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5月の運用成績

 2006年5月の運用成績は以下の通りとなりました。
0605.png

5月iFundパフォーマンス:-7.87%
5月TOPIXパフォーマンス:-7.95%
5月TOPIXアウトパフォーム:+0.08%
5月JASDAQパフォーマンス:-12.56%
5月JASDAQアウトパフォーム:+4.69%

2006年iFund通算パフォーマンス:-13.33%
2006年TOPIX通算パフォーマンス:-4.23%
2006年JASDAQ通算パフォーマンス:-21.97%

※上記パフォーマンスは、「税引き後配当を再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・キャピタルゲイン税は考慮せず」という条件で算出しています。

※個別銘柄損益
1965 テクノ菱和 -22.31%
2376 サイネックス -9.65%
2773 ミューチュアル -11.58%
2797 セガミ -3.21%
4761 さくらKC -0.37%
7548 サンクス・JPN +2.82%
7553 サザビリグ +4.52%
7859 アルメディオ -18.85%
8917 ファースト住 -5.96%
9644 タナベ経営 -11.45%
9648 ウエスコ -7.30%

※今月の売買
なし。

 今月はTOPIXもJASDAXもアウトパフォーム。・・・ですが、-7.87%は単月の下げ幅としては最高記録となりました。フルインベストで売り買いもまったく無しだったので、ただただ下落を見守るのみの1ヶ月でした・・・。

 ところで、今月で株式投資を始めて丸1年が経過しました。上記グラフを見ての通り、通算パフォーマンスはギリギリでプラス(+3.45%)。しかし、少し前の記事に書いた通り元本割れしています。5月末時点での、この一年間の追加資金を含めた投資総額(元本)の損益率を計算したところ、-3.31%となっており、ちょうど1年かかってゼロに戻ったような感じです。大幅なマイナスになってないだけまだマシですが、今後も下げ相場が続く可能性も充分あるので、しばらく元本割れの状態は続きそうです。

 6月中には追加資金を投入する目処が立ちそうなので、どのタイミングで買付けを行うか考えています。四季報夏号発売以降、且つJASDAX INDEXが100を切った所くらいで買付け開始かなぁと考えていますが、買付け候補もまだ決めていない状態なので、来月は四季報スクリーニングに加えて、四季報の本の方もペラペラめくってみようかと思います。

 少なくとも1年前に比べれば知識も経験も少しは増えてきているはずです。一から出直しのつもりで市場に喰らい付いていきます。
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[ 2006/05/31 20:35 ] 月次運用成績 | TB(0) | CM(2)

CMB研究所 内田氏の日記から

 今日の内田氏の日記を見てグサリと突き刺さる一言が・・・。

お買い得品を仕込んでましたが・・・・
フルインベストなんで、指をくわえてみているだけです・・・・


なんて、ほざいてるド素人よりはチョッとマシな最近繁殖したエセバリュー投資家
がまだ生き残っている・・・・・・


 この前書いた記事がまさに太線部分の通り。最近繁殖したエセバリュー投資家としては、今後如何に生き残るか考えてみました。

1.フルインベストを維持。売買ルールに従いロスカットは行う。
2.フルインベストを維持。売買ルールを無視してひたすら買い持ち。
3.ロスカットの基準を切り上げて一部銘柄を売却、キャッシュ・ポジションを増やす。
4.一旦手仕舞い、完全撤退。


 まず4は論外。ここで投げても仕方ないです。2と3に関しては自分で決めた売買ルールを破ることになるので、これを行う合理的な理由がないとダメなんじゃないかと思います。

 2については、ロスカットを定めた理由がポイントになると思います。私は私自身の銘柄選択が完全であるという確証がないのでロスカットの基準を定めています。各個別銘柄の株価の下落は銘柄選択の間違いというより、相場全体に引きずられているのかもしれませんが、下がったものは下がったものとして、損失を最小限に抑えるべきだと考えます。

 3については、投資方針としてフルインベストにするか一定のキャッシュポジションを持つかという点(資金配分)がポイントになると思います。私自身は相場の上がり下がりは予想できないので、常に投資資金全額を市場に投入しておくのがベストであると考えています。

 ・・・と、ここまで書いて矛盾に気付きました。「フルインベストだけど、ロスカットは行う。」ってことになると、ロスカットして浮いた資金は何らかの銘柄に再投資することになるはずです。例えばある銘柄を、業績は悪くないのに相場全体の下落のためにロスカットしてしまった場合、「ロスカットした銘柄自体が値下がりによってさらに魅力的な投資対象となってしまう」ってことも起こり得ることになります。

 う~む。よくわからなくなってきたので次回に続きます。

[ 2006/05/30 21:15 ] 投資 | TB(0) | CM(6)

Google Adsenseについて

 数日前から突然"Google Adsense"が表示されなくなりました。もしかしてこの記事のせい?Googleってこんな細かい記事まで見てるの?と驚きましたが、どうやらFC2全体でAdsenseが表示されないようです。

※こちらを参照
「FC2インフォメーション Adsenseについて」
http://blog1.fc2.com/staff/blog-entry-162.html

 個人的にもGoogleにメールを入れていたのですが、こんな回答でした。

ご連絡ありがとうございます。

お問い合わせの件に関して、お客様にご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。Google では、広告主様だけでなくサイト運営者様にも Google 広告を効果的にご利用いただけるように、いくつかのポリシーを設けております。

利用規約とプログラム ポリシーに基づいて、Google ではすべてのご利用を継続的に審査し、ポリシーに従っていない場合は、サイト運営者様またはサイトに対してプログラムの利用を無効とさせていただいております。

お客様のアカウント自体は引き続き有効ですので、Google のポリシーに準拠した他のウェブ サイトに広告を掲載していただくことは問題ありません。

今後、ウェブ サイト運営者様に、幅広いウェブ コンテンツにおいて、Google のプログラムをご利用いただけるよう努力してまいります。

Google AdSense チーム


 なんだか素っ気無い返答です・・・。どこがダメとか、何が原因とか全然書いてません。コレが所謂グーグル八分ってやつでしょうか。コワ~。

[ 2006/05/29 22:58 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)

『バリュー投資再入門』 『株・3ヶ月で年収の半分を稼いだ南山式投資術』

 機関投資家のバリュー投資系書籍ということで、2冊まとめて読んでみました。
投資家心理を知って裏を行く バリュー投資再入門投資家心理を知って裏を行く バリュー投資再入門
戸崎 裕隆

