 尾家産業 +1.66%
7548 サンクスジャパン -10.47%
7553 サザビーリーグ +2.65%
7859 アルメディオ -17.45%
8008 アスティ +7.97%
8917 ファースト住建 -2.04%
9644 タナベ経営 -11.87%
9648 ウエスコ -11.21%

※今月の売買
8742 小林洋行 売却

 久しぶりにプラスのパフォーマンス。3月以降マイナスもしくは±ゼロの状態が続いていたので、ちょっと嬉しいです。しかしながら年初来パフォーマンスは相変わらず-10%超です。今年も残り4ヶ月。年末までにプラスまで巻き返すのは難しそうです。

 今月も月初に資金を投入したのですが、結局1ヶ月間何も買付ずに終わってしまいました。スクリーニング条件式をいろいろ改良して新しい銘柄を発掘しようと思っていたのですが、めんどくさくてほったらかしにしてしまいました。小林洋行の売却でCPがそこそこ増えており、来月も資金を追加投入できそうなので、来月こそは新しいスクリーニング条件式を完成させようと思ってます。
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[ 2006/08/31 21:44 ] 月次運用成績 | TB(0) | CM(0)

徒然

 徒然と日々の出来事など・・・。

8/25(金)
小林洋行(8742)を手仕舞い。損益は+20%強。
同銘柄のYahoo掲示板への書き込みが急増中です。
手仕舞ったあと、祭りの途中で自分だけ抜けてしまったような妙な寂しさを感じました。

8/26(土)
従兄弟の結婚式に参加するため名古屋へ。
十数年ぶりに小学生時代の友人と再会。
当日帰阪。昼間から酒を飲んで疲れました・・・。

8/27(日)
ちょっと家事をして、1日中ゴロゴロゴロゴロゴロ。
読みかけのKAPPAさんの本などを読む。
KAPPAさんの本が読み終わらないうちに、アマゾンに予約してあった早川さんの本が届く。
イーブックオフからは『フラット化する世界』が届く。
どんどん未読書がたまっていきます。

8/28(月)
朝から東京出張。東京で仕事いろいろ。

8/29(火)
東京で仕事いろいろ。夜遅くに帰阪。
最近よく新幹線に乗ります。
新幹線って寝心地いいので乗るとすぐに寝てしまいます。

8/30(水)
気付いたら水曜日。8月ももう終わり。
最近少し涼しくなってきたような気がします。

 ・・・ネタがないんですよね~。要するに。

[ 2006/08/30 21:57 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

『「みんなの意見」は案外正しい』

 かなり前に図書館に予約していた本の順番がやっとまわってきました。
「みんなの意見」は案外正しい「みんなの意見」は案外正しい
ジェームズ・スロウィッキー

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 原題は"THE WISDOM OF CROWDS"、直訳すると「群集の英知(集団の知恵?)」でしょうか、日本語版のタイトルとはだいぶ違います。Web2.0系のブログでよく紹介されていたので、そっち系の本かと思いましたが、実際は集合知の事例としてGoogle検索やリナックスのことが紹介されているだけで、政治・経済活動における”集団の知恵”の方がメインテーマになっているようです。ちなみに著者は「ニューヨーカー」金融ページの人気ビジネスコラムニストとのこと。本の中でも株式市場と集合知に関する記述が多く登場します。

 私にとって一番興味深かったのは第11章「市場」でした。ほとんどのモノの価値(たとえばりんごの価格など)は市場を通した”集団の知恵”によって合理的に決定されるにも関わらず、株式市場などの金融商品の市場では合理的な価格形成が成り立たない、「空売り」が行われない市場では株価が間違えている可能性が高くなる、”集団の知恵”が”群集心理”に支配される過程とバブル発生の類似性、など、なかなか興味深い内容でした。

 結論から言ってしまえば、株式市場においては独立した意思決定を行う合理的投資家と、”美人投票”にたとえられる相互依存的な意思決定を行う非合理的な投資家が「ある程度の割合で常時交わりあって存在している」こと、この割合が相互依存の方向に大きく傾くと、市場は群集心理に支配され、バブルが発生するということのようです。

 効率的市場仮説では、すべての投資家が合理的な判断を下すことで常に株価は適正になっているので、市場平均を上回るリターンをを求めることは不可能であるということになっています。しかし、実際は個々の投資家の判断が見当外れであっても(合理的でなくても)個々の判断が独立していれば、お互いの間違いは相殺されて全体の判断は合理的になる。ある程度正常な状態の株式市場であれば”集団の知恵”が働くがゆえに市場は効率的となり、結果として「常に市場を上回る実績を出せる投資家はごくわずかしかいない」ということになります。

 株式市場において、何らかの要因で投資家の判断の”独自性”が失われたとき、市場では”集団の知恵”が失われるので株価は非合理的になる(バブルが発生し崩壊する)ことになります。そのような市場で”群集の心理”に支配されず、独自の判断を下せる投資家はごく少数であり、「効率的市場仮説」という考え方は、”常に”株式市場に当てはまる考え方ではないと考えてよさそうです。

