2006年3月の運用成績は以下の通りとなりました。 3月iFundパフォーマンス:1.1% 3月TOPIXパフォーマンス:4.1% 3月TOPIXアンダーパフォーム:-3.0% 2006年iFund通算パフォーマンス:-2.3% 2006年TOPIX通算パフォーマンス:4.8%※上記パフォーマンスは、「配当は再投資・資金追加時はパフォーマンスを修正・税金は考慮せず」、という条件で算出しています。今年に入って初めて月次のパフォーマンスがプラスに転じました。が、通算ではマイナスのままです。TOPIXにもすっかり置いていかれています。新興株ばかりのPFなので、JASDAQ INDEXをベンチマークにした方がいいかなぁと思う今日この頃です(今年のJASDAQ INDEXなら今のところアウトパフォームしているので精神衛生上よろしそうです)。 今の時点で下手に売買しても結果はいい方向には出ないでしょうから、今はひたすら我慢するしかないようです。そもそも、株式投資を始めてすぐに株価急騰を経験してしまったので、今の状況が普通と思えるくらいのメンタリティが必要なんだとも思います。 ※個別銘柄別損益 ※今月の売買7548 サンクスジャパン買い増し 2376 サイネックス新規買付け 来月はいよいよ新年度。気持ちを入れ替えて頑張りましょう!(って、資金が枯渇しているので、ひたすらPFを見守るしかないのですが・・・) 4/1追記:グラフにJASDAQのパフォーマンスも追加しました。 グラフを見ると、昨年末の上げ相場にいかに乗り損ねているか改めてよくわかります(苦笑。どんな株を買っても儲かった時期に、アホな売買でかなりの機会損失を被っています。これを反省材料に次の上げ相場では波に乗れるよう(無駄な売買をしないよう)気を付けようと思います。
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前回の続きです。 ウチの会社の名義書換代理人である○○信託銀行の担当者に、配当の自動受取の手続きに関して(株主番号のことや届出印のこと)聞いてみました。 担当者曰く、権利確定日時点で名義書換代理人(信託銀行)の手元にある株主名簿に株主として登録されていれば、株主番号なしでも振込指定書に記載した氏名・住所が株主名簿と一致しているのを確認した上で、各信託銀行で自動受取の手続きをやってくれるそうです。また、前回の記事でコメントを頂いた兄貴様の仰るとおり、届出印は証券会社への届出印を押してくださいとのことでした。 ということで、昨日9社分の振込指定書を三井住友銀行へ持ち込みました。あとは、名義書換代理人の配当自動受取の手続きを待つだけです。 ついでに、(実質)株主名簿の書き換えがどんな過程で行われるのかよくわからなかったので、 ”ほふり”(証券保管振替制度)についても調べてみました。 http://www.jasdec.com/http://biz.yahoo.co.jp/docs/howto/8/index.html私の理解が間違えてなければ、権利付き日までに買付けた銘柄については権利確定時点で実質株主名簿に株主として登録されるはずなので、このタイミングで配当金振込指定書を名義書換代理人へ提出できれば、恐らく手続きは間に合うものと思われます。 仮に実質株主名簿に私の名前が記載されていないければ、その旨の返答があるそうなので(っていうか記載されて無いと困るんですが)、手続きがちゃんと出来てるかどうかとりあえず待ってみるしかないようです。
『安土往還記』(辻邦生著)読了。 ”投資を楽しむ♪”のまろ氏に紹介していただいた本です。いつもの図書館で借りてきたのですが、あまりにも古くてボロボロなので、発行日を見てみたら昭和47年となっていました。私が生まれる前から図書館にあった本のようです。 それほど長くない小説ですが、密度の濃い内容でした。この小説では、西洋人の目から見た信長が描かれていますが、実際は筆者の理想の人間像を描いているように感じます。そういう意味ではこの小説に登場する”信長”はあまりにも現代人過ぎて、歴史小説として読むと少し違和感があるかもしれません。 ついでに、本棚から過去に読んだ信長ものを引っ張り出して拾い読みしてみました。 一番初めに読んだ信長モノの小説はこれ。中学生の頃だったでしょうか。 これは有名ですね。信長に関するお馴染みのエピソードが数多く登場し、信長やその周辺のキャラクターにも馴染みやすくて読みやすい歴史小説です。 