東洋経済新報社 2006-04
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 感想は箇条書きで。
 ・バリュー投資の説明はグレアム、バフェット、ピーター・リンチ本の内容そのまま。
 ・『ウォール街のランダム・ウォーク』じゃなくて『ウォール街のランダム・ウォーカー』だよ。
  ↑これは間違いです。1993年版は『ウォール街のランダム・ウォーク』でした。失礼しました。
 ・持株制度を薦めるのはリスク管理の面で、どうかと思う。
 ・著者の1日の紹介はいらないと思う。内容がイタ過ぎる。

 どうも内容が薄いような気がします。プロの証券アナリストより、優秀な個人投資家の方が勉強熱心なのではないかと疑問を感じました。

 次はコレ。
株・3ヶ月で年収の半分を稼いだ南山式投資術―誰でも1分で見つけられる有望銘柄株・3ヶ月で年収の半分を稼いだ南山式投資術―誰でも1分で見つけられる有望銘柄
南山 宏治

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 タイトルはかなり怪しげでしたが、『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ』シリーズの安間伸氏ご推奨という事で読んでみました。
 感想は箇条書きで。
 ・健全なB/Sを持つ小型低位株への投資という事で好感。
 ・IPO、人気株には手を出さないという点に好感。
 ・売り買いの基準がしっかりしている。
 ・株式投資を行う上で必要な精神力(胆力)の重要性に触れている。

 総合的に見て、『バリュー投資再入門』よりいい内容だと思います。

 どちらの本も2~3時間もあれば読めますし、立ち読みでも概要は掴めると思います。あえて買う必要は無かったかなぁと後悔してます・・・。

[ 2006/05/28 23:55 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(6)

5/27 今週のPF

pf060527.png

※今週の売買
なし。

 昨晩飲み過ぎて二日酔いです・・・。持株は相変わらずジワジワと下げています。買い出動したいところですがフルインベスト状態なので如何ともし難く、黙ってPFを見守るのみ。放置プレイ中です。

 個別銘柄では、含み損益が-20%を超えるものが出てきました。-25%を損切りラインにしているので、今後も下げが続くようなら損失を確定させる銘柄も出てきそうです。


[ 2006/05/27 19:09 ] 投資 | TB(0) | CM(2)

『グーグル - Google 既存のビジネスを破壊する』

 『グーグル - Google 既存のビジネスを破壊する』を読了。
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚

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 前回読んだ『ウェブ進化論』が、インターネットの将来における光の部分に焦点を当てた本であるとすれば、この本はネットにおける闇(Googleもしくはそれに代わるネット上の権力の登場)を描いています。

 前半部分では、実際に起こった事例をもとに、Googleによってもたらされた既存のビジネスの破壊と再生を描きつつ、Googleがいかにネットの世界を牛耳っていったのかが描かれており、後半部分ではGoogle(的なもの)が権力と結びつく、もしくは自身が権力となることによってもたらされる可能性がある新しい「権力システム」の到来を予想しています。

 思えば私自身も数年前から何か調べるときにはGoogleを利用しており、気付けはGoogleがブラウザのデフォルト画面になっていました。今ではGoogleのTOP PageをカスタマイズしてNewsをチェックしているし、Google AdSenseを利用して広告収入を得て(ほんの僅かな金額ですが)、このブログをGoogle Sitemapに登録しています。便利だから自然にそうなったのですが、よくよく考えてみれば私のネット上の情報はほとんどGoogleに提供してしまっています(しかも自分から)。よくよく考えると恐ろしいことかもしれません。

 なんだか最近Web2.0やGoogle(的なもの)に興味が移ってきて、普段チェックしているブログも投資関係のブログに加えてWeb2.0に関するブログが増えてきました。

 次はこの2冊を読もうと思っています。
ザ・サーチ グーグルが世界を変えたザ・サーチ グーグルが世界を変えた
ジョン・バッテル 中谷 和男

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「みんなの意見」は案外正しい「みんなの意見」は案外正しい
ジェームズ・スロウィッキー

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 でもさすがに本代を使いすぎて金欠なので、図書館で借りることにしました。ただいま予約で順番待中。

[ 2006/05/25 20:04 ] 読書・映画・その他 | TB(1) | CM(0)

株式投資を開始して1年

 このブログを始めたのが2005年5月1日(当初はYahoo Blog)。初めて株を買ったのが2005年5月23日でした。株式投資を始めて1年が経過しましたので、この1年を振り返ってみようと思います。

060523.png
 まずは運用成績から。2005年5月23日~2006年5月23日までの1年間の通算運用パフォーマンスは+5.88%。ただし、5月23日時点で約2万円程度の元本割れとなっています。随時追加資金を投入していたので、このような結果になったようです。

 実際の資金追加は随時行ってましたが、半年単位に単純化して計算してみると、
  当初半年間:元本100万円を+20%で運用して120万円。
  後半半年間:120万円に100万円追加、220万円を-10%で運用して198万円。

 運用資産は200万円(当初100万円+追加100万円)に対して1年後に198万円なので、1年間で2万円の元本割れ。通算運用パフォーマンスは120%x90%=108%ということで、1年間の通算で+8%、ということになります(パフォーマンスの計算方法にイマイチ自信がないので、間違ってたらご指摘ください)。こうしてみると、資金を積極的に追加した時期と、相場全体の下落が始まった時期が重なったことが元本割れに繋がったということになりそうです。もっと経験を積んでいれば、下落が始まったときではなく下落しきった時点で資金を追加することが出来たかもしれません(もっとも、どの時点で相場が底を打ったのか判断できると考えること自体無理という考え方もありますが)。

 個別銘柄の売買については、前半の半年間は、いろいろな本を読むたびにそれらの本に影響されて銘柄入れ替えを繰り返し、入れ替えに買付けた内の数銘柄でストップ安、ロスカットを行い(しかも調子に乗ってそれらの銘柄のポジションを大きく持っていた)、逆に入れ替えで売却した銘柄は値上がりするなどで、昨年末の上げ相場に完全に乗り遅れてしまいました。結果、昨年末時点でのTOPIXとJASDAQの年間パフォーマンスが+45%弱であったのに対して、私の運用成績は昨年末時点で+20%弱となりました。