[ 2006/08/27 15:33 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

中国で「銀英伝」

 中国(大陸の方)で『銀河英雄伝説』が出版されるそうです(記事1記事2)。

 日本で累計1500万部以上が売れたというSF大河小説『銀河英雄伝説』(田中芳樹著)の中国語版がこの秋、中国でも出版されることになった。これまでもネットでの無断転載や海賊版などで読むことはできたが、正規版の出版は大陸中国では初めて。この作品は中国の若者の間で「宇宙版三国志」と称される圧倒的な支持を受けており、都市生活者や学生たちの間ですっかり定着した「村上春樹現象」と並んで、日本発の小説の人気ぶりを表している。


 主人公格の”ヤン・ウェンリー(Yang Wenli)”が中国系であること、著者が中国の歴史や古典に詳しいことなどが中国で人気のある理由のようです。ちなみに、”ヤン・ウェンリー”は中国語版では”楊威利”となってます。これ、そのまま発音すると”ヤン・ウェイリー”なんですよね。ちょっと違うような気が・・・。「404 Blog Not Found」さんのエントリによると、著者は”楊文理”だと言っているそうです。これなら読みは”ヤン・ウェンリー”だし、漢字の語感的にもイメージに合っているような気がします。

 で、この記事を読んだ後にWikipediaの記事をいろいろ読んでいたら、こんな項目までありました。「銀河英雄伝説の登場艦船」。さすがに、「大日本帝国海軍艦艇一覧」に比べると記事の量は少ないですが、架空のお話でこれだけの記事が書かれるってのもすごいなぁと感心してしまいました。

 大陸版「銀英伝」、今度中国に出張したらお土産に買って帰ってこようかな(全巻買ったら重そうだけど)。

[ 2006/08/24 20:06 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

これが”踏み上げ”??

 今日は仕事が比較的暇だったので、場中に持株の様子を見ていたところ、少し前に買付けた小林洋行(8742)がこんなこと(↓)に。
8742.td.png8742.tn.png

 ちょっと前に同業他社が行政処分を受けており、小林洋行も同じように行政処分を受けるとの噂でかなり空売りされていたようです。8/22時点で信用買残が237,800株(前週比+49,100株)に対して、信用売残が455,600株(同+78,900株)、貸借倍率0.52倍となっていました。

 午前中はほとんど値動きがなかったのですが、後場に20,000株近い買い注文が入ってから一気に株価が上昇、大引け間近にも断続的な大量の買い注文で急騰しています。仕事の合間にE*トレードのPF画面を開くたびに+30円、+50円、+100円と株価が上がって行くのを見つつ、もしかしてこれが”踏み上げ”ってやつか?と妙に感心してしまいました・・・。

 PER15倍・PBR0.7倍で、指標だけを見るとまだまだ割安そうですし、今期は業績の上方修正もありそうな感じですが、あまりまっとうな会社でもなさそうなので早めに手仕舞いしたほうがいいのかもしれません(なんてエントリを書いた次の日に行政処分で急落なんてこともありそうです)。

[ 2006/08/23 21:36 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『勝つ投資 - 賢い投資家はコモディティを知っている』

 商品投資に関する本を探していたら面白そうな本があったので読んでみました。
勝つ投資―賢い投資家はコモディティを知っている勝つ投資―賢い投資家はコモディティを知っている
江守 哲

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 「私の予想どおり・・・。」、「私の予測が見事に的中した訳である。」など、自画自賛の文章が多いのが多少気になりましたが、商品投資については勉強になりました。基本的な内容はジム・ロジャースの『商品の時代』とほぼ同じような感じです。「商品の価格は需要と供給によって決まる。」「新興諸国の経済発展により商品の需要が急増しているが、供給の準備は追いついていない。」ということで、今後は商品が買いですよ!と薦めています。

 ジム・ロジャースの本と少し違うのは”原油”についての解説が多いことでしょうか。ニュースでよくみる”原油価格”というのは、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)に上場している”WTI”というアメリカ産原油の代表油種の価格であること、WTIで売買されている原油量は世界的な原油生産量からみればほんの一部分(WTIの原油生産量が日量70万バレルに対してOPEC諸国の日量は2800万バレル)でしかないこと、またそのほんの一部の市場に大量の投機資金が流入していることなど(もっといろいろ書かれているのですが、上手く説明できないので割愛)、なかなか面白い内容でした。

 商品をポートフォリオに組み込むメリットはよくわかったのですが、問題は投資対象となる商品ファンドが少ないことでしょうか・・・。

[ 2006/08/22 22:33 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

個人投資家ブログの功罪

 最近思うところがあって、個人投資家にとっての”ブログ”(もちろん自身のブログも含めて)についていろいろ考えてみました。

 日本全体で株式投資関連のブログが幾つあるのかは分かりませんが、FC2ブログに関して言えば、2005年7月に私がFC2でこのブログを始めたときの「株式・投資・マネー」カテゴリーのブログ数は数百でした。今(2006年8月21日現在)では同カテゴリーのブログ数は5,260。1年少々で約7~8倍に増えています。