次はこれ。 信長が家康の嫡男・信康に切腹を命じる場面から始まるこの小説では、信長の嫡男・信忠(やその妹・徳姫)を通して信長を描いています。”父子”という視点から描かれる信長像がなかなか新鮮な感じです(古い小説ですが)。 その次はこれ。 『 武功夜話』をベースにしている小説で、『 信長公記』を基にした作品には登場しないエピソードなどは面白いです。が、深みが無いと言うか平板というか・・・ちょっと軽めの歴史小説といった感じです。 そして、次は司馬遼太郎。 ちょっとえこ贔屓が入りますが、やはり面白いです。 まだまだ続きます。次はこの3冊。 秋山氏の『信長』は まろ氏の記事でも紹介されています。この本は小説ではなく評論か伝記といった感じです。『 信長公記』『 武功夜話』などの史料からの引用に始まり、他の様々な資料や書物・人物から”信長”の姿に迫る内容は圧巻です。 宇月原氏の『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』は歴史小説と言うよりも伝奇小説というべきでしょうか。小説としては面白いと思います。 最後は、小泉首相も愛読していると言う(?)『信長の棺』。でも信長はあまり出てきません。”本能寺の変”に関するミステリー小説と言った感じです。面白くないことも無かったのですが、内容はあまり印象に残っていません。ブックオフで購入して、読んだあとすぐにヤフオクで売ってしまいました。 と言うことで長くなってしまいましたが、織田信長という人物は日本史上ではかなり特異な存在で、いろんな角度から描くことが可能なんだなぁと改めて痛感。いつか『 信長公記』『 武功夜話』(高価ですが現代語訳あり)や ルイス・フロイスの 『日本史』 なども読んでみたいと思っています。
こちらの記事で、配当を銀行振込で受け取ることを知り、証券会社への入金を三井住友銀行からの即時入金で処理していることから、配当も三井住友銀行で受け取れれば便利だなぁと思ってたんですが、三井住友銀行でも可能なようです。 ・三井住友銀行 総合口座の解説http://www.smbc.co.jp/kojin/sougou/ippan/index.html三井住友銀行の窓口のお姉さんに「配当金の自動受取の申込み用紙はありますか?」と聞いたところ、”???”って顔をされましたが、後ろに控えていた先輩(?)行員のアドバイスもあり、無事申込み用紙を貰うことが出来ました(申込み用紙はこんな感じ↓)。  現在の保有銘柄で3月末決算、権利付日まで保有している銘柄が9社(1社は2月末決算)あるので、早速手続きしてみようと思ったのですが・・・株主番号がわかりません。それに、”会社お届印”ってありますが、投資先の会社への届出印なんてありません。証券会社への届出印でいいのでしょうか・・・。株主番号は空欄、届出印は証券会社への届出印を押して銀行の窓口でいろいろ聞いてみようと思います。 さてさて、スムーズに手続きできるでしょうか???
今週の売買7548 サンクスジャパン買い増し。 四季報のスクリーニングなどでいろいろめぼしい銘柄を探しているんですが、なかなかいい銘柄が見つかりません。そうこうしているうちにサンクスジャパンの上方修正と増配のニュースが発表されたので、新規銘柄は一時置いといてサンクスジャパンを買い増しすることにしました。 3/28は3月末決算銘柄の権利落ち日なので、27日までに適度に割安で配当利回りのいい銘柄でも買っておこうかと思っていますが、買い急ぐのもどうかと思い迷っています。
一昨日の続きです。 第三回添削問題「企業財務と投資価値・企業価値」第1問は設備投資に関する問題。企業の資本運用における設備投資の課題を問う問題と、2つの設備投資案から正味現在価値を計算する問題でした。両方とも比較的簡単な問題で満点。 25/25点。 第2問はB/S、P/Lと減価償却明細・当期利益処分からキャッシュフロー計算書を作成する問題。テキストの解説通りに丁寧に計算して満点。フリーキャッシュフローの定義も出題されましたが、こちらも問題なし。ということで、 25/25点 第3問は2つの投資案件について、期待収益率(リターン)と標準偏差(リスク)を計算する問題。”リスク”を”期待収益の変動値”と定義することに若干の違和感がありましたが、とりあえず計算。期待収益率はともかく、標準偏差の計算は頗る面倒なので、例のCD-ROM内に収録されていたエクセル計算式で計算しました。