 昨年末から今年始めにかけては、売買ルールを固定化し、低PBR銘柄を中心に買い持ちを続けており、年初来のパフォーマンスはマイナスですが、なんとかJASDAQをアウトパフォームしているという状態です(TOPIXには負けていますが)。ちなみに、5/23時点での2006年の年初来各パフォーマンスは以下の通りとなってます。
 iFund:-11.3%
 TOPIX:-4.27%
 JASDAQ:-18.26%


 この結果を見る限り、去年の5月23日にTOPIX ETFを購入し、そのまま追加資金でTOPIX ETFを買い続けたほうが、遥かに高パフォーマンスを生んでいたということになります。しかし、この1年間で本や経験を通じて勉強してきたことは無駄にしたくないので、少なくとも今後数年は今のスタイルで個別銘柄への投資を続けて行きたいと考えています。

[ 2006/05/24 17:32 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『会社の値段』

 『会社の値段』読了。最近新書ばっかり読んでるような気がします(ちなみに今は『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』を読んでます)。
会社の値段会社の値段
森生 明

筑摩書房 2006-02
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 ずいぶん前に、同じ著者の『MBAバリュエーション』を読んでこんな記事を書いていますが、この本は読みやすかったです。ライブドアとフジテレビ・楽天とTBS・村上ファンドと阪神電鉄などを例にとって、「会社に値段を付ける(企業価値を見積もる)」ということがどういうことなのか説明しています。『MBAバリュエーション』はやや専門的だったのですが、この本では企業価値の算出方法については簡単に説明するにとどめ、正確に企業の評価を行うということが資本主義というシステムの中でいかに重要かということに多くのページを割いています。

 著者の言葉の中で印象に残ったものを幾つか。
 

「会社を上場公開し、不特定多数の投資家が売り買いできる状態にした以上、その時点で会社は売られたことになるのです。」(会社の上場準備業務に携わる身として、いろいろ考えさせられました。出来れば経営陣にこの部分を読んで欲しい・・・)

 「『すべてのステークホルダーにとっての企業価値』という曖昧になりがちな基準より、ストレートな株主価値という基準を用い、その算定を正しく行う投資家層を育てることが、この国の資本主義社会を健全に進化させるための重要なカギとなります。」

 「元本保証だから安心、と預けていた金が、銀行の不良債権処理に使い込まれたり、政治家が既得権益層への利益誘導で、郵貯や国債や年金の資金を使って、無駄な道路、コストの高い橋やリゾートを作らせたりする現実に腹を立てるのはいいですが、有り余るほどの資金を彼らに提供しているのは、実はローリスク・ローリターンでかまわない、と投資活動を他人任せにしている自分自身だということを自覚すべきでしょう。」

 「投資価値の算定手法を学び、投資先を真面目に考える習慣を身に付けることは、『持てる者のたしなみ』です。」


 頑張って、もう一度『MBAバリュエーション』を読み直そう!

[ 2006/05/23 21:50 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

配当金の銀行自動受取 (完結編)

 以前書いた配当金の銀行自動受取の件、無事手続きが完了していました。

※以前の記事
http://quai62.blog15.fc2.com/blog-entry-346.html
http://quai62.blog15.fc2.com/blog-entry-348.html

 数日前、サンクスジャパンの名義書換人(三菱UFJ信託銀行)から、配当金振込先確認の通知が来ました(下の写真)。
20060522.jpg
 この通知が来たときには、すでに指定の口座に配当金が振り込まれていました。サンクスジャパンの決算日が2月20日、私が銀行経由で配当の自動受取の手続きを行ったのが3月末でしたので、決算日前後(今回のケースで言えば、決算日の1ヶ月後)に銀行窓口で手続きすれば、配当金の銀行自動受取の手続きは充分間に合うということのようです。

 過去に中間配当は受け取ったことがありますが、期末配当を受け取ったのは今回が始めて。手持ちの3月決算銘柄では増配している企業が何社かあるので、6月の配当が楽しみです。

[ 2006/05/22 20:36 ] 投資 | TB(1) | CM(0)

適正・適職診断

 こんなのやってみました(→)。適正・適職診断。内閣府もいろんなことやってますね・・・。

仕事
組織、企業で働くより、独立した仕事が向くタイプ

性格
ちゃっかりクールなデジタル・タイプ

特に向いている職種は?
作家、画家、彫刻家、作詞家、作曲家、翻訳家、応用研究者、学者。伝統工芸や芸能関係。陶芸やフラワーアレンジメントなどの趣味を活かした仕事。シェフ、料理研究家、コンピュータのソフト開発など

どちらかといえば攻めのタイプ
内向性
2■■□□□
外向性
5■■■■■

組織、企業で働くより、独立した仕事が向くタイプ
作家、画家、彫刻家、音楽関係などの芸術家に多いタイプです。企業などの組織に属するより、独立して仕事する方が向いているでしょう。芸術家そのものにならなくても、自分の好きなアート関係や自分の価値観に合った製造、販売業が向いています。せっかくポジティヴで個性的な性格をもらったのですから、大きな夢にチャレンジしてみてください。新しいベンチャー系の仕事を立ち上げたり、自分で考えたり企画する仕事などであなたの個性は活きるでしょう。どんな分野で自分を活かしたいかを決めて、納得いくまでチャレンジすれば、自然と道は開けてきます。そして、相手への気配りを学んでください。

ちゃっかりクールなデジタル・タイプ
考え方はポジティヴでいつもクリエイティヴですが、白黒決着を付けないと気が済まないので、結果として周囲に対する配慮ややさしさに欠けると見られる傾向があります。自分の好みがはっきりとしていて、好きな仕事なら絶対の自信をもつでしょう。言いたいこともはっきり言うので、周囲はあなたを認めざるをえません。そのため、組織のなかでは同僚や部下、後輩からは孤立する傾向があります。人間関係ではどうしても自分の好みと論理が優先になりがちで、それが通る環境では大成功をおさめますが、人情や義理がからむ世界ではあなたの個性が活かせません。社会のルールや常識を無理に押しつけられると、かなりムカつきます。社会に出るとわりと目立つタイプですが、周囲から何と言われようとあなたは気にもしないでしょう。たとえ孤立を恐れなくても、本音を語れる友人はしっかり確保しておくことをおすすめします。


 うーむ。自分ではサラリーマンが向いてると思ってるんですが、違うのかもしれませんね。ストレスでパニック障害になるくらいだから、意外と当たってるのかもしれません。まぁ、どっちでもいいや・・・。