 これだけの人々が株式投資に関するブログを書いている中で、その末端で細々とエントリを書き続けている弱小ブロガーとして、個人投資家ブログを”書くこと”と”見ること”のメリットとデメリットを考えてみようと思います。

1.”ブログを書くこと”のメリットとデメリット
a.メリット(=ブログを始めたキッカケ)
・自身の売買記録や運用成績を残すことで、後々の反省に生かせる。
・投資方針等を”書く”ことで、自分自身の考えを整理することができる。
・他の投資家の方々との相互交流が生まれる。
・(エントリの質が高ければ)閲覧者の増加でアフェリエイト収入が得られる。
 
b.デメリット(=ブログを書き始めてから感じる弊害)
・ブログ更新自体に時間を取られて、日常生活に支障が出る(家事をサボりがちになる)。
・ブログ更新のため、毎日投資のこと(ブログのネタ)ばかり考えてしまう。
・自分の投資手法を自己正当化する手段となっている(ような気がする)。

2.”ブログを見ること”のメリットとデメリット
a.メリット(=ブログを読み始めて初期に感じたこと)
・他の個人投資家の手法や銘柄分析を読むことで勉強になる。
・有名個人投資家と自分の選択銘柄が同じだと安心できる。
・同じような投資手法の投資家を見つけると心理的に落ち着く。

b.デメリット(=最近ブログを見ていて感じていること)
・読むのに時間がかかる(RSSリーダーを使って100以上のブログをチェックしています)。
・他の投資家の方々の手法に目移りすることがある。
・個別銘柄の分析に関するエントリーがノイズになる。
・パフォーマンスが負けていると悔しい!
・すばらしいブログを見ると、自分のブログを更新する気力がなくなる(笑。

 ということで、思いつくまま書いてみました。「他にもこんなメリット・デメリットがあるんじゃない?」等のご意見がありましたら、ぜひコメントをお願いします。

 とりあえず、最近は”ブログを見ること”のデメリットの方が大きいと感じるようになり、相互リンクをさせていただいている方を除いて、他の個人投資家のブログをチェックするのを止めました。これだけでかなり時間の節約と心の平安になっています(笑。

 本来投資は自己責任であり、尚且つ人と同じことをやっていては勝てないはずです。ブログの内容も他の個人投資家ブログから”浮いている”位の方がちょうどよいのかもしれません。

[ 2006/08/21 14:49 ] 投資 | TB(0) | CM(4)

『ゲド戦記』外伝

 『ゲド戦記』に関するエントリーは、多分これで最後になると思います。
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 その名の通りゲド戦記『外伝』ですが、この本の中に含まれる「トンボ」は4巻と5巻をつなぐ重要な物語となっています。また、著者による「まえがき」で語られる「ファンタジーの商品化」を読むと、著者がなぜ「ゲド戦記」の4巻以降を書いたのかがわかるような気がします。

 もうひとつの読み所は最後の「アースシー解説」。『指輪物語』に比べれば、その世界観はそれほど複雑でも緻密ではないかもしれませんが(なにしろ『指輪物語』では追補編1冊で世界観が解説されるくらいですから・・・)、アースシーは『ゲド戦記』という物語を収めるには充分な奥行きのある世界だと思います。

 さて、ここまで幾つかのエントリーで『ゲド戦記』に関する感想(というか、ただのストーリー解説?)を書いてきましたが、改めて読み返してみると、私の拙い文章力ではこの物語の魅力を充分に伝えられているとは到底思えません。以前『指輪物語』を読んだときには、その緻密な世界観と壮大な物語に感動したのですが、『ゲド戦記』で語られる単純な善悪二元論では片付けられない物語は、『指輪物語』ほどのスケールはないものの、考えさせられることの多い示唆に富んだ物語だと思います。まだ読んでいない方には是非読んで欲しいと思いますし、読んで後悔することは絶対にないと思います。


 ところで、宮崎吾朗氏の「ゲド戦記」について原作者がコメントを出しています(翻訳はこちらが一番わかりやすいと思います)。映画「ゲド戦記」にはかなり失望されているようです。アメリカで放送されているテレビドラマに関しても言及していますが、もともとこの物語は『指輪物語』と違って、映像化には向いていないと思います。褒められているのがゲド役の菅原文太の声と「テルーの唄」だけですが、私も同感です。

[ 2006/08/18 21:11 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

『ネット株の心理学』

 出張の往復の新幹線の中で睡魔に必死に耐えつつ読了しました。
ネット株の心理学ネット株の心理学
小幡 績

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 以下、箇条書きで感想を。

・長期投資では当初予期しなかった事態による価格変動(リスク)が大きいため、「長期保有を前提とした投資は最もリスクの高い投資手法である」。ということで、株式を数分~数時間しか保有しないデイトレーディングはリスクの少ない合理的な投資手法であるとしていますが、デイトレを長期間継続することによる価格変動の積み重ねと、同じ株式を長期保有することにより発生する価格変動は長期的には同じじゃないの?と思うのですがどうでしょう。