前回の数値の入力間違いもあったので、今回は何ヶ所かを自分で計算してみて間違いないことを確認して回答。・・・したのですが、一ヶ所だけエクセルの計算結果と回答が0.01ずれており、一問不正解。結果、 27/28点。 第4問は企業価値を計算する問題。CAPMを用いた資本コストの計算や、加重平均資本コスト(WACC)の計算を行い、WACCと予想キャッシュフローから企業価値を計算。幸い、比較的簡単な事業内容からの企業価値の計算だったので、満点! 22/22点でした。 ということで、第三回添削問題は 99/100点。エクセルの計算間違いさえなければ満点だったのに・・・。残念です。 テストには出題されませんでしたが、第3回のテキストでは複数の投資案件を組み合わせて、それぞれのリスクとリターンから最適なポートフォリオを組む方法や、法人税と財務レバレッジによる節税効果、最適資本構成とWACCと企業価値の関係などが解説されていましたが、正直まだよく理解できていません。 最終的には、全3回の添削問題の平均点は以下の通りとなりました。 第一回:89点 第二回:69点 第三回:99点 平均点: 85.66点で無事合格ラインをクリア! ”基礎講座”と言うものの、後半の内容は結構難しく、完全に理解できているとは言い難いです。まだまだ勉強が足りないなぁというのが率直な感想です。
昨日の続きです。 第二回添削問題「財務分析と財務管理への展開」第1問はB/Sから流動比率・自己(株主)資本比率などを計算し、財務上の問題点を指摘する問題。流動比率などを電卓を叩いて計算するのが面倒だったので、テキスト付属のCD-ROMに入っていたエクセル計算式を使って計算したのですが、小数点以下3位の数字を四捨五入するのを忘れて2問不正解。 また、 流動比率:121.29% 当座比率:73.98% 自己資本比率:26.12% 固定長期適合率:76.36% 固定比率:138.59% 「この財務比率における 流動性の問題点を指摘しなさい」という問い対して、「 自己資本比率が低い」というアホな回答でまた不正解(模範正解は「当座比率の低さから支払能力が低下していると考えられること、流動比率と当座比率の乖離から棚卸資産が多いと考えられること」)。ということで、次の設問「この問題点を解決するための方策を答えなさい」も当然不正解。で、結局第1問は 12/25点。 第2問は製造業の損益計算書から生産性を分析する問題。”付加価値”や”労働分配率”などをいちいち計算するのが面倒で、またまたテキスト付属のエクセルで計算したところ、今度は損益計算書の数値の入力間違いにより、計算問題はほぼ全滅状態。ということで、 4/20点。 第3問は損益計算書(変動費・固定費)から損益分岐点や製品原価を計算し、値引きや設備投資の可否を回答する問題。計算は簡単で、計算さえ間違えなければ値引き、設備投資の可否も簡単に回答できるので、この問題は満点の 30/30点 第4問はB/S、P/L、付属資料から資金運用表を作成する問題。これはエクセルで自動計算できなかったことが幸いし、丁寧に電卓を叩いたお陰で計算問題は全問正解。完成した資金運用表の内容についてのコメントで多少減点されたものの、結果、 23/25点。 ということで、第二回添削問題は 69/100点。全3回で平均点が70点以上であればOKですので、まだ大丈夫です。 今回のテキストで一番重要だと考えていたのは各比率からの財務諸表の分析方法だったのですが、添削問題ではこの部分で不正解が多く、基本的なことがまだまだ理解できてないなぁと痛感しております。
以前ブログに書いた 財務・会計の通信講座のテスト結果が返ってきたので、復習を兼ねて成績を晒します。 第一回添削問題「財務諸表のできるまで」第1問は簡単な取引から、ものすごく単純なB/S、P/Lを作成する問題。さすがに簿記3級を落ちた私でも満点。 15/15点でした。 第2問は”合計残高試算表”の作成と決算修正からB/S・P/Lを作成する問題。簿記の勉強してるころから残高試算表の作成は苦手でした。案の定、残高試算表作成でミス。 27/32点でした。 第3問は損益計算書の勘定科目と、期首・期末棚卸資産残高と当期製品製造原価から売上原価を計算する問題。税効果会計や有価証券評価益についても少し触れられていましたが、問題自体が簡単だったので、 25/25点。満点でした。 第4問はB/Sの勘定科目や自社株のB/Sへの計上方法、減価償却費の計算方法など。減価償却の定率法の計算を間違えて-6点。ということで、 22/28点。 ということで、第一回添削問題は 89/100点。無事合格ラインに達しました。 テキストの後半では、法人税・税効果会計・減損会計についての解説があったのですが、添削問題ではあまり突っ込んだ問題は出ませんでした。簿記の基礎やB/S、P/Lの作成よりこちらの方が気になっていたので、もう一度よく読みなおして復習しておこうと思います。