[ 2006/05/21 23:03 ] 雑記 | TB(0) | CM(4)

5/20 今週のPF

pf060520.png

※今週の売買
なし。

 手持ち銘柄の決算がほぼ出揃いました。短信と財務諸表をざっとチェック。

タナベ経営 △
 ほぼ予想通りの内容でした。配当利回り約3%、配当性向約65%ってのもすごいですが、それでもまだまだキャッシュが有り余ってます。なんだか定期預金みないな銘柄です・・・。

アルメディオ ×
 来期業績予想が四季報を大幅に下回っています。ただ、キャッシュフローの状況は良好で、有利子負債も確実に減ってきています。でも株価は大幅に下落。様子を見て買い増ししたいと思ってます。

サザビーリーグ ○
 予想していたより多少いい結果でした。持分方適用会社であるスターバックスの業績が好調なことも好決算の要因のようです。しかし、有価証券の取得に60億円も使ってます。何買うとんねん!ってツッコミを入れたくなります。短信だけでは内容がわからないので有報でチェックする必要がありそうです。

サイネックス △
 特になし。

テクノ菱和 △
 今期決算、来期予想とも四季報予想よりちょっとだけ上回ってます。でも株価は下がってます。

セガミメディクス ×
 今期決算、来期予想共に四季報を下回っています。四季報の予想はともかく、順調に増収増益を続けているのでいいでしょう。

さくらケーシーエス ?
 当期純利益は減損会計適用により大幅なマイナス。経常利益は増益。純利益の来期予想は大幅増ですが、退職給付制度の移行に伴う特別利益による増益であり、経常利益で見ると来期予想利益は横ばいもしくは減益かもしれません。

 といった感じで、特にサプライズもなく平和な決算でした。ただし、この一週間の新興市場の強烈な下落で運用資産は大幅に目減りしております。今月末で、株式投資を始めてちょうど1年になるのですが、この1年での収支はトントンになりそうな気配です。

[ 2006/05/20 17:02 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『ウェブ進化論』 『陰日向に咲く』

 最近読んだ本をご紹介。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

筑摩書房 2006-02-07
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 少し前に、あちらこちらのブログでこの本の記事を見かけたので読んでみました。キーワードは「Google革命」「ロングテール」「ブログ」「API公開」「Web2.0」といったところでしょうか。とても刺激的な内容で、あちこちのブログで話題になっている理由がよくわかります。漠然とこちら側の世界にいた人にとっては、とてもインパクトの強い内容だと思います。この本を読んだお陰で、私がなぜブログを書き続けられるのか分かったような気がします。私の分身は「あちら側」(こちら側か・・・)で多くの知り合いを作り、小額ながらも稼ぎを上げてくれています。GoogleのことやWeb2.0についていろいろ興味が沸いたので、関連書籍を何冊か購入。

 2冊目はこれ。
陰日向に咲く陰日向に咲く
劇団ひとり

幻冬舎 2006-01
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 劇団ひとりが気になって仕方ないです。なぜかと言うと、私が劇団ひとりにそっくりだからです。我ながら激似だと思います。

 例えば飲み会のこんな会話。

友人or同僚:「誰に似てるって言われる?」
      私:「劇団ひとり
友人or同僚:「ああ~、確かに似てる似てる!」(といわれる確立90%くらい)


 内容の方は、可もなく不可もなく。ダメな人々が相互に繋がり合いながら登場し、どの話も切なく優しいです。リリー・フランキーの『東京タワー』に続いてこの本も結構売れているようです(そう言えば文章の雰囲気も似てるかも)。最近は非専業作家の書く小説の方が売れるのでしょうか。ヤフオクで売っちゃうかどうか検討中。

5/20追記:劇団ひとりの好みのタイプは滝川クリステル。私も同じです。

[ 2006/05/19 22:57 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(2)

決算

 先週末から今日までで、
タナベ経営
アルメディオ
サザビーリーグ
サイネックス
テクノ菱和
セガミメディクス

の決算が出てます。

 短信は印刷したのですが、本業が忙しくて帰ってきても疲れて熟読できません・・・。

[ 2006/05/18 22:26 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『シーゲル博士の株式長期投資のすすめ』 『株式投資の未来』

 表題の2冊を読了。ずいぶん前に購入したんですが、ずっと本棚で眠ってました。最近やっと読む順番がまわってきて、2冊連続で一気に読んじゃいました。
シーゲル博士の株式長期投資のすすめシーゲル博士の株式長期投資のすすめ
ジェレミー シーゲル Jeremy J. Siegel 笠原 高治

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 こちらの方はちょっと古い本ですね。大型株vs小型株、資産株vs成長株の長期リターンや世界各国の株式投資の長期リターン(しかも1926年から!)、株式と債券のリターン比較など、とにかくデータが豊富です。イメージ的には『ウォール街で勝つ法則』のデータ収集期間を長くして、詳しく解説を付けたって感じでしょうか。結論としては、米国株式のインデックスファンドを中心として、小型株や外国株などに分散&長期投資するがよろしい、という事のようです。直後に読んだ『株式投資の未来』のインパクトが強くて、正直あまり印象に残っていません・・・。

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
ジェレミー・シーゲル

日経BP社 2005-11-23
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 こちらは非常に面白い内容でした。内容を要約すると、成長株投資の危険性配当の重要性国際ポートフォリオということになると思います。

 成長株投資の危険性については、著者の言葉を借りれば、「株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。」という一文に集約されると思います。増収率が高くても、それ以上に投資家の期待が高ければ(株価が高ければ)得られるリターンは少なく、増益率が低くても投資家の期待が低ければ(株価が安ければ)高いリターンを生む、高すぎるプレミアム(PER)がついた株に投資すべきではないと警告しています。

 第7章のタイトルは”資本を食う豚”というものですが、これを見て以前読んだ『バリュー投資入門』の収益バリューに関する解説を思い出しました。収益バリューの計算では成長性を無視しなければならない。なぜならば、競争優位性も参入障壁もない企業であれば、資本投下に対して企業がもたらすリターンは、資本調達コストとちょうど等しくなるからである。ということで、参入障壁に守られていない一般的な企業であれば、投下した資本により生み出された利益は資本コストに食いつぶされ、結果的に企業の本質価値は変化しないし、経営者が無能、もしくは競争が熾烈であれば資本投下による成長で得られる利益が価格競争などで資本コストを下回る可能性があり、この場合成長すればするほど企業の本質的価値が破壊されるということになります。多大な設備投資で先端技術を誇る企業の多くは、ただの”資本を食う豚”かもしれません。