・デイトレでの1回の取引の期待収益率を1.5%(勝った場合)、-1.5%(負けた場合)と仮定する。1日4回取引を行い3勝1敗とすれば、合計3%の儲けとなる。これを約240営業日続ければ年利720%となる・・・。とのことですが、デイトレで毎日勝率75%出せるなら私は明日サラリーマンを辞めます。著者はこのデイトレで何年も継続してこの勝率を出せるんでしょうか?謎です。

・後半の「出口戦略を考える」については、考えさせられる部分がありました。バリュー投資もデイトレも時間軸(保有期間)が異なるだけで最終的には誰かに持株を「買っていただく」必要があるのは同じであるわけで、ただ単純に割安なだけの株を買うことは危険であると考えられます(これが所謂「バリュートラップ」?)。もっとも、将来どの株が高値で「買っていただける」のか予想できないからこそ割安株に分散投資するわけですが。

 結局、内容を乱暴にまとめれば「美人投票」に如何に勝つかってことを書いてるだけのように感じました。行動ファイナンス系の新書であれば、同時に持っていったこっちを読めばよかったとちょっと後悔しています。
人生と投資のパズル人生と投資のパズル
角田 康夫

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[ 2006/08/17 22:22 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

東京証券取引所訪問記

 お盆だというのに東京出張。東京証券取引所を訪問してきました。
200608161.jpg

 入り口ではセキュリティーチェック(空港みたいな感じで金属探知機をくぐります)を行っており、所内のそこら中に警備員が立っていて、なかなかモノモノしい雰囲気です。お盆にも関わらず一般の見学者がたくさんいて、社会見学らしき中学生か高校生の集団も見かけました。また、「兜町クラブ」なるのものにも潜入しましたが、そこでなにをやってるのか全然わかりませんでした・・・。

 下の写真は場中の立会場(システム化されてからは立会場とは呼ばないのかもしれません)の様子です、空席が目立つような気がします。お盆休みを取っている人が多いからでしょうか。
200608162.jpg


 全体的に静かな雰囲気で、ちょっと拍子抜けしてしまいました。システム化される前の昔の立会場の様子を聞いたのですが、各証券会社の担当者が立会場内でぶつかり合って喧嘩したりと、なかなか賑やかだったようです。

 次は地元の大阪証券取引所の見学に行ってみようかなぁと思ってます。大証の正面に建っている五代友厚像の前は時々通り過ぎるのですが、中には一度も入ったことがありません。

P.S.忘れてました。昨日生まれて初めて「JR山手線」に乗りました。自分的には、ブログを書いてる最中にこのことに気付いたことがかなりのサプライズ。

[ 2006/08/16 22:48 ] 投資 | TB(0) | CM(2)

8/11 通院記録

 先週病院へ行ったのをすっかり忘れてました。最近はかなり体調が良くなってきたのですが、7月中は薬抜きの影響が残っていたのか、すこぶる調子が悪かったです。通勤時や仕事中、夜中に離人感が頻発し、発作が出かかることも何度かありました。

 以上のような話を医師としていたのですが、普通、デプローメール1錠(25mg)くらいでそんなに激しく調子が悪くなることは無いはずなんだけどなぁとのこと。気持ちの問題なのか、薬の問題なのか、いまだに原因がよく分かりません。

 どちらにしても、今の薬の量がちょうどよいようなので、しばらくはこの量で様子を見ることになりました。ということで、今後しばらくは、薬の量を、
SSRI(デプロメール)を朝・夕・晩(3回)
抗不安剤(デパス)随時

とすることになりました。

[ 2006/08/14 17:44 ] うつ病とPD | TB(0) | CM(4)

『ゲド戦記』(5)

 いよいよ『ゲド戦記』シリーズ本編最終巻です。
ゲド戦記 5 アースーシーの風ゲド戦記 5 アースーシーの風
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 ストーリー:ゲドは故郷のゴント島で妻テナー、養女テハヌーと共に静かに余生を送る。アースシー世界は”エレス・アクベの腕輪”の力とレバンネン王の活躍により秩序を取り戻しつつあったものの、東地域のカルガト帝国との和平交渉の難航、西地域での竜の異常な行動により、ふたたび緊張が高まる。そして、”竜の娘”テハヌーは王宮に呼び出され、レバンネン王から重要な使命を与えられる。

 「アースシーの風」は2001年に発表された物語です。Wikipediaの解説にあるように、2001年は「9.11」が起こった年でもあり、これに呼応するかのようにアースシー世界にも大きな変化が起こります。

 レバンネン王は東地域のカルガド帝国と和平を結ぶべく外交交渉を続けますが、アースシー中心地域(魔法を信じるハード語圏)と魔法を信じないカルガド帝国の間には大きな価値観の違いがあり、レバンネン王は和平のしるしとしてカルガドから送られてきた王女を信頼することが出来ません。また、西地域では若い竜達がアースシー中心部への進入を繰り返しており、レバンネン王は”竜の娘”であるテハヌーを呼んで竜と意思疎通を図ることで、なぜ今になって竜が西地域から中心部へ侵攻するようになったのかを知ろうとします。一方、魔法の総本山であるローク島では、1人の”長”がレバンネン王を”黄泉の国”に送り返そうと画策し、もう1人の竜の娘であるアイリアンによって滅ぼされるという事件が起こります。これらの出来事を通じて、これまでのアースシーの魔法を中心とした価値観が大きく揺れ動くことになります。

