『「悪」と戦う』読了。前半を少し読んだまま1ヶ月近く放置していたものを昨日夜に一気読み。文章は平易なのであまり難しいことは考えずざっと読んでしまいました。で、読後感じたのはこの作品は『さようなら、ギャングたち』の続編的な位置付けなのかな?といったイメージでした。どちらにも自伝的な要素があって、『さようなら、ギャングたち』では青年期、『「悪」と戦う』では父親としての高橋源一郎が描かれているように感じます。『さようなら、ギャングたち』にも『「悪」と戦う』にも生まれてこなかった子どもが登場していますが、後者ではその後生まれてきた子どもたちが物語の軸になっており、生まれてこなかった(生まれてもすぐに亡くなった)子どもたち(「悪」)が壊そうとしている「世界」を、生まれてきた子どもたちがそれが本当に正しいのかと迷いつつ守るというというストーリーになっています。 私自身、この作品に登場するランちゃんと同じ年の息子がいるせいか、妙に感情移入して読んでしまいました。『さようなら、ギャングたち』を初めて読んだ時も恐らく私自身がこの小説に近い境遇にいたせいか、読後に今回と同じような感情を持ったことをよく憶えています。何が言いたいのか自分でもよく分からなくなってきましたが、『さようなら、ギャングたち』以来久々に心に残った作品でした。 いい小説を読むと言葉に出来ないいろいろな感情が生まれるのですが、同時にその気持を言葉に出来ないことにイラついてしまいます。でもやっぱりいい小説は面白い。ということで、『「悪」と戦う』、おすすめです。
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今読んでいる本はこれです。 特に感想とかはないです。ブログ更新の間が空きすぎて勝手に広告出されたので更新してみました。
少し前のエントリで「ボトムズ」のアクティックギアにハマっていると書いていたんですが、その後アクティックギアをほとんど集めてしまい、今はガンプラにハマっております。当初は1/200完成品モデルの” HCM Pro”シリーズを買っていたのですが、これもいつのまにか10数体に増殖。下の写真の通りとなっています。  下段が「ボトムズ」アクティックギア、上段が「ガンダム」HCM Proシリーズ。 で、最近は完成品に飽きてきて、初心者にも組み立て易いHGシリーズのガンプラをちょこちょこと作成しています。プラモデルを作るのは多分20年振りぐらいなのですが、今のガンプラはすごく進化してて、接着剤も要らないし、普通に組み立てるだけでほぼ塗装の必要もない程度に完成します。 最初にチャレンジしたのは「ザクI(旧ザク)」。部品数も少なく、すぐに組み上がりました。しかもよく動く!原作のポーズもちゃんと出来ます。  次にチャレンジしたのが「ザクII(量産型ザク)」。これもシンプルな作りで、簡単に作成できます。このザクを作成している最中に、「墨入れ」なる技を習得し、溝という溝に墨入れを施して楽しんでいます。  ジオンのMSばかり作るのも飽きたので、次は連邦の量産型MS「ジム」を作ってみました。これも部品数が少なく簡単に組み上がります。とても弱そうなところが気に入っています。  そして、このGW中に作成したのが本命の「ガンダム Ver.G30th」。30周年記念モデルということで、お台場に立っていたガンダムと同じデザインになっています。組み立ては簡単だったのですが、墨入れするとことが多くて完成まで3時間近くかかりました。また、このモデルの作成から専用マーカーペンを使った塗装にもチャレンジしています。写真ではわかりにくいのですが、本来はシールで再現する頭部を、細いマーカーペンを使って自分で塗装してみました。   次は全長375mm、1/48スケールのこれに挑戦する予定です。 (投資の話はどうなった・・・)