 ちょっと話がずれました。

 配当に関しては、配当とコーポレート・ガバナンスを結び付け、大部分の経営陣が株主の利益のために行動していないと仮定した場合、配当だけが株主と経営陣との間に信頼関係を築く唯一の方法であるという考え方のようです。確かに内部留保したを利益を有効に再投資して、さらに企業価値を高めてくれるのであればいいですが、無配の”資本を食う豚”では目も当てられません。また、長期投資におけるリターンの大部分が配当の再投資によるものであるともしています。

 最後の国際分散投資については、P.266の「株式時価総額の国別シェア」が興味深かったです。米国が50%強、欧州全体で28%程度、日本が10%弱、その他の代表的な新興国である中国、インド、ブラジルなどは0.5%以下です。新興国の時価総額シェアがこれだけしかないとしたら、中国株への集中投資や新興国ファンドの比重を高めることは非常に危険であることがよくわかります。また、日本の株ばっかり買ってないで、欧米の株にも分散しないとダメだとも言えます(欧州の株ってどうやって買うんでしょう??)。

 『株式投資の未来』の結論として、『長期投資のすすめ』と変化している部分は、国際分散ポートフォリオの構築と、インデックスファンドへの投資プラス特定の要件を満たす個別銘柄投資でインデックスファンドを超えるリターンを狙うということですが、なんとなく中途半端だなぁと思います。前半部分で個別銘柄のリターンにあれだけ触れたんだから、少なくとも米国株(自国株)の投資は個別銘柄への長期投資をすすめて欲しかったと思います。

[ 2006/05/16 23:48 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

GMOインターネット証券 (その2)

 昨日の続きです。GMOインターネット証券の今後をちょっと考えてみました。

 まずは熊谷代表のブログから。
http://www.kumagai.com/?eid=356
http://www.kumagai.com/?eid=358
http://www.kumagai.com/?eid=359

 キーワードは、「チープ革命」「ネット証券2.0(Web2.0)」「API公開(接続仕様公開)」ということになると思います。

 また、

「私達の一つ目の特長は、「業界でもっとも低料金なサービスの提供」です。そして、二番目の特長は、「余分な機能を省き、決済の仕組みに機能を特化」したことです。そして、三番目の特長は、「API公開、即ち接続仕様の公開を行い、インターネットの力でお客様、業績の拡大を図る」という方針です。」
一番有名なAPIの公開事例はアマゾンですね。


 という熊谷氏の言葉は、『ウェブ進化論』の”第三章 2.アマゾン島からアマゾン経済圏へ”の内容をそのままなぞっているような感じです(これらのエントリーを読んだ頃、ちょうど『ウェブ進化論』も読んでたところでした)。

 ということで、今後こんな展開になったら面白いなぁと思ったことをつらつらと。

・四季報CD-ROMなどのアプリケーションとGMO証券を接続してクライアント上のアプリケーションから売買注文ができるようになる。もっと進んで四季報CD-ROMで設定した条件で自動売買など(別にアプリケーションは四季報CD-ROMでなくてもいいですが・・・)。

・誰か(もしくは複数の有志)がネット上でGMO証券に対応した売買発注ツールを作成して無料(もしくは安価)で公開。このツールで逆指値、W指値などの売買注文も可能になる。

・GMO証券自身は無駄な開発費用などを使わず、ひたすら注文の取次ぎと決済のみに特化して限界までコストを抑えることで、売買手数料を限界まで下げる。

 基本的にはGMOはこれ以上何もしないで手数料だけ下げ続けて欲しいです。ただし名証銘柄の取扱と、JASDAQの手数料は問題かと思うので改善して欲しいですね。んでもって、10月~12月のAPI公開後に面白いツールがいっぱい出てきたら楽しそう。

 ということで、結論から言えば今のところGMOインターネット証券を使うことはないですが、今後どうなっていくのかは興味津々といった感じです。

 ジョインベスト証券にも口座を開こうかと思ってましたが、手数料的にも機能的にもE*トレードとそれほど差が無いように思えるので、すっかり興味を失ってしまいました。

[ 2006/05/15 22:10 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

GMOインターネット証券 (その1)

 昨日のエントリーで書いたGMOインターネット証券の続きです。まずは画面構成とサービス内容から。

1)ログイン後の画面
gmo1.png

 見ての通りシンプルです(というか何もない)。ログイン後の画面遷移はかなり軽いように感じます。まだユーザーが少なそうなので、今後はどうなるかわかりませんが・・・。

2)銘柄情報&売買発注画面
gmo2.png

 これまたシンプルです。銘柄情報については”詳細情報”で上の画面程度、あとは気配値とチャートが見れるだけです。銘柄別ニュースや四季報データなどは一切ありません。また、注文に関しては成行・指値のみ。逆指値・W指値などは使えません。また、注文の期間設定は、”当日限り”か”週末まで(最大5日間)”の2つとなっています。WEB上では必要最小限の機能しか実装していません。

3)保有株一覧画面
gmo3.png

 見ての通りです。管理もくそもなく、持株の一覧が表示されるだけです。ポートフォリオ管理とか、PFのエクスポート機能などは一切なし。

 ここまでの”株式取引”画面では、その他に注文履歴や約定履歴、買付余力確認などが出来ますが、どれも同じような画面構成です。

4)各種サービス
gmo4.png

 ”はっちゅう君”という売買ツールが用意されています。まだインストールしてないので使い勝手はわかりません。またトレーディングボードも一応実装しています(マネックスの”マーケットボードプロ”とほぼ同じ)。

5)トレーディングボード
gmo5.png

 トレーディングボードではリアルタイムに株価を更新してくれるようです(まだ場中の確認はしてません)。IEのみ対応なので、普段FireFoxを使っている私としては不満です(マネックスも同様)。

 取扱商品は、東証・大証・JASDAQ上場(名証は取扱がない!)の株式と、ETF・REITのみです。恐らく投信や外国株式は取り扱うつもりはないものと思います。また、信用取引は制度信用のみとなってます。