 テハヌーに同行してレバンネン王のもとにやってきていたテナーは、カルガド帝国の出身者であり、今はハード語圏で暮らすものとして、レバンネン王とカルガド王国の王女セセラクの間を取り持ち、2人が結ばれるように仕向けます。また、竜の娘テハヌーは竜たちをと話をすることに成功し、レバンネン王はテハヌーと同じ竜の娘であり、テハヌーの姉妹であるアイリアンから、竜がなぜ西から中心部への侵入を繰り返すのかを聞かされます。

 そして、ついに本当の”世界の均衡”とは何か、”黄泉の国”はなぜ存在するのか、竜と人の関係とは何なのか、などが明らかにされていきます。そして、レバンネン王、テハヌーとその姉妹であるアイリアン、カルガド王国の王女セセラク、テナー、ロークの魔法使いの長達、そして、この物語の中でゲドに導かれて世界を全きものとする使命を与えられたハンノキがアースシーの中心であるロークの森に集まります。そこで、彼らは再び”黄泉の国”へと向かい、生者と死者を分かつ”石垣”を破壊することで「世界をなおし」ます。

 私自身、ここまで読んでも”魔法”と”黄泉の国”、”石垣”がどのように関連しているのか、また、”石垣”を破壊することにより、なぜ「世界がなおる」のか、まだはっきりとした答えが見つかりません。

 テハヌーは世界の回復と共に竜となり、アイリアンと共にカレシンの待つ西の果てへと旅立ちます。そして、テナーはゲドが待つゴント島に帰還します。そこで、テナーから話を聞いたゲドはこのようなことばを残します。

 「わたしたちは世界を全きものにしようとして、壊してしまったんだ」


 ゲド達が初期三部作で守ったものは”黄泉の国”と”生者の国”による”世界の均衡”であったが、実は”黄泉の国”とは人が太古の竜のことばを使った”魔法”により生まれたものであり、本来は”黄泉の国”などは存在しない、すべてのものが生まれ、死んで、また生まれ変わる世界こそ正しい世界である。ということがゲドの言わんとしている事なのでしょうか。

 また1巻から読み直してみれば答えがわかるかもしれません。

[ 2006/08/13 02:22 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(2)

『ゲド戦記』(4)

 続いて4巻「帰還」。
ゲド戦記 4 帰還ゲド戦記 4 帰還
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 ストーリー:魔法の力を使い果たしたゲドは故郷ゴント島に戻りテナーと再会。テナーは大火傷を負った少女テハヌー(テルー)を養女としており、様々な経緯を経て3人の共同生活が始まる。しかし偉大な魔法使いであったゲド、カルガド帝国の巫女であったテナーはゴント島の様々な人々から迫害を受けることとなる。

 1巻から3巻までは1968年~1972年にかけて発表されていますが、4巻「帰還」は1990年に発表されています。3巻の発表から4巻の発表までに十数年という間隔が存在し、作品の内容も3巻までとはかなり変化しています。

 「帰還」は過去3作と違い、前作3巻「さいはての島へ」のラストがそのまま「帰還」と繋がっています。竜(カレシン)に連れられてゴント島のテナーの元に帰還したゲドは、魔法の力をすべて失っており、精神的にも肉体的にも無力な人間となります。アースシー世界の王となったレバンネンがゲドを戴冠式に招待するためにゴント島を訪れますが、ゲドは自分が再び”大賢人”とされることを恐れ、ゴント島の奥深くへと逃れてしまいます。やがて、ゲドはテナーにより徐々に人間性を取り戻し、”大魔法使いゲド”ではなく、普通の人間としてテナーと愛し合うようになります。

 しかし、特別な存在であったゲドとテナーはゴント島の魔法使いから迫害を受け、ついには処刑されそうになります。ここで、テハヌーが竜(カレシン)を呼び出し、ゲドとテナーを救います。テハヌーはカレシンから竜の娘と呼ばれますが、なぜテハヌーが竜の娘であるのか、竜を呼び出すことが出来るのかは明らかにはされません。

 4巻以降、アースシーの世界観は少しづつ変化していきます。大魔法使いとして妻も子供も持たなかったゲドはテナーと結婚し、テハヌーを養女とします。また、魔法は男だけのものされてきたにも関わらず、次期大賢人として女性が候補に挙がってきます。そして、魔法使いではないレバンネン王によりアースシー世界の秩序は回復に向かいます。竜の娘テハヌーや人間と竜との関係など、3巻までには登場しなかった新しいテーマがいろいろ登場してきます。とはいうものの、原作者は4巻の副題を「ゲド戦記 最後の書」としており、ゲドとテナーの最後の物語と位置付けています。

 この巻でも非常に印象に残る一節がありました。ゲドとテナーが初めて愛し合った直後のテナーの台詞です。

 「でも、私にひとつだけ取り柄があるとすれば、それは人を愛することができるということ。ゲド、どうかわたしのこと、怖がらないで。あなたは初めて会ったときから男だった!武器や女が人を男にするんじゃない。魔法やどんな力でもない。本人よ。その人自身よ。」