今週の売買なし。 毎週毎週同じPFを晒し続けることに疑問を感じてきました。一応、毎週末に1週間のパフォーマンスとPF構成比をチェックしているので、売買記録も兼ねてPFの状況だけでも週末にブログにUPしてるんですが、これだけ売買が無いとUPする意味が無いかも・・・。 さて、今日は四季報CD-ROMでスクリーニング条件式の改良&新規銘柄発掘をやろうと思ってたんですが、今朝前から欲しかったPCデスクが届いたので、その組み立てとセッティング、書籍の整理で一日が終わってしまいました。 出来上がったPCデスクがこれ(↓)  まだプリンター等を置いてませんがそれなりに様になってきました。今までずっとダイニングテーブルで作業をしてたのですが、これでやっとデスクに座ってゆっくり作業できます。
『司馬さんは夢の中〈2〉』(福田みどり著)読了。資金不足で図書館から借出し。 司馬遼太郎夫人の福田みどり氏のエッセイ第2段です。 前回同様、司馬遼太郎の生前のエピソードや、2人を取り巻くいろいろな人々が登場して、興味深い内容になっています。 ただ、行間から感じられる、故人に対する悲しみや切なさは、前巻にも増して深くなってきているようにも感じられます。 ちなみに2人が新婚生活を送った大阪市内のアパートは我が家のすぐ近所です。この近辺を2人で散歩したりしてたんだろうかと想像すると感慨深いです。
今日、 『会社四季報CD-ROM 2006年 2集春号』が届きました。 早速インストールして(この時間がもどかしい・・・)、とりあえず持株の記事をチェック。どの銘柄もあまりぱっとしない記事ばかりでしたが、ファースト住建の業績予想はかなりよくなってました。今日の後場後半にファースト住建が急騰したのは、日中に四季報をチェックした人が買いに入ったからかもしれません。四季報CD-ROMは東洋経済新報社から直接 予約購入するか年間購読すれば、発売日前日の午後には配送されます。 今回もスクリーニング機能が若干改良されていて少し使いやすくなっています。今日は時間が無かったので、条件式は変更せず新しいデータでスクリーニングをかけてみました。前号に比べて特に目新しい銘柄は無かったんですが、気になった銘柄は こんな感じでした。 この中で一つだけ面白そうな銘柄を見つけたので、あとでゆっくり検討してみようと思います。
今、livedoor上場廃止に関するテレビのニュースをぼーっと見ながらブログを書いてます。 株式関係のテレビニュースを見ていると、よく証券会社の前で個人投資家(比較的高齢の方が多いように思います)がインタビューを受けているのを見かけるんですが、あの方たちは証券会社の店頭で株の売買をやってるんでしょうか? 対面での売買ってどんなんなんでしょう?銀行みたいに、制服を着た窓口のお姉さんがいて、そのお姉さんと「いらっしゃいませ。」とか「この銘柄がお勧めですよ♪」なんてやり取りをしてたりするんでしょうか?また、証券会社の店頭で売買した場合の手数料は幾らくらいなんでしょう?ニュースを見るたびにこんなことが気になって仕方が無いです。 ちなみに、この場面(証券会社前でのインタビュー)で登場した個人投資家は500万円以上の含み損を抱えていて、株はしばらくやめると仰っていました。また、 ライブドア被害者の会に入っておられるようです。 また、ジェイコム株の誤発注事件(すでに懐かしい話になりつつある気がします・・・)で20億円の利益を得たという個人トレーダー(かなり若そうな方でした)は、昨日ライブドア株を1億円分購入して、今日の時点で1500万円~2000万円近い含み益があるそうです。目が少し血走っていて(PC画面の見過ぎ?)、特に嬉しそうでもなく淡々とインタビューに応じているのが印象的でした。 さて、私はと言うと、ライブドア株を200株保有しております。今年の初め(事件発覚前)に興味本位で10株だけ買い付けたのですが、 その後の一連の流れの中で200株まで買い増ししました。