いつまで続けるつもりなのか、このシリーズ第3弾です。続々と買い増しを進めているので後数回分くらいのネタはあります。今回紹介するのは比較的新しいシリーズです。 AG-XX01 「ATM-09-ST スコープドッグ」(マーキング仕様) これで何機目になるのでしょうか。ノーマルスコープドッグです。ベースになっているのはAG-V01のノーマルスコープドッグ。それに細部のマーキングが施されているだけのバージョンです。他の違いは下の写真の通り、パイロットまで丁寧に塗装されています。  あとは、オプションとしてパラシュートザック、ラウンドムーバーなどの背負モノやソリッドシューター、ショートバレルのヘヴィマシンガンなども付属しているのでいろいろ武装を変えて遊べるようになってます。 AG-XX02 「ATN-09-STTC スコープドッグ・ターボカスタム」(スクラッチ仕様) 見ての通り傷だらけになってます。元はこんな感じでした。  銀色(グレー?)の部品の上に緑の塗装が施されているので、やすりを掛けると簡単に地のグレーが露出します。自分で好きなようにやすり掛けして遊べるようになっているのですが、腕や脚、装甲板などをすべて一旦取り外してやすり掛けをしていたらちょっとやり過ぎてしまい、迷彩仕様みたくなってしまいました。値段が安かったらもう一体購入してやり直したいのですが、結構高いし、あまり在庫も残ってないようなんですよね・・・。 次は最新のOVAであるペールゼン・ファイルズ仕様です。 AG-PF01 「ペールゼン・ファイルズ 01 渡河作戦」 同シリーズオープニングのダイバス河渡河作戦で登場するノーマルスコープドッグとATH-09-WPダイビングビートルのセットです。写真には出てませんが、スプリングボビンも付いてます。ダイビングビートルの方はともかくとして、スコープドッグは原作と武装が違います。理由は不明。原作通りのショートバレルではカッコが付かないからですかね。あと、ペールゼン・ファイルズ仕様のスコープドッグは下の写真の通り旧モデルと多少デティールが異なっています。  左が「ペールゼン・ファイルズ」モデル、右が旧モデル(AG-V01)。全体的に色目が薄目になっており、バイザーの色やアンテナの形、関節部分の塗装などなど、細かいところが変更されています。個人的にはペールゼン・ファイルズ仕様の色目の方が好きですね。 AG-PF02 「ペールゼン・ファイルズ 02 ガレアデ」 惑星ガレアデでの戦闘に登場したATのセットです。とは言いつつ、スコープドッグはAG-PF01の使い回しで、バックパックやミサイルポッドなどの武装も原作とは違っています。手抜きもいいところですね。同梱の地上戦型ファッティーはなかなかいい出来で、後ほど紹介しようと思っている単体バージョンの地上戦型ファッティーよりも落ち着いた色目で武装の種類も豊富です。 「ペールゼン・ファイルズ」シリーズはあと2種類あるのですが、値段が高かったり、まったく在庫が無かったりして入手が困難です。特に04は普通の店舗ではほぼ品切れで、ヤフオクで監視していますがなかなか出てきません。・・・と思って今アマゾンで調べてたらマーケットプレイスに出品されてました。でも高い・・・。
今回は株式投資とはまったく関係無いエントリです。というか、最近投資の記事なんてろくに書いていませんが・・・。ということで、キルヒアイスキーさんの 「毒ドリンク」シリーズをパクってしばらくボトムズ関連のエントリをUPしようと思っています。 最近ハマっているのがタカラトミーの「装甲騎兵ボトムズ」 アクティックギア。数年前の発売当初はスルーしていたのですが、最近試しに一つ買ってみたところ、とてもカッコよくて、金にモノを言わせて大人買いしています。本日現在で14体のアクティックギアがあるので、1体ずつ紹介していこうと思います。 AG-V01 「ATM-09-ST スコープドッグ」 一番初めに購入した一体。基本の基本ですね。発売は2005年。シンプルな機体でヘヴィマシンガンしか装備していません。そのヘヴィマシンガンもこの当時は塗装なしだったようです。 AG-V02 「ATM-09-ST スコープドッグ」(メルキア軍制式仕様) 内容は前述のノーマルスコープドッグと同じ。色が違う(メルキア仕様)だけです。あとはパラシュートザックが付属しているくらいです。これを作っている頃にはまだアクティックギアの作成に慣れていなくて、手首の交換時に部品を壊してしまったりしていました。 