 『ゲド戦記』初期三部作のなかで、どうしても2巻のテナーの物語が他の2作から浮いているように感じていたのですが、4巻のこの台詞でうまく話が繋がったような感じがします。

[ 2006/08/12 23:47 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

『ゲド戦記』(3)

 さて、次はジブリの映画「ゲド戦記」のベースであり、『ゲド戦記』初期三部作の最後を飾る3巻です。
ゲド戦記 3 さいはての島へゲド戦記 3 さいはての島へ
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 ストーリー:大賢人となったゲドのもとに、エンラッドの王子レバンネン(アレン)がある知らせをもってやってくる。エンラッド(やアースシーの辺境地域)では魔法の力が衰え、人々がまるで死んだように無気力になっている。ゲドはレバンネンを連れて、その原因を突き止めるための旅に出る・・・。

 「さいはての島へ」はレバンネンとゲドの物語です。同時に”魔法使いゲド”の最後の物語でもあり、この物語の実質的な主人公であるレバンネンを導く役割を担っています。

 2人は旅を続けるうちに、不死を求める1人の魔法使い(クモ)が禁断の魔法で”(生死)両界の扉”を開いたたことにより”世界の均衡”が崩れつつあることを突き止めます。若いレバンネンは過酷な旅により始めて死を意識し、それを恐れるようになりますが、過去に禁断の魔法を使い”黄泉の国”から自身の影を呼び出したことで生と死が一体であることを知ったゲドの導きを受け、ゲドと共にクモを追い”黄泉の国”へと向かいます。

 そして、黄泉の国でクモを無力化し、”両界の扉”を閉じたゲドは、これにより魔法使いとしての力をすべて使い果たすこととなります。レバンネンはすべての力を失ったゲドを連れて”黄泉の国”から脱出し、均衡を取り戻したアースシーの王となります。そしてゲドは昔馴染みの竜に連れられ、テナーの待つ故郷の島へと帰還します。

 『ゲド戦記』1~3巻では幾つかのキーワードが登場します。”黄泉の国”とそこにある生者と死者を分かつ”石垣”、”黄泉の国”からやってくる”影”、強力な禁断の魔法により開かれる”両界の扉”と、魔法の影響により揺れ動く”世界の均衡”、”真の名前”と魔法の関係などがそれにあたると考えられます。3巻までの物語では、生と死は分かち難いひとつのものであり永遠の生は死と同義である、強力な力(魔法)は正しく使われることにより世界のバランスが保たれるという2点が前半3部作の主要なテーマとなっているように感じます。

 1巻の冒頭に次の詩が書かれています。

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに
 -『エアの創造』-


 魔法とは”真のことば”であり、ゲドの通り名である”ハイタカ”は文字通り”タカ”から名付けられたものです。冒頭のこの詩は『ゲド戦記』のテーマそのものであると思います。

[ 2006/08/11 01:57 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

『ゲド戦記』(1)(2)

 『ゲド戦記』シリーズの本編全5巻を読み終えましたので、そろそろ感想を書こうと思います。また、ここから先はストーリーの詳細にも触れますので、これから『ゲド戦記』を読まれる方はご注意ください。

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 ストーリー:少年ゲド(ハイタカ)はその才能を見出され魔法を学ぶこととなるが、自分の才能を誇るがための魔法により”黄泉の国”から自身の”影”を呼び出してしまう。ゲドはその影に追われ続ける中で”影”の正体を知り、物語の最後でゲドと”影”はひとつとなる。

 『ゲド戦記』シリーズ全般に言えることですが、物語は淡々としていて、「戦記」と言う名前とは裏腹に、派手な戦争や魔法使いの大活躍があるわけではなく、各巻の主人公の内面に深く関わるストーリーが展開します。

 「影との戦い」の中で、”影”は主人公ゲドの死の象徴として描かれており、物語の最後でゲドは影と一体となることで死を受け入れ、生を理解します。「自分の死の影に自分の名前を付し、己を全きものとしたのである。」として物語は終わります。これ以降の物語の中でも、影と一体化した(生と死は一体であると理解した)ゲドという人間は、要所要所で重要な役割を果たすことになります(ちなにみ2巻以降で実質的にゲドが主人公として登場する物語はありません)。また、2巻以降でも”黄泉の国”や”影”についての話はたびたび登場しており、生と死は『ゲド戦記』を通しての重要なテーマになっているようです。

 ちなみに、この物語の中でゲドは”エレス・アクベの腕輪”の半分を手に入れます。これが2巻へと繋がる鍵になっています。


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 ストーリー:アースシー世界の東端に位置する、魔法が信じられていないカルガド帝国が舞台。”アチュアンの墓所”の巫女として育てられたテナー(アルハ)は”エレス・アクベの腕輪”の残り半分を求めてやってきた大魔法使いゲドと出会い、墓所の闇の力から自由となる。