livedoorの ”上場廃止に関してのQ&A”によると、上場廃止後の株券発行で、株主への負担は発生しないとのことですので、このまま持っておこうと思います。データ上に存在する”株”しか知らない私にとって、”株券”の実物を見るのはちょっと楽しみです。 またまた話は脱線しますが、「有価証券報告書」などの開示資料や「株券」・「債券」などの印刷を手掛ける大手と言えば、亜細亜証券印刷(株)と宝印刷(株)です。今会社で担当している業務上、宝印刷の担当者と打ち合わせをする機会があるのですが、「株券」の印刷については亜細亜証券印刷の方がシェアが高いそうです。livedoorの株券を印刷するのは、やはり亜細亜証券印刷になるのでしょうか。あれだけの発行数があると印刷もなかなか大変そうです。でもって脱線の脱線ですが、「株券不発行制度」により、株券印刷の必要が無くなると、亜細亜証券印刷はかなりの仕事を失うんじゃないかなぁとも思います。 で、結局何が言いたいかと言うと、ライブドアの株券を早く見てみたい。My livedoorが4月から使えなくなるのはなぜ?livedoor FINANCEの適時開示情報メール通知サービスはかなり便利なので、やめないで欲しい。花粉症で鼻がグズグズ、目がショボショボで頭もボーっとしていて、多少思考が錯乱しているということです。 ではまた。
『週1回株スクリーニングで資産10倍をめざす本』(会社四季報CD-ROM編集部編纂)が昨日届きました。 四季報ブログで紹介されているのをみて、Amazonで予約しておいたのですが、予想外に早く届きました。 早速ざっと内容をチェックしてみました。 一番気になってたのは、 「カリスマ投資家は『会社四季報CD-ROM』をこう使う」に誰が出ているかでした。以前、CMB研究所の内田氏の日記で、”東洋経済新報社から四季報CD-ROMの使い方についてインタビューを受けている”という話があったので、内田氏は確実に登場するんだろうなぁと思ってましたが、意外だったのは四谷一氏も登場していたことです。最近すっかり露出(?)が少なかったのでちょっと驚きでした。他の著名投資家としては、田久保龍氏・ファンタジスタ氏・「マネーマスター」のしん氏・リアルカブ氏が登場されています。 本の内容は、バリュー投資に重点を置いた条件式を、解説と共に大量に紹介しています(デイトレに四季報はいらないでしょうから当たり前かもしれませんが・・・)。具体的な条件式としてはPER・PBR・PCFRから始まって、財務の健全性をチェックするためのスクリーニング法、おなじみのネット・ネット株スクリーニングや、竹田和平氏の投資手法を条件式化したものや、著名投資家オリジナルの条件式など、かなり多彩な条件式が紹介されています。私自身すでに使っている条件式もありましたし、こんなスクリーニングも出来るんだなぁと感心するものも紹介されていました。 今週半ばには春号が届くはずなので、今週末は久々にスクリーニングの条件式をいろいろ改良してみようと思っています。
今週の売買なし。 特にコメントはありません。今週は量的緩和解除のニュースがありましたが、マクロ経済の動きにはあまり興味が無いので(っていうか、ただの勉強不足ですが・・・)、書くことがありません。 強いて言えば、量的緩和の解除より今後の利上げの方が、我が家の家計にとっては重要な問題です。今後の住宅ローンの金利次第で、一気に家計のキャッシュフローが悪化する可能性があります。負債の多い中小企業の多くが、利上げの影響で利益の殆どを失う可能性があるって記事を見ましたが、我が家もまさにそんな感じです。
『日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方―上場会社・約70社の大株主・竹田和平さんの旦那的投資哲学』(水沢潤著)読了。 半年以上前に購入して飛ばし読みしかしていなかったので、改めて一からちゃんと読み直しました。竹田和平氏の インタビュー記事などは時々雑誌やネットで読んでいたのですが、竹田和平氏の投資法について、一冊の書籍としてまとまったものを読むのは初めてです。といっても、竹田氏自身の著書ではありませんが・・・(唯一の著書は これ 。凡人の私には、まだまだこの本の境地には達することができません・・・)。 本の内容の大部分は竹田和平氏の伝記です。事業家としていかに成功したのか、また、それが今の投資手法にどのような影響を与えたのか(著者の解釈で?)書かれています。読み物としては面白かったのですが、投資手法についてはあまり掘り下げて書かれていなかったのがちょっと残念です。 この本の中で、一番印象に残った竹田氏の言葉があります。 「僕は夢は買いません。投資先の会社の明日なんて、実際にはその会社の社長にだってわからないからです。 僕も半世紀近く経営者をしてきたから言えることですが、本当に確実なのは、今現在、会社がどのような状況にあるかという点だけです。将来のことなど誰にもわかりません。だからぼくは直近のバランスシートだけを見て投資しています。」