 以上、駆け足で簡単に紹介しましたが、今日からOPENしているジョインベスト証券の取引デモ画面や取扱商品と比較すると、GMOインターネット証券は恐ろしく見劣りします。次回はGMOインターネット証券とその他インターネット証券の違いや、GMOインターネット証券の今後の可能性についていろいろ考えてみようと思います(予定)。

[ 2006/05/14 13:18 ] 投資 | TB(1) | CM(4)

5/13 今週のPF

pf060513.png

※今週の売買
なし。

 相変わらず運用資産が目減りを続けています。が、TOPIXやJASDAQ INDEXはアウトパフォームしているので、まぁよしとしておきます。最近ちょっと無駄使いが多く、資金の追加がなかなかできない方が問題かもしれません。基本的にいつもフルインベスト状態なので、運用資金の定期的な追加がないと新規銘柄発掘のモチベーションがなくなっちゃいます・・・。最近四季報スクリーニングもほとんどどやってません。まぁそれどころじゃなかったってのもあるんですが。

 先日読んだ橘玲氏の本の中で、「最大の資産はあなた自身である」という言葉がありました。また、このブログを書き始めた当初、私自身も同じようなことを考え、こんな記事を書いています。サラリーマンを会社から定期的に利払い(給料)を受け取る”サラリーマン債券”として捉える橘氏の考え方はとても面白いと思います。

 普通のサラリーマンであれば、恐らくかなり確実な将来キャッシュフローがわかる筈で、そこから自分自身の現在価値も時価評価できると考えられます。若いうちは、なけなしの運用資産をどうこうすることよりも、毎月のキャッシュフローをいかにコントロールするか(節約するか、出世して給料を増やすことでキャッシュフローを増やすかしかないんですが・・・)が重要であり、いつかはこの”サラリーマン債券”はなけなしの退職金として償還されるので、その時点で資産運用である程度のキャッシュを生み出す方法を知らなければ、貧しい老後が待ち受けることになるという結論に至ります(この際、年金で暮らせるという淡い希望は捨てましょう)。これがが理解できない人は、橘氏の言う「金融リテラシーが不自由な人たち」ということになるんでしょう。

 なんだか話が漠然としてきたので、話を変えます。

 GMOインターネット証券の口座開設が完了し、IDとPASSが届いたので、早速ログインしてみました。サービス内容や取引画面については改めて記事を書こうと思いますが、それよりも「GMOインターネット証券とは何なのか?」という方が私にとっては興味深いです(また抽象的な話になっちゃいますが)。株式投資の知識もWeb2.0の知識も中途半端なので上手く書けないのですが、直感的にGMOインターネット証券は今までのインターネット証券とはちょっと違うんじゃないかと感じています。今までのインターネット証券は、ネット上の証券会社であるのに対して、GMOは東証やJASDAQなどの市場と個人投資家を直に接続するツールを提供しようとしている会社であるというのが、実際にログインしてみて感じた感想です。

[ 2006/05/13 16:56 ] 投資 | TB(0) | CM(0)

『株で富を築くバフェットの法則』

 『株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法』読了。実際に読んだのはかなり前でしたが、なかなか記事に出来ませんでした。
株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法
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 バフェットの投資手法の要諦を「12の法則」として整理しており、バフェットが手掛けた投資(買収)の具体例から「12の法則」をひとつひとつ解説しています。『バフェットからの手紙』より具体的で、『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』ほど表面的過ぎず、いい具合にバフェットの投資手法の本質が書かれているように思います。

 ただ、やはり感じるのはバフェットは投資家というより経営者なんだなぁということです。割安な株を買うのは当然として、その前提条件となるのは事業と経営者の質であり、「事業と経営者が素晴らしければ正当な対価を支払うこともありえる」ということは、事業と経営についての定性分析が相当重要であるということと、その運用実績からバフェットの事業と経営者に対する定性分析が驚くほど正確だということになると思います。文中では、バフェットの発言として「投資は難しいものではありません」という言葉が出てきますが、普通”アニュアル・レポートを読むのが何より楽しい”って人はそうはいないと思います。

 バフェットの投資手法を過去の実績から明文化することは可能かもしれませんが、実際にその投資手法を実践するにはかなりの訓練が必要であり、バフェットのように長期間継続して株式投資で結果を出し続けている人物がほとんどいない事実を見る限り(私が知らないだけかもしれませんが・・・)、バフェットの投資手法の表面だけを捕らえて真似ることは、株式投資の初心者にとって相当危険なことなのではないかと再認識した次第です。

[ 2006/05/12 23:17 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

病院で『ひとびとの跫音』

 今日は午後から休みを取って、検査結果を聞くために病院へ。昼過ぎの予約だったのですが3時頃まで2時間近く待たされました。焦らしすぎ。で、診断結果は”縦隔の気管支原性嚢腫”ということでした。簡単に言うと、気管支に肺を形成する細胞が付着し、それが袋状になって中にたんぱく質(痰?)が溜まっている状態だそうです。無理に切除する必要も無く、放置するよりも手術するほうがリスクが高いので、手術せずに様子を見ることとなりました。去年の健康診断で撮影したレントゲン写真と比較しても大きさに変化がないので、まず問題ないとのこと。悪性化する確立もほとんどゼロに近いようです。念のため、来年もう一度CT撮影することになりました。

 ということで、やっと安心。余命数年の長期投資家のブログなんてシュール過ぎます。長生きしないと長期投資の意味無いし。今回、約3週間不安な時間を過ごして、「生命に関わるリスクを負うことに比べれば、金銭的なリスクを負うことなんてたいしたことない」と思うようになりました。期待値が高いのであれば、少々リスクを取ってもいいのでは?と考えています。人生がいつ終わるかわからないとすれば、投資の目的は、資産の最大化ではなく知的楽しみであるべきかもしれません(もちろん成果として資産が増えることは非常に重要です)。

 話は変わって、病院の待ち時間があまりにも長いので、待ち時間だけで『ひとびとの跫音』を読了。
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 正岡子規の養子、正岡忠三郎やタカジ(ぬやま・ひろし)の生死を描いた作品ですが、読んだ状況が状況だったので、正直言って内容は殆ど憶えていません。病院の待合で読んだせいか、印象に残っているのは病床の子規と正岡忠三郎とタカジの死に関する場面ばかり。我ながらもう少し違うテーマの小説を読めばよかったなぁと後悔しています。ただ、この小説に引用されている正岡子規の散文がとてもよかったので、『仰臥漫録』『墨汁一滴』『病牀六尺』をアマゾンで注文。最近読む本の量に対して購入する(または図書館で借りる)本の数が多すぎるので未読書がどんどん溜まっていきます・・・。

[ 2006/05/11 17:13 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(6)

feedpathからの投稿テスト(失敗)

 feedpathからブログに投稿できるようになりました。なんだかよくわかんないがweb2.0ってすげー。FC2の投稿画面よりfeedpathの投稿画面のほうが使い勝手がいいかもしれません。今こうやって記事を書いてますが、画面の右上には時々”書きかけ自動保存中・・・”って出てます。途中で間違えて消しちゃっても元に戻せるんでしょうか???