 「こわれた腕輪」の実質的な主人公はテナーで、ゲドが活躍するのは物語の後半です。物語の舞台のほとんどは墓所の地下宮殿で、1巻よりもさらに地味なお話となっています。腕輪の片割れを探しに墓所に侵入したゲドは、物語の前半であっさりとテナーに捕まってしまい、自由を奪われます。しかし、テナーはゲドとの接触を続けるうちに、ゲドを信頼するようになり、ついにはひとつとなった”エレス・アクベの腕輪”を持って、ゲドと共に墓所から脱出します。

 物語の大半は、テナーがゲドを通して自分を取り戻す過程が描かれています。しかし、自分を取り戻し自由となったテナーはその自由の重さに戸惑い、ゲドを殺そうとします。

 「彼女が今知り始めていたのは自由の重さだった。自由は、それを担おうとするものにとって、実に重い荷物である。-中略-自由は与えられるものではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、必ずしも容易なものではないのだ。坂道を登った先に光があることはわかっていても、重い荷を背負った旅人は、ついにその坂道を登りきれずに終わるかもしれない」


 この一節が2巻の中で一番印象に残っています。この場面で、テナーを自由に導いたゲドは、自由の重荷にテナーが泣くにまかせ、泣き終わったテナーにも声を掛けません。

 物語の最後にゲドとテナーがアースシー世界の中心に持ち帰った”エレス・アクベの腕輪”は信頼の象徴であり、この物語以降もゲドとテナーの関係は最終巻まで続きます。

 長くなってきたので次に続きます。

[ 2006/08/09 23:29 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(0)

夕焼け

 毎日の日課としてfeedpathでいろいろなブログをチェックしていますが、なぜか気に掛かったこの2つの記事・・・。

http://gitanez.seesaa.net/article/22097244.html
http://netafull.net/moblog/014942.html

 私が見た大阪の夕焼けも、なんとなくいつもと違う印象でした。夕日がいつもより異常に明るく感じたのは気のせいでしょうか。台風が来ているのと何か関係があるのかな?

 遠い街に住む知らない人も、今日の夕焼けには何か感じるところがあったのでしょうか。妙な感覚です。

[ 2006/08/08 21:59 ] 雑記 | TB(0) | CM(3)

株式投資についての雑感

 今月の『ジャパニーズインベスター』のある記事で、”定番指標の移り変わり”が紹介されていました。去年と今年の相場しか知らない私にとっては、なかなか面白いデータでした。
0per.jpg
0pbr.jpg
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※自分で加工してグラフ化しようと思いましたが、めんどくさくなって写真に撮っちゃいました。著作権の問題などありそうですが・・・。

 まず、PERで見てみると2001年までの予想PERで見た株価水準は無茶苦茶だなぁと・・・。1989年~2001年まで、ほとんどの年の平均予想PERが40倍を越えています。特に1997、98年と2001年の120倍超は異常な感じがします。この間の企業の業績が異常に悪かったのか、株価が異常に高かったのかはよくわかりませんが・・・。それに比べ、ここ数年の平均PERは20倍台で推移しており、今の株価水準は、短期的なボラティリティがあったとしても至極まっとうなのかなぁと思います。また、これだけ数値にブレがあると、割安指標としてPERがあまり当てにならないような感じもします。

 PBRで見ると、1989年のバブル崩壊とその後数年、1999年(ITバブル?)、2005年(昨年の株価急騰は記憶に新しいところです)に2倍を大きく上回っていますが、それ以外の年は概ね2倍から2倍弱で推移しています。比較対象として、世界的なPBRの平均値を知りたかったのですが、この記事を書いている最中には見つけられませんでした。でもまぁ、PBR2倍前後ってのが妥当な株価水準なのかもしれません。また、PBR平均で見たほうがその時々の株価水準を正確に表しているように思えます。少なくとも、単純な割安指標としてはPBRの方がPERよりまだマシと考えてもいいと思います。

 配当利回りについては1989年と1999年にバブルによる株価高騰で相対的に利回りが低下したのかと思われますが、2005~2006にかけては、かつてなく高い水準になっています(というか、これが普通の水準でしょうか?)。配当利回りの向上はこの数年で各企業が株主を重視するようになったという事でしょうか。

 ということで、以上、適当なことを書き殴ってみました。TOPIXの推移と上記のデータを比較すれば、面白い分析も出来そうですが、今は面倒なのでパス。ジェレミー・シーゲル氏の著書などから、アメリカ株式市場のデータとの比較なんかも出来ればもっと面白いかもしれませんが、これもパス。

 ところで、損切りについて『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』の著者、山口揚平氏がブログでこんな記事を書かれています。

「含み損が抱える問題の本質は、”感情”である」


 まったく、仰るとおりです。

[ 2006/08/07 22:20 ] 投資 | TB(0) | CM(2)

映画 「ゲド戦記」

 昨日、映画「ゲド戦記」を見てきました。一昨日までに本編全5巻と別冊の「アースシー解説」までを読み終えて、万全の態勢で挑みました。
20060729.jpg

 で、感想はというと、「原作を構成する重要なテーマが、すべて中途半端にほったらかしのまま、物語が終わってしまった」と言った感じです。2時間という時間的な制約の中ではこれが限界なのかもしれませんが・・・。ここから先は、原作と映画のネタバレを含みますので、まだどちらもご覧になっていない方はご注意ください。