竹田氏といえば、いつもニコニコしていて、投資先の経営者に感謝状を送ったり、”お菓子の城”なんてのを作ったり、自分と同じ日に生まれた赤ちゃんに純金のメダルを贈ったりと、いかにも”鷹揚な大旦那”ってイメージがあったんですが、実際の投資に関してはかなりシビアなモノの見方をしているように感じます。上の発言を見る限り、「日本のバフェット」と呼ばれている竹田氏の、実際の投資方法は、典型的なグレアム流の古典派バリュー投資という感じがします。バフェットと似ているところといえば、自分の投資法について本を書いていないこと、限りなく事業家に近い資質を持った投資家であることといった点だけではないでしょうか。 ちなみに、改めて四季報CD-ROM(新春号)で竹田翁銘柄を検索したところ117銘柄となっていました。私のPF内にも竹田翁銘柄が3銘柄あり、過去に売却した銘柄の中にも2銘柄あります。四季報スクリーニングで引っかかる銘柄の中にもよく竹田翁銘柄が入っており、竹田氏が大株主と言うだけでなんとなく安心して買付けできます。 また、本の内容としてはオマケになるのでしょうが、巻末に四季報CD-ROMのスクリーニング条件式が幾つか出ています。その中で財務格付けの条件式があるのですが、これだけでも本の値段分の価値があるのではないかと思います。
病院へ行ってきました。 この3週間は上海出張やら飲み会やらでかなり無理をしたので、発作が出るのではないかと思ってたんですが、案外大丈夫でした。多少は無理が利くようになったのかもしれません。しかし、仕事では無理したくないので、ここのところずっと残業拒否で定時に帰ってます。また、今年に入ってから、離人感・予期不安・発作の頻度が目に見えて減ってきています。 以上のことを医師と話し合った結果、通院は3週に1回から月に1回に減らすことになりました。飲む薬は今までと同じ、デプロメール3錠(朝・夜・寝る前)、デパスはしんどい時に随時(今は1日平均3~4錠)です。調子がいいようなら、デパスの量を自分で調整してもいいようです。 また、昨晩突然花粉症を発症したので、耳鼻科にも寄って抗アレルギー剤を貰ってきました。去年は花粉症の症状が出る前にこの薬で花粉症を抑えてたのですが、今年は発症が早くて間に合いませんでした。薬が効くようになるまで、しばらくは花粉症に苦しみそうです。
『バフェットとソロス 勝利の投資学』(マーク・ティアー著)読了。 この本、ラッキーなことに”タダ”で手に入れました。最近書籍費が掛かって仕方がないので、少しでも安く買うためにeBookoffの”入荷メール”に登録しておいて、入荷されたら即買うってパターンで投資本を購入していています。この本も最近やっと入荷になり、速攻で注文したところ(すぐに注文しないと誰かに取られるので・・・)、 ダイヤモンド社 「バフェットとソロス勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」につきまして、出荷検品工程において、一部品質の不良が確認されました。あいにく、良品の代替品のご用意ができないため、誠に勝手ながら、代金無償のサービス品として同梱させていただきます。
ということで、タダで貰っちゃいました。さすがに”品質不良品”と言うだけあって、本の状態は綺麗とはいえませんが、普通に読む分にはまったく問題ありません。eBookoff様、ありがとうございます。 内容や感想については、あちこちのブログで紹介されているので、私なりに内容を要約してみます。 1)市場は効率的ではない(市場は多くの”カモ”と一握りの”勝者”で成り立っている)。 2)勝者になるためには、人の意見を聞くのではなく自分で考えなければならない。 3)伝統的ファイナンスで言うところの”リスク”と、勝者(バフェットやソロス)の”リスク”はまったく違うものである。