AG-V03 「ATM-09-GC ブルーテッシュドッグ」 原作のブルーテッシュドッグに比べると色が鮮やかすぎるような気がします。装備品が少なくて組み立てが楽でした。 AG-V04 「ATM-09-SA スコープドッグ」(通称スコープドッグII) 深緑単色でおもちゃっぽい印象です。ラウンドムーバーが付属していますが、写真では外しています。また、基本武装はソリッドシューターですが、本編の対ストライクドッグ戦仕様に武装を換装しています。 AG-V06 「ATH-Q64 ベルゼルガ」 ヘヴィー級ATのベルゼルガ。アクティックギアでもミッド級のスコープドッグよりひとまわり大きく再現されています。スコープドッグ系のアクティックギアに比べて自分で組み立てる部分が少なく、完成度も高くなっています。左腕のパイルバンカーがカッコいいです。 AG-V11 「ATM-09-STTC スコープドッグ・ターボカスタム」(『野望のルーツ』サンサ戦仕様) アクティックギアAG-Vシリーズの後期バージョン。ヘヴィマシンガンにもちゃんと彩色が施されています。右肩の赤い塗装がカッコいいレッドショルダー仕様です。初期のAG-V01「スコープドッグ」に比べると添付されている火器類が相当充実しているのですが、それを付けすぎるとポージングが制限されてぎこちなくなるのが欠点でしょうか。  足元のジェットローラーダッシュ機構も忠実に再現されており、バックパックには大量の補給物資を積んでいます。 今回はAG-Vシリーズのみ紹介。手持ちはこの6機だけですが、AG-Vシリーズは全16機種あり、プレミアムがついている機体も多いので、少しずつ収集していこうと思っています。以下の機体はまだアマゾンで買えます。
記事タイトルを見て卑猥な想像をした方は こちら へ(笑)。 最近息子のおもちゃについて、新製品などをいろいろ調べているうちに、 こんなサイトにたどり着き、ついつい懐かしさのあまりAmazonや楽天で在庫がないか検索しまくってしまいました。 どうしても欲しかったのが「ATM-09-ST スコープドッグ」でした。 楽天で低価格で在庫がある店を検索し、早速注文してしまいました。で、到着したのがこれです。  1/48サイズでお菓子のオマケレベルの大きさなんですが、なかなか精巧に出来ています。半完成品で、いくつかの部品は自分で組み立てる必要がありますが、昔のプラモデルほど面倒ではありませんでした。小さいのにギミックはしっかりしており、かなり柔軟なポージングも出来ます。  スコープドックの出来が思いのほか良かったので、調子に乗ってさらに追加注文したのがこの2体。 まずはサンサ編に登場した「ATM-09-SA スコープドッグII」。背中に背負ってるラウンドムーバーの組み立てに多少手こずりましたが、出来上がりはなかなかカッコいいです。  次はクメン編登場したヘビー級AT「ATH-Q64 ベルゼルガ」。こちらはほとんど完成状態で組み立てる部品が殆どなくすぐ出来上がりました。個人的にはクエント編でフィアナが乗っていた「ATH-Q58」の方が好きなのですが、さすがにそこまでマイナーな機体は発売されておらず、こちらで我慢。  スコープドックと同じ縮尺で再現されているので、並べて見るとその大きさがわかります。  ということで、久しぶりにおもちゃを入手して童心に帰った週末でした。今はこんな感じでPCの前に3体並べてニヤニヤしています。
最近読んだ本いろいろ。 統計はものすごく苦手なので勉強のために読んでみました。このエントリを書く数週間前に読んだので既に内容を忘れてしまいました。苦手な分野の本は読んでも身に付かないようです。 「家計の固定費を減らす」、「小さな節約より大きな無駄遣いを減らす」等については貯蓄の基本で我が家も実践しています。ただ、「住宅ローンを組まない」、「クレジットカードを使わない」については、その使い方さえ誤らなければ問題ないと考えていますので、今後も有効に利用しようと思っています。この本に書かれている、お金を貯めるための家計簿(P/L)も大切ですが、自分の資産状況(B/S)も合わせてしっかり把握しておけば、そうそう家計が破綻することは無いと考えています。 