 映画「ゲド戦記」は原作3巻の「さいはての島へ」をベースにしており、映画の中に登場する幾つかのテーマは1巻、4巻、5巻から取られたものです。

 映画の中で登場するアレン(レバンネン)とその”影”の話は、原作1巻「影との戦い」で少年時代のハイタカ(ゲド)が経験する物語であり、原作では”世界の均衡”と深く関わる重要なテーマとして描かれていますが、映画では最後にアレン(レバンネン)の影がテルー(テハヌー)と少し関わるだけで、アレン(レバンネン)と”影”が最後にどうなるのか、”影”とは何かについてはほとんど語られませんでした。

 また、本来3巻に登場しないテルー(テハヌー)については、4巻でハイタカ(ゲド)とアルハ(テナー)を助けるシーンと5巻で竜に変身するシーンが映画に使われていますが、テルー(テハヌー)が竜に変身することの意味は描かれないままでした。さらに、原作3巻のクライマックスである”両界の扉”を閉じるシーン(映画では開かれたのか開かれていないのかもよくわかりませんが・・・)や、そこで起こる出来事、その後のハイタカ(ゲド)やアレン(レバンネン)についても映画では何も描かれていません。

 この他にも映画の中では、”原作に忠実な台詞”が幾つか登場するのですが、それらはあまりにも無造作に扱われているような印象を受けました。もし映画だけを見て、まだ原作を読んでいない方があれば、是非原作を読んで欲しいと思います。恐らく映画とはまったく違う素晴らしい物語を楽しむことが出来ると思います。

 とは言え、映画の中にもひとつだけいい場面がありました。テルー(テハヌー)が草原で「テルーの唄」をアカペラで歌うシーンです。原作に登場しないシーン(そもそも映画に登場するテルー(テハヌー)のキャラクターは原作とはまったく違います)ですが、このシーンだけは不思議と「ゲド戦記」らしい感じがしました。
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌)テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌)
手嶌葵 宮崎吾朗 寺嶋民哉

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 宮崎吾朗氏がこの映画でひとつだけ成功したことがあるとすれば、このシーンと手嶌葵を起用したことだけかもしれません。

 オマケ:映画館の「ゲド戦記」グッズコーナーで『ゲド戦記 ソフトカバー版』専用のブックカバーを売っていたので購入しました。なかなか使い心地がよく、いい感じです(↓)。
tfecover.jpg


[ 2006/08/06 21:09 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(2)

8/5 今週のPF (最終回)

pf060805.png

※今週の売買
なし

 今月も追加資金を投入し、多少CPが増えていますが、それ以外は変化なしです。持株の1Q開示情報は半分くらい出ていますが、どれもイマイチ(最悪な内容も1社あります)な内容です。しかしまぁまだ1Qなんで、このままあほールドになりそうです。と言うか、今はいろいろ考えるのが面倒です。

 ところで、この1年間続けてきた、毎週土曜日のPFと売買の記録について、これだけ売買が少ないならいい加減必要ないだろうと考ています。また、毎週PF画像作るのが面倒になってきました。PF&売買記録については月末の月次パフォーマンスと一緒に公開しようと思います。

 ということで、投資のほうは、またしばらく放置で、今から『ゲド戦記』の続きを読むことにします。また、今日映画「ゲド戦記」も観てきました。感想は明日にでも書こうと思っています。

[ 2006/08/05 22:43 ] 投資 | TB(0) | CM(4)

『ゲド戦記』で寝不足・・・

 毎晩深夜まで『ゲド戦記』を読んでいて、仕事中寝不足で辛いです。昨晩午前4時までかかって4巻を読了。いよいよあと2冊で終わりです。読み終わるまでは他に何もする気が起こりません。読み終わったら6冊通しで感想を書いてみようと思ってますが、私の文章力では難しいかも・・・。

 ということで、全巻読み終えるまでブログの更新も滞りがちになりそうです。

 それでは今から5巻を読み始めることとします。

[ 2006/08/03 20:31 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(2)

返ってきたライブドアの株券

 先週末、やっとライブドア株の名義書換手続きが終わり、株券が返送されてきました。
20060801.jpg

 株券ってもっと大きいと思ってたんですが、意外と小さいです(カード使用明細なんかが送られてくる大きさの封筒に入るくらいのサイズです)。ちなみに、代表取締役は堀江貴文になってます。裏面を見ると(写真下)”株主 株式会社証券保管振替機構殿”となっており、その下に私の名前(黒塗り部分)と株主名簿登録日(かな?)が書かれています。また、さすが有価証券だけに、ちゃんと透かしも入っているし、表面の印刷も日本銀行券ほどではないですが結構精巧です。

 さて、この100株券2枚、いつかまた市場で売買することが出来るようになるのでしょうか・・・。

[ 2006/08/01 20:30 ] 投資 | TB(0) | CM(0)