「リスクは自分のやっていることを理解できないことで生じる」(ウォーレン・バフェット) 4)自分の能力・知識・経験・性格に合った投資スタイル・基準・分野を持ち、決して、そこから逸脱してはいけない。投資(バフェット)であっても、投機(ソロス)であっても、自分の性格・知識・経験に合致した手法を用いれば勝者となれる。 5)これらを実践するためには長期間の修行が必要である(タイガーウッズが立てるようになってすぐにクラブを握ったように)。要は 自分で考えて、自分の手法で、自分の得意分野で稼げ。それ以外には手を出すな!ってことのようです。 また、この本では著名投資家の言葉が多く紹介されており、その出典も書かれているので、”自戒の言葉”のネタ元として使えそうです。
今週の売買 なし。 相変わらず運用資産額がジワジワと減少し続けています。まだ元本割れまでには余裕がありますが、純資産増額(含み益+確定利益)は年末時点の半分近くまで減少しました。まぁひたすら様子見しかないですね・・・。 今はひたすら財務・会計の勉強や投資本を読んで勉強する毎日です。また、ずっとE*Tradeだけを使って取引していたので、マネックスとカブドットコムに口座を開いて使い勝手をチェックしています。E*Tradeにはない逆指値や指値注文の有効期間の長さなど、よさそうな機能があるのですが、手数料が高い!現在の運用資金では売買手数料がパフォーマンスに大きな影響を与えるので、せっかく口座は開いたもののしばらくは放置することになりそうです。
8917 ファースト住建今日1Qの業績概要が出たので、ちょっと見てみました。 (1)事業内容及び特色 ミニ開発の戸建て分譲、1次取得者層が主要顧客、旧飯田建設加古川支店がのれん分けで独立。マンション分譲事業もやってたようですが、現在はほぼ撤退しており、事業内容は戸建住宅分譲のみになっています。前期の2回目の業績下方修正で株価が大幅に下落し、現在も株価は低迷したままです。 (2)基本データ ↑ちょと見にくいですが、クリックすると拡大画像が表示されます。 1Q業績の内容を見てみると、以下のような傾向になっています。 1)利益率の低下 粗利益率・営業利益率・経常利益率すべてが前年を下回っています。開示情報や四季報に指摘されている通り、価格競争により販売価格が低下しているようです。 2)棚卸資産 前期末時点の棚卸資産15,506百万円に対して、1Q終了時点の棚卸資産は15,389百万円と微減。1Qの売上高が9,606百万円ですので、数字だけを見れば前期末に残っていた棚卸資産はかなり減少したと考えていいと思います。今後も棚卸資産がこの水準で推移すれば問題ないでしょうが、前期の下方修正時のように売上高に対して棚卸資産の割合が増加するようであれば要注意です。 3)仕入債務 前期末時点の仕入債務10,669百万円に対して、1Q終了時点の棚卸資産は10,052百万円とこちらも微減。仕入債務の減少については、仕入債務の内容から、前期末工事未払金2,096百万円に対して1Q末工事未払金1,239百万円と減少しており、これが仕入債務の減少と原因となっています、前期末短期借入金6,581百万円に対して1Q末短期借入金6,705百万円と増加しているので、分譲用地の仕入は順調に進んでいると考えていいのではないかと思っています。 4)今期業績の進捗率 1Q末時点で、今期予想業績に対する売上高・利益の進捗率は24~23%となっています。さすがに今期の業績予想は慎重だろうと考えていますが、どうでしょうか・・・。 (3)各種指標(3/2終値) PER:8.8倍 PBR:2.11倍 PCFR:11.9倍 ※ PFCFR:52.52倍 ※ C/R:12.63% ※ (※)PCFR・PFCFR・C/Rの算出には独自の計算方法を採用しておりますのでご注意ください。また、それぞれの数値は「四季報CD-ROM」のデータから自動計算しておりますので、実際の数値とは若干のズレがある可能性があります。 (4)コメント 私が株式投資を始めて数ヶ月で、初めてストップ安を喰らった思い出の銘柄です。あれからもう半年が過ぎました。ってそんな思い出話はどうでも良くて、客観的に見て業績は回復基調にあり、株価はかなり割安だと考えています。株価が回復するのがいつかはわかりませんが、業績が順調に推移すればそれほど遅くないタイミングで一気に株価が上昇するのでは、と期待しています。
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