 今現在feedpathでチェックしているブログは50あまり。ネットに繋いでいる時間の半分くらいはfeedpathの画面を開いているような気がします。同じ画面からブログへの投稿もできるようになったので、さらに使い勝手がよさそうです。

 普通のニュースなんかはすでにRSS配信されてるし、将来的には東証の開示情報もRSS配信されるようです。feedへのtag付けが進めば自分の欲しい情報は今みたいに検索して探し回らなくても自動的に手元に集まるようになるのかもしれません。個人が収集できるデータの量が加速度的に増えていっているような気がします。問題はそれをどう処理していくかでしょうね。

 と、ここまで書いて投稿したところ、エントリーが反映されていない。feedpathのhelpを見たところFC2はサイト側の事情により未対応とのこと。残念!

[ 2006/05/10 21:43 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

5/8 通院記録

 GW中に薬が切れそうになったので、月曜日(普段は月初の木曜日)に病院へ。しかし、今の状況ではパニック障害どころではないので、精神科の医師に呼吸器外科の医師のことをいろいろ聞いてみました(ちなみに、同じ病院の精神科と呼吸器外科にかかってます)。

 今診てもらってる外科部長さんはセカンド・オピニオンなどにも理解があるそうで、もし診断に疑問があったら何でも正直に相談したらいいとのこと。ちょっと安心しました。

 ということで、パニック障害については殆ど話すことが無かったです。そろそろ薬も減らしていこうと思ってましたが、今の状況では、薬は減らさないほうがいいとのことなので、そのまま同じ量の薬を継続して服用することにしました。

 同日の午後には造影剤を使用してCT撮影。造影剤は初体験だったのですが、あれは気持ち悪いです。腕から注射で造影剤を注入しながらCTを撮るんですが、注射針を通じて身体に異物が入ってくる感じが非常に気持ち悪い!もう2度と御免です。今日はMRIの撮影で、いよいよ木曜日に診断結果が出ます。

 さて、どうなることやら・・・。

[ 2006/05/09 20:07 ] うつ病とPD | TB(0) | CM(0)

『臆病者のための株入門』

 週末は大津(琵琶湖)へ行ってきました。琵琶湖南端に位置する全室レイクビューのホテルに宿泊したのですが、ベランダから見える琵琶湖の左手方向には比叡山を借景とした競艇場があり、朝から夕方まで競艇の爆音が鳴り響いてました。でもって、ホテルの目の前の大津港では遊覧船ミシガンが入出航する度に、アメリカ南部風のBGMが大音量で流れているという結構シュールな風景でした・・・。とはいうものの、ホテルから見える琵琶湖はやはり綺麗で、ホテルのサービスもなかなかよく、ホテル内に温泉なんかもあったりして、なかなかリラックスできました。
 
 夕方にはホテル周辺をうろうろして、裏路地の居酒屋で晩御飯を食べたのですが、これまたローカルなお店で、私と妻以外のお客さんと店主は地元の知り合い同士でした。あまり長居はしませんでしたが、魚が美味しかったです。

 で、ホテルの近所を散歩中に本屋に入ったところ、『臆病者のための株入門』を発見。
臆病者のための株入門臆病者のための株入門
橘 玲

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 アマゾンでも楽天ブックスでも品切れで買えなかったので、その場で購入。ホテルに帰った後はずっとこの本を読んでました。で結局一晩で読了。旅行に出ても手に取るのは投資本。やや中毒気味かもしれません。

 さて、本の内容ですが、私が感じたままに乱暴に要約すると・・・。

株式投資はギャンブルである。ただし、他のギャンブルに比べて手数料(胴元の取り分)が一番少ない魅力的なギャンブルである(ここらへんの割り切り具合は『マネーの公理』に通じるものがあるような気がします)。

ホリエモンと資本主義(市場原理)、ジェイコム男氏の神話とデイトレード等の寓話は面白い。やっぱり橘玲は小説家かな。

・株式市場で富を想像する方法は3つ。
(1)トレーディング
(2)個別株長期投資
(3)インデックス投資

(1)と(2)は、基本的に短期的な市場の歪みを利用しているが、(1)は市場の長期的な拡大とは関係なく行われるゼロサムゲームであり、(2)は市場の歪みを利用しつつ、長期的な市場の拡大をも援用することができる。(3)は市場の長期的拡大を利用した富の創造手段。ただし、平均以上の運用成績は得られない。

・著者が薦めるのは(3)の変形版。名付けて「トーシロ投資法」。PFの2割はアクティブ運用(要するにデイトレなり個別株長期投資なり好きなようにどうぞってこと)で自分の好きなように運用。8割はインデックス投資。ただし単純にTOPIX ETFを買うだけじゃダメ。世界市場を完全に縮小コピーしたインデックス投資でなければ意味が無い。よって、世界市場の国別時価総額にあわせて資金を配分しなければならない(詳しいことは本を読んでください)。

 今読んでる株式投資の未来には世界市場における国別時価総額について詳しく書かれていますので、国際市場へのインデックス投資を行うのであれば、この本も合わせて読むのもいいかもしれません。

 私自身が求めているのは(2)。橘氏は日本の株式市場の継続的な成長性に懐疑的なようですし、財務分析を一から勉強するのも大変だと書いています。でも、ハマれば一番面白いのも個別銘柄への長期投資だと考えています。

[ 2006/05/08 21:27 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(0)

休日出勤中

 休日出勤中です。しかも5連休のど真ん中に・・・。

 本業のほうでは、いよいよジャスダックにエントリーし、Iの部(有報)・IIの部もほぼ完成しております。ただいまその内容について監査法人の監査を受けております。私は今日だけの出勤ですが、監査法人の皆さんと上司は3日から今日まで連続出勤。監査法人も大変ですね~。ただでさえ3月決算の会社の監査で大変でしょうに・・・。お疲れ様です!(こんなとこに書いても意味ないですが)