アンチ勝間本、ベストセラー(現時点でアマゾン書籍総合14位)ということで読んでみました。香山リカの本を読むのはこれが始めて。勝間的でない普通の人向けの本という位置付けなんでしょうが、なんとなく説得力がないような。「ダメな人生でもいいじゃん」ということであれば『 陰日向に咲く 』のほうがお勧めです。合理的な勝間女史と、情緒的な劇団ひとり、どちらが好きかと問われたら、私は劇団ひとりを選びます。香山リカはちょっと中途半端だったかな・・・。 橘玲の本で西原理恵子の脱税ネタについて触れられていたので、現物の漫画がどんなものか気になって図書館から借りてきました。ついでに他の「できるかな」シリーズ全巻も借りて読んでみたのですが、この巻が一番良かったです。脱税編はもちろん、同巻に収録されているホステス編もかなり面白い。登場人物では高須クリニック院長がお気に入りです。西原理恵子もすごいのですが、この人もほんと すごい。 他にも何冊か読んだような気がするのですが、もう忘れてしまいました。こんな感じで適当に乱読しているので、『ブラック・スワン』がなかなか読み進められません。
『ウォーク・ドント・ラン』、すでに絶版していてアマゾンのマーケットプレイスでは法外な値段が付いていたので、図書館で借りてきました。もう二度とはあり得ないであろう、村上龍と村上春樹の対談集。表紙直後に龍と春樹の写真があるんですが、いやー、二人とも若いわ。 対談の内容はところどころ微妙に噛み合ってない感じなんですが、お互い相手を高評価してて、でもって、互いの本質的な資質を良く見抜いています。また、互いの家族(奥さん)の話がいろいろでてきて興味深いです。2人とも「かみさんが僕の小説読んでくれない」とか、かみさんに「おもしろくない」といわれるとか、今では絶対にありえないような発言をしていて、なかなか楽しいです。 印象に残ったのは、村上龍がデビューした直後くらいにうつ病になっていたことや、村上春樹がやたら饒舌なところでした(私の中では村上春樹は寡黙な人)。まぁ、なんというか、2人の青春のひとコマって感じでしょうか。そういうことで、復刊は絶対になさそうな本です。無理やりなまとめですが。 ちなみに、最近村上龍の初期の作品が新装版になって出てます。活字が大きくなって読みやすい。『コインロッカー・ベイビーズ』も一冊にまとまってるし。お薦めです。 ちなみに、村上春樹の『1Q84』は未読。まだ購入もしてないです。
『無趣味のすすめ』読了。購入せずに図書館から借りてきました。 アマゾンの書評でも書かれていましたが、字がデカイ。厚さと値段の割りに活字量はとても少ないです。ということで、購入するのはちょっともったいないでしょうか。文庫で500円くらいなら買ってもいいですけど。 内容はいつもの村上龍のエッセイとほとんど同じ。なのですが、私は惰性でつい読みたくなってしまいます。面白かったのは、村上龍の村上春樹に関する記述。 わたしはよく村上春樹さんとライバルだと言われる。春樹さんの作品と、海外での高い人気には常に敬意を払っているが、別にライバルとは思わない。春樹さんもたぶん同じ思いだろう。 村上春樹のWikiの記述によると、 村上龍は学生時代、村上春樹の経営する「ピーター・キャット」に通っており、デビュー前からの顔見知りであった。初期には互いのエッセイで頻繁に言及しあっており、1981年には対談集『ウォーク・ドント・ラン』を出版している。以前は猫を譲ったりするような間柄であった。
とのことで2人は古くからの面識があったようですが、現時点で村上春樹が村上龍をどう評価しているのか気になります。2人の対談集も読んでみたくなって アマゾンで検索したのですが、アホみたいな価格が付いています。 あと、このエッセイ集の中で、バフェットの名前が出てくるくだりがあります。村上龍の最近の活動からすれば、バフェットの名は普通に出てきておかしくないと思うのですが、村上龍の文章でバフェットの名前が出てきたのはこれが初めてのような気がします(すべでの文章に目を通しているわけではないので間違えているかもしれませんが)。
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