 結局GWはどこにも出かけられないままあと2日となってしまいました。昨晩強引に琵琶湖畔のホテルを予約したので、気分転換に大津辺りをぶらぶらしてこようと思います。

[ 2006/05/05 17:12 ] 雑記 | TB(0) | CM(4)

『株のプロは何を買っていつ売るのか?』

 『株のプロは何を買っていつ売るのか?―「儲け」を最大限にするファンダメンタルズ分析投資』を読了。
株のプロは何を買っていつ売るのか?―「儲け」を最大限にするファンダメンタルズ分析投資株のプロは何を買っていつ売るのか?―「儲け」を最大限にするファンダメンタルズ分析投資
田久保 龍

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 企業価値に基づいた投資ということで、基本的な内容は他のバリュー投資系の書籍と同じような感じです。この本に出てくる”理論PER”という考え方が、以前のエントリーで書いた、”ディスカウントレート”(この本では”資本コスト”)=”PERの逆数”という考え方とほぼ同じだったことと、著者の考える株式市場全体の資本コストを0.55%=PER18.18倍と見積もっており、この数字も私が考えていた数字とそれほど変わらなかったことから、当時の収益バリューの計算方法が未熟なりにもそれほど外れていなかったんだと安心しました。また、低PBR株への投資についての注意点も参考になりました(個人的にはこっちのほうにもう少しページを割いて欲しかったです)。

 この本の中で、他のバリュー投資本と少し違う点は、株価変動と出来高の関係などのテクニカルな点にも触れていることや、買付(企業価値の70%で仕込み)・売却(企業価値を上回った時点で売却、もしくは買付価格より20%下落でロスカット)のルールを明確化していること(特に売りに関しては前述の出来高などから具体的な売却タイミングを解説しています)などが挙げられると思います。

 その他にも、不動産・債券投資と比較して、株式投資はその標準偏差の高さ(ボラティリティーが大きいこと)から、レバレッジを利用した場合の危険度が高く、信用取引は行うべきでないとの見解や、イールドレシオ(この本読むまで知りませんでした・・・)を利用した相場の過熱感をはかる方法など、私にとっては勉強になる点が多い良書でした。

 何よりも驚きだったのは、著者が1982年生まれの23歳(本書執筆時)であることです。15歳から株式投資を始めて現在の投資歴は8年。世の中すごい若者がいるものです。

[ 2006/05/04 19:41 ] 投資関連書籍 | TB(0) | CM(4)

”海猿”と”海保”

 ちょっと前のこの記事に書いた「この映画を見て、海保に入りたい!って若者が沢山出てきそう(かな?)。」という内容、本当にそうなってるようです。

~毎日新聞より引用~

海上保安官志願者:過去最高5467人 TVドラマ影響?

海上保安学校(中卒、高卒程度対象)の今年度の志願者数は過去最高の5467人で、昨年度に比べ21.8%(978人)増と大幅に増えたことが2日、人事院の発表で分かった。

 女性の志願者数は1090人で昨年度に比べ6%(62人)の増加だった。海上保安学校の学生は1年間の教育の後、海上保安官として海難救助や海上犯罪の取り締まりなどにあたる。今年度の採用数は昨年度並みの約100人を予定している。

 志願者の増加について、人事院は「海上保安官の活躍を描いた人気テレビドラマ『海猿』の影響が大きい。中卒や高卒の求人はそれほど活性化していないのが一因ではないか」と分析している。「海猿」は04年に映画化され、昨年は連続テレビドラマとして放送されヒットした。【葛西大博】


 いやー、ドラマや映画の影響力ってすごいですね~。びっくりです。

[ 2006/05/03 01:16 ] 読書・映画・その他 | TB(1) | CM(3)

村上春樹論

 80年代はW村上といわれた村上春樹村上龍。昔は両者とも好きで、新作が出たらすぐに買って読んでいたのですが、いつの間にかアンチ村上春樹、村上龍派になっていました。その理由は恐らく、村上春樹の小説はテーマがわかりにくく同じ場所をぐるぐる回っているだけなように感じたこと、村上龍の小説はテーマがストレートで時代に合わせて次々と新作を発表していることだと思っています。

 で、今日読んだ内田樹氏のブログに書かれていた村上春樹に関する文章。
http://blog.tatsuru.com/archives/001706.php

 なるほどなぁと思いました。村上春樹の小説に昔ほどの興味を持てなくなった理由は、「地図がなければ、私たちは進むことも退くことも座り込むことも何も決定できない(はずである)。」ということを「知っているけれど、知っていることを知りたくない(知りたくなかった)のである。」からなんだなぁと。逆に村上龍の小説では常に地図が示されているとも言えるかもしれません。

 今では本棚からすっかり淘汰されてしまった村上春樹作品、読みかけの本が片付いたら、また改めて買い揃えて読んでみようかなぁと思います。

[ 2006/05/02 23:50 ] 読書・映画・その他 | TB(0) | CM(2)

祝一周年

 今日でブログを書き始めてちょうど1年になります。はじめはYahooブログで書いてましたが、あまりにも重いのでFC2に引っ越してきました。1年前の記事を見てみると、

E*TRADEの口座開設申込書を発送。


 この一行だけ(笑。

 当時、偶然手に取った四谷一氏のこの本を読んで、株式投資を始めようと決意したのが、このブログを始めるきっかけでした。
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四谷 一

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 肝心の株式投資のほうはまだまだ勉強不足で実績もイマイチですが、ブログを書き始めたおかげで何人かの先輩投資家の方々とも相互リンクさせていただき、1人で勉強していたのでは得られなかったであろう投資に関する有益な情報を得ることが出来たと思います。この場を借りて皆様にお礼を申し上げます。

 また、投資以外の分野でもいろいろな方々に助言・励ましを受け、これまた感謝しております。

 今のところ、日記・記録の域を出ない記事ばかりですが、いつかは自分の経験や知識をブログを通じて皆さんに還元できるようになれればいいなぁと考えております。

 それでは、今後ともご贔屓にお願いいたします!

[ 2006/05/01 20:58 ] 雑記 | TB(0) | CM(6)